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52 ニコラと決闘

俺とニコラは今決闘場にいる。戦いを回避するつもりだったか

「エリナを守るには強さも必要だな」

エリナの父親に言われ結局戦うことになってしまった。

あいつ俺を事故に見せかけて殺すつもりだろう。俺はそんなことを考えながらウォーミングアップをしていた。武器はデノムを使う。まあ、契約だけじゃ誰も俺のことを魔法少女なんて疑わないだろう。

世の中何を勘違いしたんだか、男は魔法、魔術が使えないみたいな考えになっている。実際は魔具が使えないだけで魔法、魔術は使える・・・膨大な魔力が必要なだけでな。

俺はデノムを掴むと決闘場に立った。

「行くよ、デノム。」

「おお、相棒」

剣を構え、集中する。神経が鋭くなる感じだ。相手の動き一つ一つがしっかりと見えるようになる。

「この決闘の立会人兼審判を勤めさせてもらうのは暗崎 祥子、蒼井・ジダーノ・ケフィウスでよろしいか、双方。・・・今回は変則ルールでアブノール・ニコラに防がれないで一撃を加えたら神崎 結城の勝利とさせてもらいます。それ以外はいつもどうりで」

祥子さんが聞いてくる。

「お願いします。」

「かまわないよ。」

ニコラの体から魔力が溢れる。

「それでは、始め!!」

祥子さんの声で戦いの幕が切って落とされた。





「来たれ、デスサイズ!!」

ニコラの手に禍々しい鎌が出現する。ニコラは素早く動き俺を殺そうとする。

俺はデノムで防ぐ。

(吸収されないってことは武器召喚か。)

力も早さもこの状態じゃニコラのほうが上だ。俺は素早いニコラの攻撃を防ぎながら押されてるように装った。

ニコラの目に歓喜が浮かぶ。

「ほらほらどうしちゃったの。」

俺に最後の一撃を食らわせようとニコラが鎌を振るった。俺はデノムから手を離し拳をニコラに向けた。

ニコラは俺の攻撃を捨て身だと考え勝ちを確信したようで、俺に鎌を振るおうとしたが振るえなかった。

デノムが鎌を止めているのだ。このことに気づいたニコラだがもう遅い。俺の拳はニコラの顔面を捉えていた。

「吹っ飛べ。」

俺の呟きとともにニコラは吹っ飛ばされる。

ニコラの手にはデスサイズはもうなかった。

「俺の勝ちだな。」

俺はそう言ってニコラを見た。

ニコラは立ち上がることができなおかつまだ戦うことが出来たがルール上俺の勝ちだ。

俺が決闘場から降りようとしたら

「待て、今のはなしだ卑怯だぞ!!」

ニコラがそんなたわけごとを言っていた。

「どこがだ?」

「意思持つウィルブレードなんて聞いてないぞ。」

「あんたは殺し合いをしている中でもそう言うのか?相手は待っちゃくれない」

俺の言葉にニコラが口をつぐむ。

俺はこれで終わったと思い出て行こうとした。




「認めないぞ!!こんなことは。」

俺が後ろを振り向くとニコラは胸ポケットから何かを出し、口に含んだ。

「もういい、殺してやる。」

その瞬間魔力が飛び散るが祥子さんの結界に弾かれ天井を破壊し、決闘場に亀裂が入った。天井が祥子さんやエリナの父親を生き埋めにした。

ニコラの全身からとんでもない量の魔力が放出され筋肉が盛り上がる。

「これで勝てる・・・死ね。」

そういった途端ニコラは俺の目に前にきた。

「なっ」

ニコラのパンチが入り俺を壁のほうに飛ばした。

壁に当たって土ぼこりが舞う。


「結城先輩!!」

エリナが叫ぶが

「死んだよ」





「誰が死んだって」

俺がそう言って土ぼこりから出てニコラに魔力玉を放つ。

俺の全身は真紅色の鎧に覆われていた。

自信満々に出てきたが

(あっぶねー、いちよう自分から後方に飛んでパンチの威力を流したがもう少しグラドを召喚するのが遅れていたら死んでな。)

(主、大丈夫か?)

(まあ、なんとかな。アバラ何本かいったが。)

(・・・・)

(なんだその沈黙。)

(なんでもない。今回は二十分程度だぞ。)

(それだけあれば十分だ!!)


「さあ、来い!!」



次回は主人公をチート性能にしてみたいと思います。

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