49
遅くなってすいません。
忙しかったので
次の朝、俺が起きると
「何だこれは・・・」
追い出したはずの二人がいつの間にか俺のベットに戻っていた。
「まあ、いいか」
俺は静かにベットから出て着替え始める。俺が着替え終わる頃、雪菜が起きた。
「雪菜、リーゼ起こして着替えるように言っておいて。」
俺はそう言って部屋から着替え終わるまで外に出た。
今日もいつもどうり始まって終わると思っていたが、今日絶望が降ってきた。
「どうしよう」
雪菜が真っ青な顔で聞いてくる。
「分からない、これはどうしようもない。今からしたって・・・」
「わかんないよ。今からやればまだ」
雪菜が言うが
「無理だ。いまさら間に合わない!!」
俺は覚悟を決めるしかないと悟る。
「そんな。」
俺は雪菜の肩に手を置いて
「だって明日がテストの日なんだぞ。」
そう明日は定期テストの日だった。もちろん事前に知らせは来るが俺たちは何だかんだで忙しくてテストの存在を忘れていた。
そして気づいたのが今日。テスト前日。周りが休み時間まで勉強しているのに気づき、予定を見てみると明日がテストだ。
俺は全然勉強なんてしてない。このままじゃ、鮮やかな点数だらけになってしまう。
俺と雪菜は昼の時間まで削ってテスト勉強に勤しむしかなかった。
「どうしよう、寝てて書いてない場所が。」
雪菜はそう言って問題集と教科書とノートとにらめっこしている。そういえば魔法少女の訓練が大変で居眠りをしていたことを思い出す。
俺も問題を解けないと思ったが
(あれ、何かこれ覚えがある。)
俺はなんだかんだで問題が解けてしまう。たりないところもあるが教科書とノートを見るだけで解き方を思い出した。俺は居眠りできなかったから、寝ないように真剣に授業を受けていたから。
俺たちの勉強は徹夜で行われた。ちなみにリーゼはテスト免除である。そりゃーそうさまったく勉強してないんだから・・・・・うらやましい!!
そして当日俺は戦い(テスト)に挑んだ。
・・・・
そして五日後
「終わった~」
俺たちは戦いに抜いた。化学や生物や国語は何とかなった。英語と美術は死んだ。
赤点ぎりぎりだろうな。俺はけして中学時代の点数は良かったわけではない。ほとんどの授業は居眠りしていたから。ちなみに雪菜はそこそこの点数を取っていた。
これで清々はしたな。
・・・俺はテストが返却される日なんてなかったことにした。・・・脳内で




