表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/120

42

ここはどこだ?

俺が自分の意識が覚醒したとき周りが暗くよく分からなかったが自分の体はしっかり見える。ただ水の中にいるような感覚だ。

ここはね簡単に言うとあの世とこの世の境みたいなところ。

そんな言葉が頭の中で響く。

「誰だ?」

俺がそう言って周りを見るといきなり真っ白い世界に変わり、椅子が二つとテーブルが出てきた。

「あ、あ~ うんちゃんと声が出るね。」

そう言っていつの間にか椅子に座って発声練習見たいな事ををしている女がいた。

女は黒髪の長髪で顔が・・・・

(何で魔法少女の俺の姿が!!)

そう、紛れもなく魔法少女のときの俺の姿だ。

「あれはもともと私の姿だもん」

頭の中で思った疑問に答えてくる。

(こいつ心が読めるのか?)

「ん~心がくっ付いていて分かるってだけだよ。そんなところに立っていないでここの座ってよ。お兄ちゃん」

俺はしぶしぶ椅子に座った。

「聞きたいことがあるんだが。」

「なあにお兄ちゃん?」

頬ずえ付いて楽しそうに俺と会話をする。

「これは夢か?」

「違うよ、ここはさっき言ったようにあの世よこの世の狭間で、私たちの精神世界。」

「何であの世とこの世の狭間で精神世界なんだ?」

俺が尋ねると

「人間の精神の深いところはあの世と繋がってるからよ、お兄ちゃん。便宜状そういっただけ」

「そもそもここが精神世界だって証明は?」

俺が疑り深く聞くと

「何か想像してみれば。」

俺はそういわれて羊羹を二つ想像した。

テーブルの目の前に羊羹が二つ出てきた。

「そういえばお兄ちゃんは和菓子好きだったよね」

そう言って羊羹を食べ始める。

「お前は何のために俺の前に出て来たんだ。」

俺が尋ねると女が真面目になって

「あなたが所持している魔王の力について。抹消魔法と呼ばれてるけど。」

「また、魔王か・・・」

俺はため息を付いた。

「それで」

俺は先を促した。

「これ以上使っちゃだめ、精神が侵食されてく。」

「侵食されるとどうなる?」

「自我がなくなって、魔王と入れ替わるの。」

「その魔王とやらは何なんだ?魔王になるとどんなことが起こる?」

俺がそう聞くと

「魔王って言うのは、かつてこの世界にいた神様が今の神様に追い出されたの。で今いる神様を殺してこの世界に戻ってくるためのシステムみたいなものかな。で魔王になるとひたすら強くなって神を殺そうとするの。」

そう言っていつの間にか出現したお茶を飲んでいる。

「神とは何だ?」

「神は人間よりもすごい力を持っている人間かな。ごめんね、詳しく神のことは見れなかったの。」

「どういうことだ?」

「見れる情報にランクがあって、ランクに達しないと見れないの。」

そういって申し訳なそうに言ってくる。

「これが一番重要な質問だ。」

「なあに、お兄ちゃん。」

「何で俺のことをお兄ちゃんと呼ぶんだ!!。俺に妹なんていないぞ。」

「それはね、あたしが・た・・い・・・・・・よ」

いきなり言葉にノイズが走る。

「おいなんていってるんだ。」

俺の頭の中に声が響く。

ごめんね。お兄ちゃん。妨害が入った。お話はまた今度ね。

「おいちょっと待てよ」

俺はそこから引きずりだされた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ