３９
サブタイトルの考えるのが面倒になったので番号にしてみました。
「リーゼ、大丈夫？」
俺はそうリーゼに叫んだ。リーゼは体を拘束されていて、身動きが取れない状態。
「お姉ちゃんを、お姉ちゃんを助けて！！」
リーゼがなきながら叫んだ。エリは装置に埋め込まれていて気を失っているようだった。俺は長髪の女を睨んで背中から剣を抜く。
「あなたは誰？」
雪菜が警戒心バリバリで燃え盛る剣を構えながら聞く。女は芝居ががった態度で
「私は防衛部隊隊長、東間 皐と申します。」
そう言って腰を折った。
「東間 皐って！！」
湯野が驚いたような声をあげた。
「誰ですの？」
久留巳が湯野に聞く。
「何で知らないの！！東間 皐って政府に魔法少女の情報を流した代表格。魔物嫌いとかなり強いことで有名なの。」
湯野は最初は調子よく話していたが後からだんだん勢いが衰えていった。
「そんなに強いんですの？」
「ええ、うわさだと誰も全盛期のあの人を傷つけることができなかった魔物も魔法少女も・・・」
「アムド化の能力は分かってるの？」
俺が聞くと湯野は首を横に振る。
「ごめんなさい。分からないわ。」
「そっか、じゃあまずは相手の能力を確かめるところからはじめるしかないか。」
雪菜はそう言って思いっきり剣を振った。
「フレイムウエーブ！！」
雪菜の剣筋に合わせるように炎が飛んでいく。
「万年の盾よ、我を守りたまえ。」
東間 皐はそう言ってアムド化をした。体全体を緑色に覆われて盾が出現する。
飛んでいった炎が盾に当たった瞬間雪菜めがけて帰ってきた。
「へ？」
雪菜が間抜けな声をだす。
「避けろ、全員。」
俺はそう叫んでばらばらに飛んだ。無事全員避けたようだが
「雪菜いきなり攻撃するな！！危ないでしょう！！」
俺は叫ばずにいられなかった、この馬鹿はいったい何を考えてるんだ。
「先手必勝って言うじゃない。」
「あなただけのときにして、私たちまで巻き込まないでよ。」
そう言いながら俺は銃を向けてフルオート。
銃弾は盾に当たると跳ね返ってきた。
（反射する盾かな。たぶん盾がないところから攻撃してどうにかするしかないかな。）
俺がそんなふうに相手を攻略することを考えて
「とりあえず、盾の死角から攻撃するしかないかな。接近戦はするな、反射されたら避けられないから」
俺はそう言って死角からの攻撃をするよう指示を出して銃をフルオート。
雪菜はさっきと同じ技を出す。湯野はミニガンともに三個のファングを出して一斉攻撃。留美は接近戦専門、久留巳は駒を使うがあんな物が飛んできたら面倒だ、エリナは回復専門なので待機。
あたりは土ぼこりで視界を遮る。
