リベンジ
俺は遠山 浩二とグランドにいた。俺はアムド化を済ませて対峙していた。
この前と同じで隙がない。あわよくば移動している最中に攻撃して再起不能にしたかったんだが。
(くっそ、この前の戦いで手持ちのカードすべて見せてしまったからな)
俺は背中から剣一本を抜き、片手に銃を構えたが、相手は余裕な態度で近づき始め。
俺は銃をフルオートで撃ち尽くすまで撃って剣で切りかかった。
相手は
「イマジネーション 雷帝」
そう言って全弾避けたが、俺はすでに懐に潜り込んで剣で切り払おうとした。しかし
「イマジネーション 魔法破壊」
そういった瞬間右腕の手刀で剣が折られた。
「なっ!?」
俺は一瞬思考が追いつかなくなってしまい、俺はその隙に蹴り飛ばされた。
「ごっほ。」
「どうだ、お得意の魔法が壊されたのは?」
遠山 浩二はなんていってくるもんで俺は
「・・・お前の能力は一度に一つの能力しか使えないな。」
俺はそう断言すると苦虫を噛み潰したような顔になった。
「・・・いつ、気づいた。」
俺は会話をして時間稼ぎをして作戦を考えることに集中する。
「そうね、あなたが使ってる雷の能力が発動していたなら私を蹴り飛ばしたらもっとすごいことになっていたわ。だけどそうならいという事はやっぱり一度に使えるのは一つ見たいね。それにもう一つ分かったことがあるわ。」
俺のこの会話にあいつが乗るかは賭けだった。
「なんだ?」
「あなたの能力は思い込み・・・あなたは呪文みたいに能力の名称を言って自己暗示を使わないと発動しない不安定なもの。」
俺はそう言って相手を見る。
「くくく、すばらしいなそこまで見抜くなんて、殺すのが惜しいな。」
「本気で思ってるならやめてくれない。」
「すまないそうも行かないのでな。」
そう言って
「イマジネーション雷帝」
俺に向かって猛スピードで迫ってきた。
俺は戦う場所を変えるために体育館に向かって走った。
「ハアハア」
俺は現在体育館中で休憩中ここに入るなりスモークをかけて姿を眩ませて逃げた。
俺はある仕掛けをして今休憩中だ。
「ここのいたか」
そう言って体育科の中に入ってきた。
「どうだった。私のトラップは?」
「子供だましだな、足止めにしかならない。」
(くっそあれで足止めかよ。)
その時の様子を少し見たがほとんど能力で無効化されていた。
「言ったはずだぞ。俺には魔法破壊がある。・・・イマジネーション雷帝」
遠山 浩二はそう言って飛び込んできた。
(いまだ!!)
俺はトラップを発動させて横から大木が飛んできた。
ちなみにこのトラップは魔方陣で作ったものだ。
これが決まれば俺の勝ちだ。
「惜しかったね」
俺がそういった。
俺の上に男の血が落ちた。
「ああ確かに惜しかったな。」
こいつは直前に気づいて魔法破壊を発動させた。だが中途半端に発動したためか完全に消せなくて傷を負っていた。
俺は完全にマウントポジションを取られ。
咄嗟に銃を向けたが魔法破壊で銃を消され武器がない。
しかも右手で両手を押さえられ、魔法も発動しない。
「これで終わりだ。」
男は床の板をはがし俺にのしかかり俺を刺そうとした。
血を出したのは男のほうだった。腹から剣が出ていた。
「なんで?」
男は俺から離れて剣を抜いた。
「天井だ。」
俺がそう言うと男は天井をみた。そこには俺が書いた魔法陣があった。
「それは対象物をただ止めておくだけの魔法。お前が私のが魔法を使えないようにしたため、魔方陣に魔力が供給されないで落ちた。」
そう俺は剣を天井から止めていてただそれが落ちて男に刺さっただけだ。
「俺の能力で消されるとは思わなかったのか?」
「お前は魔法破壊を使うとき右腕でしか消してなかった。たぶんそれは思い込みが必要だ。たぶんお前の能力はアニメが元だろ?」
俺はそれを調べるためにマジックトラップを使った。
「オタクぐらいしか分からないと思ったんだが。」
男は何らかの薬で体を治癒したが。
「おとなしくつかまれ。」
男は俺と戦おうとしたけど、
「無理だ。傷口を閉じただけで体力が回復したわけじゃないだろ。」
男は苦笑して
「そのとおりだな、・・・・・・・・・・・・・」
男が急に黙った。
「おい、」
返事がない、ただの屍のようだ。
なんてことはなくいきなり姿を消え始めた。
「なっ」
「一言いいか・・・俺は集中すれば能力を言わなくても使えるのだよ」
男はそう言って笑いながら消えた。
「・・・・」
俺は何も言うことができなかった。自分の失敗で取り逃がしてしまった。嫌気がさす。
いや言うことができることがあった。それは
「しんど~~」
俺はそう言って寝転がった。




