召喚魔法、契約魔法
センター試験終わったぞ!!
次の朝学校に行って、授業を受けたのはいいんだが・・・・
(眠い・・・)
授業中眠気に襲われる。もし寝てしまったら俺が男だってばれる絶対に寝る訳にいかない。
俺は起きているために手を動かして先生の言葉や黒板を必死に書きとめた。
昼休みになって、やっと気が抜けた。
「結城、留美ちゃんカフェ行こ」
「今行く」
「はい」
お昼を食べてると、昨日言った通り湯野が来た。
「何のよう?」
雪菜が警戒心バリバリで構えていると湯野がもじもじしながら
「その、昨日のことを・・・その謝りに・・・ごめんなさい」
雪菜が驚いていた。
「雪菜、何を驚いているんだ。」
「え、だって私の人生経験上こういうタイプはプライドが高くて謝りにこないかと・・・」
「あたしだって、約束ぐらい守ります!!失礼な」
「ご、ごめん悪かったわ。」
「ところで、結城」
「何?」
「あたしとバトル中に使った刀って何?」
「あれは・・・・」
説明し終わるころには食べ終わっていた。
「それじゃね、湯野」
「うん、じゃあね」
そんなところを雪菜がじと目で見てくる。
「なに雪菜」
「何であんなに仲いいの笹川先輩と何か合ったの?」
「そうだったか、留美」
「えーと、主に笹川先輩が楽しそうに見えました。」
「そうなんだ」
「ねえ、あたしの質問は?」
「雪菜、人は誰もが人に聞かれないことがあるんだ」
俺はそう言って雪菜の質問を無視してトレイを片付けて、そこから逃げた。
・・・・この後、どうしよう
俺は教室に戻ったら戻ったらで、昨日の戦いや剣について聞かれまくられた。
(疲れる・・・)
俺はさっさと授業が始まることを祈った。
すべての前半授業は終わり後半授業だ。
「まず、最初に魔具とは魔力を物質化するのを手伝ってくれる道具だ。いまだにこれがどうして女性にしか使えないかは不明だ。また魔法を使うことは魔力以外に精神も使う。使いすぎて廃人にならないよう注意してくれ。」
魔法少女の魔具ついての授業。
「また、魔具の色は自分の力の属性を表していることが多い。赤色なら火などのように・・またそれ以外に治癒能力や召喚魔法、支援魔法を使えるものもいる。」
「先生、雪菜さんが使っていた剣も召喚魔法に入るんですの?」
質問したのは短髪の眼鏡の優等生とお嬢様を足したような女の子だった。
「神崎さんのは違います。あれは契約召喚ですね。魔法は使っていないです。」
「召喚魔法と契約召喚の違いはなんですの」
「召喚魔法は自分の魔力を消費して召喚する。自分の指示通りに動きます。また自分が強くなれば召喚したものも強くなります。捨て駒にしても大丈夫です。しかし、魔力がなければ召喚できません。・・・契約魔法は自分がいかに魔力がなくても、魔物が召喚に応じてさえいれば召喚できます。自分で考えて行動してくれますし、自分が気を失っても消えることはありません。しかし生きているので殺されればそれまでです。また、自分がいかに弱くても魔物が契約に応じてくれれば強い力を手に入れられます。これをサモナーと言います。もう一つあるのがフィジカルサモナーです。それは魔物の力を自分に付与することができます。まあ、これぐらいですかね。」
「そうですか、ちなみに契約は何をするのが一般的ですか?」
「そうですね・・・血の交換、キス、魔物が個人的に主にしたくなったり、いけにえなどですかね。神崎さんあなたは何をしましたか。」
「私はデノムと戦って、勝ったらあなたの相棒にしてくださいと言われて・・・」
「そうですか・・・」
あれ、何か先生あきれてるのか・・・?
鐘が鳴って、授業が終わった。




