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117 最後に

最終回

スペルとの戦いが終わって、町の復興に政府は取り掛かっている。天使と戦う準備をしていた日本以外はかなりの被害が出たようだ。そして大半の魔法少女が殺されたらしい。政府と魔法少女機関は取引をして、魔物から人間を守る武力を外に輸出して利益を得ることが目的のようだ。だから今回は政府から追及は無いそうだ。そして魔法は兵器に入らないので堂々と外に出せるのだ。まあ、なんだかんだであったわけだ。黒沢たちのこともうやむやになったらしい。





そして今、俺は祥子さんに会いに来た。

「どうしたのボウヤ?」

祥子さんは椅子に座て足を組みながら聞いてくる。

「聞きたいことがあってね」

「何を聞きたいのボウヤ?」

祥子さんの目がきらりと光る。

「祥子さんは今回の天使の襲撃を予期してたんじゃないの?」

そうなのだ、祥子さんは天使の力を防ぐ魔法を開発をして、大量の魔法陣が配られた。そしてこの準備の早さ考えてみると前もって準備していたとしか思えなのだ。

「いいえ、予期はしていなかったわ」

そう言って首を振った。

「でもスペルは殺そうと思っていたわ」

「どういう事だ?」

何で神の名前を知っているんだ祥子さんは?!。俺は内心の動揺を悟らせないように聞いた。

「祥子さんはクリエを知ってるのか?」

「ええ、私はクリエの奥さんの従者をやっていたの」

俺は驚いて声も出なくなってしまった。

「……祥子さんもしかして、この魔法少女機関設立したのも」

「ええ、それは500年ぐらい前の私よ。スペルを殺すために」

じゃあ、もしかして

「それって何回も転生してるってことですか?」

「ええ、そうよ」

俺は壁に寄りかかった。

「じゃあ、もしかして魔具は」

「私が管理してるわ。そして魔法少女機関を作ったのは神を殺すために作ったの」

そう言って祥子さんはお茶を一杯飲んだ。

前もって神との戦いを準備をしていたから魔法陣があったのか。

「それにしても、テンションブーストを持っているなんてね」

そう言って祥子さんは笑った。

「何がおかしいんですか?」

「それはね、もともと私が持っていたスキルなのよ。私がスペルに殺されたときに魂から離れたスキルを持った少年が神殺しなんてね。なんだか運命を感じるわね」

俺は頭を抱えたくなった。祥子さんは色々と謎を持っていると思ったけどこんなとんでもない秘密とは思いもしなかった。

「ありがとう、ボウヤ。クリエを助けてくれて」

「どういたしまして、と言えばいいかな」

俺と祥子さん会話はそこで終わった。





そして十年後、俺は雪菜たちと結婚していた。

え?たちってなんだって?

クリエが一夫多妻制を復活させたのだ。これは俺も予想外だった。てっきり俺以外の思い人を見つけるの手伝うかと思ったのだが。

この提案をした政治家は大いに批判を呼んだが、批判をした人たちに

「じゃあ、あなたたちは少子化を打開しようと子供を何人生みました。何もしてない人文句を言われる筋合いはないと思うのだが」

その言葉で全員が黙ってしまった。全員子供の人数が一人や二人ましてはいないのだからだ。

まあ、これには色々と制約が付いて、一夫多妻制が復活したのだ。まあ、一人の妻に子供は三人は産むことや妻を平等に愛するなどなど。

まあ、キリスト教が一夫多妻制の元だったのだが、神が実際に現れてとんでもない者だと分かってからは教会は権威を失った。

そして俺は雪菜、湯野、リーゼ、エリナと無事結婚し、俺は魔法少女の警備下会社に入り、雪菜は今は子供の面倒を見ている。湯野は学校の先生をやっている魔法少女の先生と兼任だ。リーゼは魔物との外交官みたいなことをしている。エリナは今は妊婦さんだ。



俺は今すごく幸せだぜ。黒金師匠。

あとがきみたいな物


いや~長かったけど無事終わらせることができました。どうでしたか?自分は恋愛描写などがあまりに得意じゃなくていろいろひどく雑な者になってしまったと、少し後悔してます。

最初の構想だとハーレムにする気はなかったんですけどね。主人公も殺すつもりでした(笑)

エリとリーゼも二人とも殺すつもりでリーゼもヒロインにする気はなかったですけどね。まあ、途中から入れてみよと思いまして。


まあ、この辺で今まで読んでくださった皆さんありがとございました!!


そして次作品は『猫に転生を望んだものです』では今作はこれで

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