113 ウリエルの最後
俺は体が完成すると魂を体の中に入れた。体を動かして調子を確かめ、問題が無いことを確認した。
「ほら、これを持って行け」
それは俺が持っていた魔具と似ていたが。俺が持つとオレンジ色になった。
「これは?」
「俺の体で作った魔具だ。これでアムド化できるはずだ」
俺の体の中には俺自身の力とクリエの力が混ざり合っていた。クリエの力に反応してアムド化できるのだろう。俺の目の前にクラックが開いた。
「よろしく頼むの」
俺はその言葉を背にすぐにクラックから抜けると、俺の目の前に朝比奈さんが天使と戦っていた。
天使が攻撃のためをした瞬間俺は足に力を入れて、魔具を刀にし天使の腕を斬った。俺はそんなとより自分の身体スペックにびっくりだった。アムド化してないのに、それ以上の力が出ている。さすが神と呼ばれた者が作った体だ。
「二度も師匠を殺させるか」
俺はそう言って刀に付いた血を飛ばすように刀を振るった。
「朝比奈さん、間に合いましたか?」
「ええ、ばっちりよ結城」
俺はそんな言葉に笑みを浮かべる。そんな楽しい気分をぶち壊す叫び声
「わたくしの腕ーーーーー!!」
天使は地面に落ちた手に近づくが、両腕無いのでどうすること出来ない。
「貴様ーーーーー!!何も」
俺は何かされる前に首を飛ばした。自爆なんてされたら目も当てられない。俺は朝比奈さんの方に振り返って
「もう、大丈夫ですね」
「ええ、ありがとう結城」
ほっとしたようね顔で笑う朝比奈さん。
「雪菜たちがどこに?」
「あっちよ」
俺は指さされた方に向かって走った。
雪菜視点
あたしたちは天使と対峙している。いちようウリエルを倒す算段は付いた。リーゼちゃんには仕込みをしてもらうためにエリナちゃんとルークと一緒に下がってもらっている。攻撃はあたしと湯野ですることになる。
湯野に後ろから援護してもらってウリエルが光の槍を作れないようにしてもらい、あたしは攻撃がずれるように見せて攻撃してるのだがよく見らえるとやはりばれてしまって攻撃が当たらない。
「見切りました」
そんな言葉と同時に何度目かのあたしの攻撃がずれされて真正面ががら空きになってしまった。
しまった!!
もう遅い湯野の援護はあたしが邪魔で出来な状態だ。
「させませんわ」
久留巳ちゃんのポーンが天使に攻撃を仕掛けるが
「邪魔です」
そんな一言でこのすきに作られた光の槍で壊されてしまう。時間差を置いて久留巳ちゃんがウリエルに抱き着く。
「何がしたいんですか?」
天使は困惑気味に聞く。
「ひ・み・つですわ。」
天使の背中にお札を貼る。
「キャスリング!!」
そう言って久留巳ちゃんの代わりにルークが抱き着く。
「今ですわ!!」
久留巳ちゃんの言葉でリーゼちゃんが
「炎の魔神 エフリート我の願いを聞き敵を焼き尽くせ!!」
ウリエルに抱き着くルークから炎が巻き上がりウリエルを燃やす。ウリエルも咄嗟のことで障壁が出ていなかったようだ。これはエリナちゃんの攻撃で推測したのだ。天使の障壁はオートではなくマニュアルではないかと。
「障壁を出せばっ!!何ででない!!」
これは校長先生が作った天使の力を抑える魔法陣の効果ださっき久留巳ちゃんが貼ったのだ。
「小賢しい手をーーーーー!!」
燃やされながらウリエルのそんな言葉に湯野が
「心配しなくてもこれで最後よ」
湯野の手のは滅気怒がある。そして
「滅気怒------!!」
天使は吹き飛び、そして消えた。
湯野も気を失って倒れたようだ。




