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苑夜行御伽譚  作者: いづな
幕開けの逃走劇
3/8

苑夜行

 ニュースを見たり聞いたりしても、ほとんど実感が湧かないものばっかりで、自分には関係ないと思ってしまうほど身の回りに何も起きない平穏な日本になる一世紀以上前に宴夜行おとぎ話は作られた。



 宴夜行おとぎ話で『村』と記された場所はここ、紛れもなく日本にあった。政府はそこを『堕落苑』と呼んでいたらしい。名前の由来は後々話すから待っててくれ。


今から俺が主に話すのは堕落苑で生まれ育ち、崩壊に導いた一人の年端もいかない野郎について。



こいつはその中じゃあ稀な志を持った人間だったらしい―――。










2×54年。堕落苑アオヤギ第二公園、急降下滑り台下。



――――香水とシンナー、他にも酒や煙草の匂いが漂って鼻をくすぐる。


嗚呼、なんて欲求に満ち溢れた匂いなんだろう。それに手を伸ばしてしまえばきっと言葉に表せない程の快楽が味わえるんだろうね。

でも俺にとってはただ臭くて汚いだけのモノなんだよ。臭いを嗅ぐだけで今にも頭の中がマヒしてしまいそうだ。



罵声、悲鳴。他にも人を蹴り倒す音、ガラスが割れた音。


嗚呼、なんて感情任せな音だろう。

音を出してる本人たちは気晴らしだったり自己防衛の一つとしてやってるんだろうね。

でもその雑音を聴いている第三者としては非常に不快だ。


――それは気儘な少年が常に思っていること。


その思いは今更に増している。なぜなら気儘な少年は寝たくてたまらないのだ。それなのに大嫌いな臭いと雑音に遭遇してしまってはイライラが募るばかりで眠りを妨げるモノでしかない。


しかし少年はそれはいつもの事だと強く自分に言い聞かせ、そこらで拾った紙切れを一つ一つガムテープで繋ぎ合わせて大きなものにしたそれにくるまりながら眠りにつこうとした。


 が。イライラしたそのまた数分後、バン、バン、バン!!と近くから銃声が鳴り響いてきた。


…安眠妨害も良いとこだ。


せっかくウトウトとしていたのにきっかり目が醒めてしまった。


それから少しもしないうちに、銃声以外にも悲鳴や足音がどんどん酷くなってきてこちらに近づいて来るのが分かった。

勘弁してくれよと思いながら気儘な少年は、継ぎはぎの大きな紙を素早く折り畳み、数少ない所有物の入ったカバンに入れ、自分も撃たれてしまっては困るとその雑音がここにたどり着く前に公園を後にした。

今回はなんか前回、前々回よりもキレイに文章がまとまった気がする!!


作者の自己満足で終わった回…


以上です!

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