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蛹の殻  作者: アラdeathM
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「世界線のテロメラーゼ ~危機のリボ払い。約束の時が手ぶらで訪れる~」

前回、レニングラード攻防と申しましたがスターリングラード攻防戦です。

また、真珠湾はスターリングラード攻防戦後のようなことを申しましたが、

スターリングラード攻防戦の半年くらい前でした。大変失礼いたしました。


ただ、バルバロッサ作戦は、既に真珠湾の半年前から開始されていた

ようです・・・。



もう何も信用できない時代になりました。


コストプッシュ型とかスタグフレーションとかいうより、

信用溶解型(あるいは信用分解型)インフレです。


血が不足してしまったのでしょうか?時間(時代)の輸血が必要?


これまでのサイクル同様、次の信頼(覇権)が生じるのなら、


アメリカ帝国からAI帝国へのバトンタッチになるのでしょうが、


ジャングルの終わりでターザンのロープが降りてこないように、

もはや次の信頼が生じない場合には、覇権(信頼)にぶら下がる

ことはもうできませんので、サバンナへ降り立ち、適応できれば

新たな進化、できなければ滅亡するのでしょう。


AI帝国は中国が思い浮かびますが、

中国の試練は、少子化等の影響が顕著になる30年代

というより、通常は、その前の20年代になると思われ、

それは失われた30年を凝縮したような5年間になりそうです。


そもそもAI帝国自体が異質すぎて、

結局次の信頼は訪れずに終わるのではないか、

少なくともこれまでとは全く違うという気がします。


核の洗礼を通らずに行けるものとも思えません。


相互確証破壊や不拡散で永遠に保てるはずもなく、

核廃絶なんてことは、もっとありえないことです。

(論議する意味もない。むしろ弊害の方が大きい可能性も。

もちろん、本当にそんなことが起こりうるならそれに越した

ことはありませんが・・・。)


時間は沸点に達し、

時間の放熱には危機(悲劇)以外ないのでしょう。

放水時期を過ぎた山林火災のように、

燃え尽きるか、爆発(爆風)以外では鎮火しない・・・。


インフレ、高金利の時代とは、

未来と現在との間の圧力の上昇を意味します。

未来が膨らまず、コンクリのように固まりつつあるのです。


低圧だからこそ現在価値がある。

ホメオスタシスというビンゴカードは、

ある程度の自由度があるからこそ、

一定のエントロピーを試せるのです。


そして、現在価値があるからこそ、信頼もあるのです。


現在価値がなければ、「生誕の災厄」(出口裕弘氏著。未読。)

ではありませんが、親子の愛や自信という根源的な信頼すら

薄まります。


なお、新しい信頼が生じるとしても、

もちろんそこに正義も悪もありません。

これまでの王朝(権力)のすべてが、虐殺等をしていますし、

歴史も後付けにすぎません。

(日本でさえ、継体天皇は事実上王朝移転であり、

正当化するために武烈天皇?を非常に悪く記述

しているという説も・・・。)


理想に閉じ込められている・・・。

理想が作り出した悪魔。それは一対一対応で悪魔を生じさせる。

平等の理想が白人の憂鬱に、あるいは少子化にも影響している

だろうし、とにかく理想固定は、位置エネを失う。


(人の)創造などないのに、

ポテンシャル落下過程の水力発電と同じなのに、

(まさにシーシュポス。位置エネが失われる過程で、

一部を速度エネとして取り出しタービンを回すだけ。)


文明は、電子が励起して基底に戻るときの光と同じ。


平和という低圧は、人(為政者など)によるというより、

空間(餌)と時間(の蓄積⇒文明は風船リセットゲーム)による。

(つまりタイミングに過ぎない。)


よって、ローマと漢帝国のように、

東西で同一時期になることも少なくない。


生物は、比喩的には(エネ)を酸素と糖に分解し、

その酸素と糖でATP(エネ)を合成する。

(二酸化炭素を排出しつつ。)

まあ、差し引きで、光⇒ATP⇒熱への変換という水力発電。


よって、太陽の影響が一番大きいから、この危機の雰囲気も、

予想外に活性化している第25期だけで終わり、結局寒冷化

する可能性もある。(この危機が忘れ去られる可能性も。)


しかし、欧米の分断・凋落の逆回転は起こりそうもない。

(逆流のエネは相当大きそうに感じられる。)


もはや(理想が生み出した)地獄のフィルターを超えるしかない。

それが200年後ならよかったが、

どうやら25~35年になりそうだ。


核武装は、個別には正しくとも全体では間違いだろうし、

(合成の誤謬?)


抑止力から「標的」にジョブチェンジする時が来るとすれば、

これまでは抑止力として正解でも、今後は核武装した方が

より長く(最後まで)残るかどうかは分からない。


核のリミットについては、

いつも寿命と危機との関連を強調していますが、

やはり核兵器80才となる25年前後が危険であり、

100才を大きく超えるようなことはないような気がします。


ウクライナでは、ロシアが最後の攻勢をかけて、

勝手な勝利宣言をして撤退すると思っているのですが、

(戦術核使用もなし)


中東や南側の国で、

暴動が多発するのも時間の問題ですね。


食料危機については、

夏から秋にかけて深刻になってくるのかもしれません。

日本もラニーニャ等による冷夏などで、

米も野菜も不作になると、今回は当事者となり、

最悪来年あたりから配給制ということもありうるかも?

(この夏季の北半球も期待できないようですし、次の冬、

つまり南半球の夏季もまた大不作なら大変です。

ウクライナの農地が何年使い物にならないかも大きく

影響するでしょう。)


アベノミクスのせいで、今回の円安をどうすることもできず、

(先進国の)日本は終わるという意見もあるようですが、


せいぜい半年や1~2年の差(猶予)があるかないか、

の違いでしかなかっただろうと思っています。


まあ結局、突然?GDP2倍とかになる日は来ず、

先延ばししたはずの未来が今訪れていますが・・・。



観測が、位置と速度、エネと時間を同時に確定できないように、

想定(想像)は、事実と時を固定できない(結び付けられない)・・・。


抽象的には必ず起こるが、具体的な想像には一種の反発力の

ようなものが生じ、想像していることは中々起こりにくい。

(ポジティブなことは、逆に想像した方が実現し易いと思います。)


こちらが右に寄れば相手も右に来るように、こちらが右と思えば、

天邪鬼な神は、逆(左)にする可能性が高いからだ。

作用反作用を同方向にすることはできない。


「2」でできている世界は、

常に打ち消しあう反発力でバランスを保つ。

世界は天秤で縫われている。


しかし、もはや地震や噴火は、

皆が来る来ると思っていたとしても、

その反発力では先送りできないだろう。


それが首都圏であれば、超短期的に円高になるだろう。

ポジション解消とレパトリ(海外資産を国内に還流する)で。


利上げはもちろん、これ以上利下げもできない固定金利の国なので、

インフレでは実質金利が上がる。諸外国も、早晩利上げ不能になるか、

それ以上のインフレにより、いずれにせよ実質金利は世界中で上がり

続ける。金利が上がるとは、「時間が濃くなること」と言える。


それは未来からの圧力であり、ブレイクスルーできなければ終わる。


今の円安ないしドル高は、米軍効果もあるだろう。

しかし、アフガンでもウクライナでも何もできないということに気づき、

電子戦は元々ウクライナ自身も強かったこと、トルコドローンで十分

だったこと、モスクワ撃沈はハプーンではなくウクライナのミサイルで、

飽和攻撃どころかドローン陽動だったとか、空母も極音速ミサイルは

不要かもしれない、などと考えられるかもしれない・・・。


また、ロシアの再軍備は10~20年必要とも言うが、

米も在庫尽きてきているとも言われ、

今の90兆円の予算維持できなければ、兵站守れなかった(そもそも

用意しておらず?)ロシアと同じなのでは?と気づくかもしれない。


つまり、超大国など、もう核の脅威以外何もないと・・・。


周さんは、5年延長のみでレームダック化し、権力闘争が激化するだろう。

日本、中国の同時経済危機が勃発しそうだ。しかし米欧は借金まみれで、

理想を押し付けることしかできなくなっている。


そして、米の分断は致命的なほど進み、

欧は事実上瓦解し、戦前に回帰する。

国連に期待する者など一人もいないという状況・・・。


光明はまだ見えない・・・。



欧米で拡大している原因不明の子どもの肝炎について、

国内で初めて患者1人が報告されたそうですね。


チラッと見ただけなので全然違ってたら申し訳ありませんが、

2月の超過死亡が2万人超えなのですか?

もしもそれが続けば大変なことですが・・・。


診療忌避とは言えなくなるであろう今年以降も超過死亡が

続き、むしろ増加するなら、やはりワクチンが原因ではない

か?(帯状疱疹が接種者で増えているのか未接種者で増え

ているのか、とくに区別がないのかわかりませんが、結局、

自然免疫がやられている?)ということにもなりえるでしょう。


中国のオミクロンも、特に致死率が高いことは今のところ

ないようですが(中国は隔離状態だったので、オミクロン

でも致死率が高まるかもしれないと危惧していました。)、


ということは、人類側がコロナに慣れ、受け入れ体制が

整いつつあるというより、コロナ側が、早く人間社会に

溶け込もうと、大きく譲歩(弱毒化)してきているということ

だと思われます。


よって、通常であれば、ここからぶり返して強毒化する

ということは、自然のバランス(宿主と寄生種との関係)

上、考えにくいことのように思われます。


しかし、4年続くと思っていたことに、とらわれているの

かもしれませんが、まだここから2年、波乱がありそう

に思っています。(鳥インフルへのバトンタッチかも?)


なお、もしもワクチンにより超過死亡が増えていると

いうことがあるとすれば、それは来年くらいに明らか

となり、世界は大変な混乱に見舞われるでしょう。



『破滅的なアベノミクス政策は、円安によって企業収益を上げ、

その恩恵が家計に還元されるのを待つことが目的であった。

しかし、トリクルダウンはいっこうに起こらず、

国民の有意義な賃金上昇をもたらすという点では大失敗であった。

クレディ・スイスのゾルタン・ポズサーは、G7がロシアのウクライナ侵攻を受けて、

ロシアの外貨準備を凍結した日に、現在の通貨体制は終焉しゅうえんを迎えた

と述べている。ポズサーが「ブレトンウッズIII」と呼ぶ新しい国際金融秩序は、

ペーパーマネーから実物資産への投資を加速させていくのであろうか?』

(石原順氏の楽天コラムより抜粋)



円安が、実質では71年、つまりニクソンショックの頃レベル

とのことですので、まさに通貨体制の終焉という感じですが、

ブレトンウッズIIIというより、信用がどこにも見当たらない、

見つけられないということだと思います。



『そもそも、経済が成長し、賃金上昇率やインフレ率が高まる好循環にある

のだとすれば、FRBによるゼロ金利や金融市場への介入、また政府による

財政赤字を伴う支出は必要ないはずである。

 善意に解釈すれば、「不況脱出のために戦争するよりは、量的緩和政策

のほうがまし」という考えでFRBは量的緩和政策を推進してきたのだろう。

そうでなければ、こんな副作用の多い政策を推奨する理由がない。

「われわれ一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家

・時代においては、日常茶飯事である」(ニーチェ)』

(石原順氏の楽天コラムより抜粋)



結局、人類は最後まで、依然として人間であるということに、

何度でも気づかされることになるのでしょう・・・。

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