「I BEG どうか、一番最後にしてください。」 ~これはドッキリではない。繰り返す、これは・・・~
上記は、
「私を」でも、「この国を」でも、
「円を」でも、「ドルを」でも、
「金を」でも、「ビットコインを」でも何でもいいでしょう。
さて、誰の願いが聞き届けられるのでしょうか。
いずれにせよ、
「何が残るか」ではなく、「どれが最後か」の問題と言えます。
数珠繋ぎのバスと申しましたが、
どのバスに乗るか、どれが最終便なのかが重要という訳です。
もはや原因と結果の関係性は意味を失い、ただの順番、
食料危機も災害も戦争も(多少先後しながら)一堂に会することになりそうです。
滅びとは、概ねそういうもので、何か一つ、例えば「隕石のせい」と言うよりも、
不思議とあらゆるものが同時に集まってくるものなのではないでしょうか?
例えばDNAの劣化も、新ライバルによる侵食も、地震や噴火も、
あるいは出生率から、文化的特徴から、退廃的雰囲気にいたるまで、
諸々同時多発的に生じてくるものなのであり、
それらの組み合わせ自体にはあまり意味がないのかもしれません。
また、どれが最も根源的な原因であるかどうかということも、
シマウマが黒地か白地かという程度の意味しかないでしょう。
2020年から始まった、茶室の入り口のように(人にとって)とても狭い時間は、
あらゆる因果がクロスするブラックホールのような引き寄せ点なのであって、
因の終着点(果はどこ?)ということなのではないでしょうか?
(プラス極からマイナス極への勾配?であって、
そこから外れることは困難であり、また、極にはすべてが集まってくる訳です。)
何が言いたいかと申しますと、
現文明(あるいは人間)の時間は終わりを迎えているため、
回避方法などあり得ないないということです。
(ロックダウンをしてもしなくても、コロナでもコロナでなくても、最終的には同じ。)
可能性は未来を換算したものですから、
理論的にはと言うか、方法論的にはいくらでもやりようはあるはずでも、
その未来が既にない場合、何もかもが一切奏功しないのです。
実際、リーマン後も、問題が増殖的に棚上げされてきただけであることや、
結局(第二次大戦を引き起こした)世界恐慌をも超えることとなり、
グローバリズムは分断され、再び世界戦争が可能になっていることなど、
(その意味では、共通の敵とも言えるコロナが収束した後の方がむしろ危険。)
繁栄の返済期限までに何一つ変えられなかったことは明白です。
(高齢化・老化は「(時間の)壁レーダー」のようなことを申しましたが、
コロナ崩壊で、介護や老後が失われようとしていることも示唆的であり、
次が思い浮かばない(リーダーもニューノーマルも)、
思い浮かぶとしても、人(人口)を否定するようなものばかりであることも、
そして、第三次産業、サービス業という、AI時代に更なる職種の爆発が
期待されていた方向が(一時的に)絶たれたことも、壁の接近を感じさせる・・・。)
コロナでその脆弱性を露にしたように、
現文明は、再生不可能(困難)レベルに達しています。
人類は、かつて幾度となく半減、時には全滅に見えるほどの試練(疫病)
さえ乗り越えてきた筈なのに(全地球規模ではなかったとは言え)、
現文明は高度過ぎて、逆に再生可能ラインが極めて高くなってしまい、
ちょうど壊れたら終わりのIT機器(叩いても直せない。)のようです。
何より、(何となくですが)宇宙に拡がる種ではないように思えることと、
最新の進歩が、どれもネットという時間的な狭さを極めたものであること、
それらが、バスの連続を予感させ、
誰一人漏れることなく、いずれかのバスに乗るしかない、
「究極的選択の自由」を強いられているように思えるのです。
ネットは、時間ベクトルに対して偏微分すら持たない?
電脳次元は、同期により時間ベクトルをゼロにしているだけ?
とにかく、逃げ込むにはあまりにも狭すぎるように思います。
(ドッグイヤーのようで、実は時間ベクトルを一切持たず、
足踏みとしても脆弱過ぎる?)
人類は、ただ電脳次元に「追い込まれた」のであり、
それはパンドラの箱の中に逃げ込むようなもの・・・。
大変危険な兆候であるか、実際大変なことになりそうな・・・。
ネットに掛けると、後悔することに?
<人類のエピデミック化>
コロナにとっては大航海時代と申しましたが、
大航海時代に入った敵に対抗するには、
むしろそれ以上のグローバリズムしかないのかもしれません。
人類自体が地球にとってのパンデミックであったのかどうかはともかく、
グローバリズムは逆回転して、
エピデミックのような「地域別」に別れようとしています。
日本の第二波は、欧州タイプの株のようですが、
死亡率が低いのは、ウイルス株やDNA(人種)によるものというより、
地域と時間帯の問題であって、
それは、天気図のように移り変わるのかもしれません。
(今度はどこで天候が崩れるか分からないという風に、
南欧やアメリカのような致死率が、次はどこの地域で
いつ発生するか分からないのでは・・・?)
結局、ウイルスのことなんて何も分かっていないのだとすれば、
本当は多くの人に(がん遺伝子のように?)元々存在していて、
それは「うつる」というより、
観測のように「知ること」で発症・変異するなんてことも?
ウイルスを殺すことは、多くの場合、最も困難というほどではないが、
奴らが人間の細胞を利用して増殖するため、
細菌とは違い、ウイルスだけを排除することが難しい(正常細胞も殺してしまう。)
ということのようですけれども、
また、RNAウイルスは変異しやすく、
正式なワクチンはほとんどないとも聞きます。
狂犬病とはしかは、予防ワクチンとしては信頼性が極めて高いようですが、
治療ワクチンではありませんよね?
(そもそも免疫を誘導するものなので、予防が普通なのかもしれませんが。)
唯一ではないにしても、人類が撲滅した天然痘はDNAウイルスです。
(RNAウイルスではない。)
インフルも予防ワクチンがありますし、
エイズも発症を遅らせることができるようになっている訳ですが、
(過日、史上2人目の完全回復⇒エイズウイルス消失した人が出たようですが。)
とにかくコロナには、一つも正式に認められたワクチンはありませんよね?
20年前後かけても、SARSやMERSに正式なワクチンはない訳ですが、
ここ数ヶ月、世界中でコロナ研究に投入されたリソースは、
既にSARSやMERSの20年前後分を超えているかもしれませんから、
案外、今年中にワクチンができるのかもしれません。
逆に、
「ライノウイルスを例に挙げると、数百種類の型が存在するため
ワクチンを作ることは事実上不可能」(ウィキペディア)
のように、ライノウイルス、つまり普通の風邪と同様、ワクチンができない
可能性もあると思うのですが、その場合のことは考えないようにしている
感じですね。(少なくとも公式的には。)
集団免疫も、世界で数千万人か数億人が亡くなった後になるとも言われますが、
(つまり、それは望めない。その道は取れない。)
抗体が弱すぎたり、持続期間が短すぎたり、
あるいは変異が激しすぎれば、集団免疫も不可能なのでは?
やはり、その場合のことは、公式的には全然検討されませんね。
まあ、基本的には、徐々に弱まっていったりして、
(社会へ)自然に溶け込んでくる可能性が、一番高いのだとは思いますが・・・。
<長期記憶への閾値>
短期記憶が長期記憶へと変わるシナプス電圧×電流の
閾値がどのくらいかは分かりませんが、
コロナは人類全体の長期記憶へと移行し、
決して忘れ去ることはできなくなりました。
元には戻れない、すっとぼけて変わらないでいる訳にはいかないのです。
(「変化サボタージュ」はできない。)
人間時間の波長あるいは周波数でも透過(ないし無視)することができない、
つまりベクトル自体を曲げられるほどの障害にぶつかったことになるかと
思います。(ところで、波長×振幅にも何か意味あるでしょうか?)
シュレディンガーの猫で言えば、「観測し終わった猫」・・・。
幸不幸は、時間の換算と言えます。
幸福は、残り時間の増大を感じる(錯覚であっても)ことで、
不幸はその逆です。
時間の換算、つまり死の換算とも言えますが、
もう換算するものがないのかもしれません。
だからこそ、
これまでのどの危機とも違っているように見えるのではないでしょうか?
(絶対の逃げ水効果と申しましたが、
結局あらゆるものは(幸不幸も)、
死を転換、死という基準から換算したものに過ぎない。
愛も、涙も、感動も、そして危機も不安も間違いも、
死という基準がなければ発生しません。
しかしそれは、どう換算してみても、どこまでも等価。
時間のポンプが目詰まりして、死を換算できなくなってきている・・・?)
とにかく、
絶対は、(手に届く範囲には)絶対にない、ということです。(内法の壁。)
<時間はもう一度隙を見せるか>
首都圏では、たまたま直下地震がない隙を突いて摩天楼ができた、
と申しましたが、
そもそも文明も、コロナも、コロナ後のライバルも、
「(世界の)隙を突く」以外の方法など、誰も持ち合わせてはいません。
しかし、どうやら隙はすべて埋まってしまったようです。
(人間にとって。人間の方向から見ると。)
よって、世界を騙す、「面従腹背作戦」しかないような気がします。
日銀が、無制限と言いながら、いくらも(国債を)買っていないように?
「爆発発展指向」の振りをしながら、実際は環境配慮をする・・・。
もちろんいずれは気づかれるというか、痺れを切らしてくるだろうけれども、
それでも、それが一番長く持たせる方法なのではないでしょうか?
なお、表向きにも、本当に「環境配慮、持続可能性」なんてことにしてしまうと、
すぐにコロナ以上の攻撃が来るように思います。
(人為的なものであるなしに関わらず、
コロナは、痺れを切らした世界からの攻撃(指令)と言って良いと思います。)
つまり、「裁量を超えた」と世界に判断されてしまうリスクがあります。
宇宙進出すれば、少なくとも種としては持続可能でしょうが、
(変異種になるかもしれませんけれども・・・。)
おそらくそれは今ではない・・・。
現世人類は、宇宙に行く役目を持っていないと推測します。
(例え地球上には、もうベクトル(余地)が残っていないとしても・・・。)
前回、「種としてのサイトカインストーム」と申しましたが、
「社会的サイトカインストーム」の方が適切かもしれません。
また、「エピデミックの集合」と申しましたが、
「同時多発的エピデミック」の方が合致するかもしれません。
(エピデミックモザイク)
<ピックアップ>
米国副大統領ですが、トランプさんの会見時、いつも後ろにいますよね。
両者はあまり一緒にいないようにしているものだと思っていたのですが、
冷戦時のことだったのかもしれません。
「在宅勤務によるオフィス需要減
ソーシャルディスタンスによるオフィス需要増」
(ギガジンより)
どちらが勝りますかね・・・。
本当に、未来は誰にも分からないようです。
「資本主義に固有の短所は、幸福を不平等に分配することだ。
社会主義に固有の長所は、不幸を平等に分配することである」。
チャーチル元英首相(日経より)
長所ですら「不幸の平等分配」であるよりは、
一部の人だけでも幸福になれるという長所があった方が良い?
まあ、実際はどっちも格差生みますよね。どっちもダメじゃん?
「人々は昼夜を分かたず畜生のように道端や耕作地や家の中で死んでいき、
親は子を、妻は夫を捨て、死者を弔う習慣もなくなった……。」
デカメロンのペスト描写 (日経より)
何度も越えてきているのですから、人間ってすごいですね。
トラウマも遺伝子レベルになっているのでしょう・・・。
「2020年1月~4月の二酸化炭素排出量は、2006年とほぼ同じ量になった」
(ギガジンより)
リーマン時戻り。(逆に、この10数年でそんな増えたん?)
最近、特に自然現象において、「100年振り」みたいなことが多いですが、
偶然だと思います。(歴史を)繰り返しているような錯覚に過ぎません。
そこまで演出的というか、人間を基準にして世界は回ってないと思います。
韓国保健福祉省(KCDC)は、再陽性と診断されても、感染力がないと判断
したようですね。コロナの残骸等が検出されたに過ぎないと。(ギガジンより)
これは良いニュースだと思います。
ただし、下記のように、いつになったら断言できるのでしょうか・・・。
「KCDCの報告では、COVID-19から回復した人が抗体を獲得している
と示唆されているにもかかわらず、再陽性の患者の44.7%にあたる126人が
せきや喉の痛みといった症状を呈しています
と指摘して、状況は予断を許さないとの見方を示しました。」(ギガジンより)
「米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、
中国の透明性を欠く新型コロナウイルス対応に反発し、
米政権が中国の保有する米国債の一部を帳消しにするとの考えは、
「無実無根」と言明した。」(ロイターより)
人類史上「最後」の(偏頗)徳政令。
本当にそんなことをすれば、信用は死語となるでしょうね。
可能性はゼロに近いのでしょうが、
議論されたことだけは、何か間違いなさそうに思えてしまいます。




