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蛹の殻  作者: アラdeathM
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「歴史が収束する日 ~歴史の観測者~」

前回、前のパンデミックがスペインかぜのように申しましたが、

前のパンデミックは2009年の豚インフルだったらしいですね。


一度人類が経験したウイルスは、

その後は(遺伝的な感じで)耐性ができて、

あまり怖くなくなるようなことも申しましたが、


そうではなく、

単に、通常はウイルスが弱毒化・感染力逓減化の方向に

変異するからのようですね。


SARSなども、人間が勝利したというより、

勝手に消滅、沈静化していったようです。


結果的に、エサが全滅しないよう、うまくできているということでしょうか。

(人類の力で完全に勝利(撲滅)した感染症は天然痘だけらしいですね。)


1720年ペスト(フランス)、

1820年コレラ、

1920年前後スペインかぜ、

2020年新型コロナ、

の100年周期説はオカルトらしいですが、


(それぞれ、直後に大戦争でもあるとより怖いですが、

最初の世界戦争とも言われる7年戦争は1720年の34年後、

ナポレオン戦争は、むしろ終結が1820年の5年前みたいですし、

第一次大戦も、1920年の2年前に集結しているとすると、

特に関連性はなさそうな感じですかね。)



時間の質・・・


人間にとっての時間は、

100年前後の直径を持つ、らせん構造なのではないでしょうか?

(つまり、100年前後くらい以内に、同じような位置、同質の時間に戻る。)


100年前後とは、理論的平均寿命とでも申しますか、

動物園のように十分な栄養と健康管理のもとであれば、

概ねそのくらいの平均寿命になると想定した年数です。


その時間直径(又は半径)を外れることはできない、

(あるいは滅亡を意味する。)ということなのかもしれません。



今、100年前と同じ方向に、

時間らせんの回転が戻ってきています。


ふたご座流星群ではありませんが、

(地球の公転で、毎年その彗星等の残骸・塵の中を通過するんですよね?)


100年前の危機跡に接近して、

時間の質が、その(過去の残骸の)影響を受けている・・・。


言わば、過去に汚染された現在であり、

当時と同じ匂いがするのは当然なのかもしれません。



100年前後の「平均」寿命、言わば「種時間」の運動直径をいじれば、

何もかもが狂ってしまう可能性もあるように思います。


例えばアルツハイマーの原因物質とかが脳に溜まっていく場合、

「平均」すれば同じ時間直径を示すとすれば、乗車券の運行記録

そのものというか、重要な摂理であり、平均的には、それに逆らう

ことはより危険であるのかもしれません。


(現代人の平均寿命が延びたのは、一つには医療でしょうが、

人口爆発があったから、つまり農業革命、地球を食い尽くしたからであり、

他へ矛盾を排泄できたということ、圧倒的ボリュームで途上国が存在した

からに他ならないように思います。

要するに、もしも地球への負荷を高めることなく、つまり矛盾を蓄積せずに、

不変の人口のまま、今居る人だけが、全員、医療のおかげで寿命がのびる、

なんてことは起こらないように思います。

理想だけでは無理で、同時に同量以上の負担がどこかに生じているように

思える訳です。数倍の矛盾を受け止められるキャパが必要なのです。)


人類という原因物質が蓄積しすぎたとすれば、

地球のアルツハイマーにより、

人間自体が忘れ去られてしまうのでしょうか。



日本が震源地になると思っていましたが、

震源地は日中と言うべきかもしれませんね。


しかし・・・、

中国は、パッチワークというか、サイボーグというか、

多くのチューブに繋がれた、入院患者のような国だったような気がします。


南水北調(南から北へ1,000キロ超も水を運ぶ大事業?)や三峡ダムなど、

そして億人規模の隔離のように、中国だからこそできることばかりでしょうが、


それら奇跡的とも言える力技で、飲食料も何もギリギリ調整している状態、

結構綱渡りであったように思うのです。


しかし、なぜか世界(我々)は全く無頓着で、

世界の工場として、さらに日本などは輸入野菜の大部分までをも、

中国に依存し過ぎてしまっていたようです。


世界を支えていたのは、

実は入院患者のように、ギリギリで頑張っている状態の国だった・・・。


どうして目を背けてしまっていたのでしょうか?

どうしてtoo lateになってから気が付くのでしょうか?


必然とは、台本に引かれたマーカーのようなものなのかもしれません。



<ピックアップ>


FRBの隠れQE4が、夏頃までにたぶん終わる予定だと思いますが、

これはまた猛烈な癇癪(かんしゃく⇒テーパー・タントラム)がありそうです。

(つまり、本当に夏頃終わらせたとしても、またすぐに・・・。)


昨年、アメリカの短期資金市場(銀行間翌日物みたいなもの?)の金利が、

10%前後くらいまで急騰し、焦ったFRBが隠れQE4(非伝統的金融緩和

の4段目)をしましたが、FRBはQEではないと言い続けているようです。

しかし、誰もがQE4と認識していますし、実際、FRBのバランスシートの

増加額だかは、QE3時を超えているそうです。


このQE4が終わるまで、つまり夏頃までは、株は買いとも言われますが、

(コロナ等で、それどころではなくなってしまったようですが・・・。)

これが切れた後は、また大変なことになりそうですね。


つまり、QEは、バージョンいくつまで行けるのか?

バベルの塔ならぬバベルの地下は、どこまで掘れるのか・・・?

(日本の異次元緩和同様、二度と、正常な形で巻き戻すことなど

できそうにありません。永遠には続かない。しかし、巻き戻そうと

すれば、恐ろしいほどの癇癪が・・・。その意味するところは?

日米とも、金融政策は行きつくところまで行くしかない状態・・・。)



大統領選では、トランプさんが勝てば、またマッチポンプ的に、

自分で波風を立てて、自分で鎮静化するということを繰り返す

のかもしれませんが、2期目は再選を考えないので、歴史的な

偉業に手を出したくなるものなのかもしれません。

いずれにせよ、自滅というか、自らの無策のしっぺ返しが来て、

半狂乱になりそうで怖いです。

少なくとも、腐敗はすごいことになりそうな気がしますが・・・。


民主党の若いエリートさんが勝てば、キリスト教保守派との対立

が激化して、分断がより露になりそうです。乖離も看過できない

レベルになり、益々国力が低下していきそうです。

(ベクトル和で言えば、乖離が大きくなるほど合成は小さくなる?)

(若いエリートさんは、失速し撤退したみたいですが・・・。)

(米軍って、もう大規模な作戦はできないのかも?空母2隻らしい

ですからね実働で。70兆円くらいの国防予算も持続不可能では?

斜陽の帝国の無敵軍団は、やってみたらすげ~弱かった、みたい

になってしまうのかもしれませんが、今まさにその状態なのかも?)


中央銀行のデジタル通貨などなくとも、

ドル危機は、それほど遠くはないように思います。

(円危機と、どちらが先かは分かりませんが・・・。)



サバクトビバッタ?がアフリカから中東、インドにまで及んでいるようですが、

中国では、ヒマラヤも壁になりますし、そもそも気温的に生存が難しいとの

ことですし、過去の中国のバッタ(イナゴ?)被害例でも、サバクトビバッタ?

の例はないとのことでもありますが、


果たしてそういう問題なのでしょうか?


アフリカから中東、南アジアまで席捲しつつあるバッタ被害の、

その原因までもが到達しない、とどうして言えるでしょう?

原因リレーにより、中国のバッタも大発生することはあるかもしれません。


オーストラリアは、米などの収穫は過去最低で6割以上減らしいですし?

悪化する一方?の干ばつにより、本来は小麦の輸出国なのに、2年続けて

輸入国になるのは確実みたいですが、食糧危機、かなり危惧される状況に

なってきましたね。今年あと1つ輸出国が崩れれば、在庫もたないのでは?


なお、中東で食料不足(高騰)による暴動が起これば、

アラブの春が思い出されますが、

アメリカなどもからんだ戦争となり、

オイルショックなんてことも心配ですね。



おかしい、まだ2020年の3月なのに・・・、

早くも、越えて行ける自信を失いかけています。


20年代は、

予兆や始まりだけであると思っていた、いえ、そう思いたかったのですが、


こうなってはもう、ハードルの連続を覚悟せざるを得ません。


コロナ後、

地震? 噴火? オイルショック? 北朝鮮? コロナの変異?

(気候、経済ショックは言うに及ばず。最悪は核戦争、世界大戦ですが・・・。)


次のハードルへの備えも忘れてはならないでしょう。


生は、死(という病)の潜伏期間に過ぎなかったのか・・・。(若さは症状の一つ)

不安で一杯です・・・。



<世界線密度的温暖化>


時間にも作用反作用があり、

時間振動というか、

時間がジグザグにしか進めないのは、

そのためではないかと思います。


ジグザグの(というかサインカーブのような)曲線は、

ドリルのような回転運動を表すかと思いますが、


回転は常に相殺的で、


つまり時間は、

相殺的な方向にしか動けない、

ということではないでしょうか?



観測とは、果たして本当に任意なのでしょうか?


観測により(量子論の)波動関数が収束するのではなく、

(シュレディンガーの猫の生死が確定するのではなく)


時間の作用反作用(上下の全振幅)の中間、

つまりゼロの値点に、

観測は、ただ引き寄せられているだけなのかもしれません。


(シュレディンガーの猫の生、または死に、

観測はただ引き寄せられるだけ。

元々それ以外を覗き見ることなどできない。)


(波動関数が収縮する点しか観測できず、

それは任意というより、

引力的にその点に引き寄せられているだけ、

観測させられている、と言った方が良い。

すみません。全て適当です・・・。)


では、ゼロの点、収束する点はどこに決まるのか?


コペンハーゲン解釈(量子論)は、


時間の作用反作用(繰り返し)により、

再び古代の考え方に戻されただけであるように見えます。


確率的にしか決められない。

それは、(古代における)神の御力次第、と同じように聞こえるのです。


確率的に決められると言っても、

確率というベクトル分解に意味があるのか、


波動関数という(確率の)ベクトル合成は、

スカラ合成より、常に何かが不足しているのではないでしょうか?

(スカラは単なる足し引き。ベクトル合成は図形的足し引き?)


時間振動の全振幅、

あるいは時間の(螺旋)回転の半径が分かれば、

確率が相殺し合い収縮する点、観測が引き寄せられる点、

(咲く花と蜂が出会うような瞬間)が分かるのかもしれません。


ドン引きの適当なことを申しましたが、


さて、歴史を観測するのは誰でしょうか?

そして、それはいつ観測されるのでしょうか?


少なくとも、大統領でもフリーメーソンでもユダヤ?でもないでしょう。


おそらく神も同様です。

人にとっての(直属の)神は、

別世界との門番程度の下級官吏と見ておくべきだと思います。


皆が同じ方向を向いた時が、ジグザグ時間のピークでしょうが、

皆が同じ方向を向くということもありえないので、

三角関数が適用できるくらいまで集約された時、

つまり、(左右の2角が定まる)分断のピークが、

観測(させられる)点につながるのかもしれません。


2020年、絵に描いたようにスターティングピストルが鳴らされましたが、

これは、いくつ目のラッパになるのでしょうか・・・。

(天使が第~のラッパを鳴らすとき 「『ヨハネの黙示録のラッパ吹き」)



人間にとってだけ、時間が狭くなりつつある、厳しいあい路、(ふるい)

の時代が始まりつつあると申しましたが、フェイタルな事項と申しますか、

種々様々のピークや限界が、現文明の引力により集約されるのであり、

つまり、世界線の密度の増加、世界線的な温暖化と言えるかと思います。


世界線(数学的な意味でなく、様々なピークや限界を想定)の相関度で、

(人にとっての)時間が振幅を失くす点、(神と目が合う)ゼロの観測点を

表せるのかもしれません。(すみません。超適当で・・・。)



災害も、マグマや地殻の歪みの蓄積などではなく、

時代的なピークに位置する温度や圧力が、

「災害スイッチ」になっているのかもしれません。


あるいは、常に緊急停止ボタンを押し続けていなければならないのに、

忘却や忙殺により、それを押し続ける力が失われてしまうのでしょうか?


温暖化もまた、スイッチが入ったら一気に来そうな感じがします。

(もう入ってるっぽいですが・・・。)


現文明は、総力的全面戦争も、世界的飢饉も、

まだ克服したとは言い切れないと思います。


首都圏のビル群が、たまたま、まだ直下地震を経験していないだけ

であるように、人間の理論的平均寿命前後のような期間の話では、

(つまり100年前後では)まだ克服したとは断定できないと思います。


人間の理論的平均寿命前後の数倍の期間何もなければ、

人は一生の間に一度は総力戦争や飢饉や大災害不可避、

という宿命から、ついに解放されたと言えるのでしょうが・・・。


しかし、もしも、平均寿命前後に一度はそれらを経験する、

それこそが「地球の入室条件」になっているのだとすれば、

おそらく、借主側の都合だけでは変更できないでしょう。



例えば、現在の淡水化技術は目覚ましく、

イスラエルでは半分くらいが海水の淡水化によるものだと思います。

(飲用だけか、農業用等も含むかなど分かりませんが。)


しかし、淡水化は、さらなる淡水化を生む(必要とする)ことになるでしょう。


(飲めば飲むほど渇くように・・・。

そしてそれは、気分屋の自然任せよりも、更に脆弱になっていくことでも

あります。故障や破壊や想定外の危機がゼロでない限り、危機貯金に?

ちなみにスウェーデン国立銀行は「リクス」バンクであり、「リスク」バンク

ではありません。つまらんすね・・・。)


たぶん近年では、淡水1トン作るのに、

4キロワット時くらい必要なのだと思います。(全然違うかも・・・。)


なお、イスラエル方式(東レとかの膜を使用していると思いますが。)

に限ります。サウジ等は、まだ石油で沸かしているかもしれませんので・・・。


生活用水は、高度成長期頃の2倍(一人当たり)になっていると思い

ますので、トイレとかは不可欠でないとして、半分にすると、75億m3

くらいだと思うのですが、それに農業用水550億m3くらいを足して、

合計625億m3と仮定しますと、


必要な飲食料用水は途上国でもそれほど変わらないとすれば、

せいぜい3/4くらいとして625億m3×3/4=468億m3、


468億m3×4キロワット時≒1,870億キロワット時。


日本の発電電力量を1兆kWhとしますと、


1,870億÷1兆=18.7%


電力の約18.7%、つまり2割くらいを淡水化に充てなくてはならなくなります。


(大量生産で、必ずしもコストが安くなるとは限らず、

ボトルネック的資源制約や、環境圧力も高くなり⇒対策コスト増など、

プラマイでコスト変わらずと仮定。)


(世界でみても、必要な飲食料用水という意味では大して変わらない

という前提で、世界平均的な電力量のつもりです・・・。)


確か、冷蔵庫の電力が、(家庭消費の)だいたい1/4くらいだったような

記憶があるのですが、最近は省エネ対応で1/5くらいになっているかも

しれませんので、概ね冷蔵庫のない生活くらいにはなる、という覚悟が

必要と言えるでしょう。


(その前に、一小国だけでなく、世界的に、すべて淡水化で賄おう

とすれば、コスト以前に、様々な制約にぶつかると思いますが・・・。)


なお、工業用水は含んでいませんが、

日本の生活用水と農業用水の合計を700億m3として、

単純に4キロワット時を乗じると2,800億キロワット時、

2,800億÷1兆=28%になります。


もしもここまでお読み下さっていたら大変申し訳ございませんが、


「水とエネルギーの相互依存問題に関する俯瞰的一考察 須藤恭伴氏」


によりますと、2015年前後だと思いますが、


全世界の発電電力量は22兆キロワット時、

2025年に不足するといわれる30億人分の水を淡水化で賄おうとすると、

9兆キロワット時必要で、つまりそれだけで過半近くになってしまうそうです。


なお、最新技術では、1トンの淡水を作るのに必要な電力は3キロワット時

くらいまでになっているようですが、給排水で合計1キロワット時くらい必要

になるようですから、合計すれば4キロワット時くらいにはなるみたいです。


(2025年に30億人分の水が不足するのですか・・・。

確かタンパク質危機もその頃、日本の高齢化の2025年問題などもその頃

だったような・・・。あと5年なんですけど・・・。怒涛の5年が始まっている?)


上記の試算では、生活用水を半分にしたり、全体を3/4にしたりしている

とは言え、20%どころの話では済まないみたいですね。


また、輸入食糧に使用された外国の農業用水などの仮想水が、

630億トンくらいあるそうですので、それも考慮すれば結構厳しいのでしょう。



とにかく、何が言いたかったかと申しますと、

淡水化だろうと人口光合成であろうと(反射率が極めて低い

太陽電池素子の開発目途すらも見えつつあるようですが。)、


地球上で解決を図ることは、たぶんもう無理・・・。

(こっちを引っ込めても、即時にあっちが出っ張ってしまう。)


申し訳程度でも、火星等に進出しなくてはならないように思います。

私は、何億円もらっても行きませんが・・・。

(危険だからとは言え、私などお呼びではないでしょうけれども。)

(申し訳程度でも、事態は大きく改善される、

ギリギリのタイミングで危機の一時停止ボタンが押され、

結構遠くまで、危機を投げ送ることができると思っている訳です。)

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