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蛹の殻  作者: アラdeathM
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「生まれてすみません」から、 「二酸化炭素を吐いてすみません」へ。 ~ビーガンに非ずば人に非ず~

<選択するもの>


覇権交代を伴うような戦争は文明崩壊を意味するでしょうから、

核の冬になったりせず、文明が存続できるところで戦争は終結するとして、


世界政府が出来ようが出来まいが、

その後、しばらくは全人類の協調が続くこともありうるでしょう。


当面は、優先順位(存続・復興)がはっきりしているので、

自国・自地域の優先事項が引っ込んでしまうからです。



それが戦争であったとしても、災害であったとしても、

極めて選択的なものとなりそうです。


「どの陣営が(誰が)」ということではなく、

ミサイルが都市部等の人口密集地に落ちるのか、

農村等の耕作可能地域に落ちるのか、

といった「場所的」な選択です。


後者なら危機を加速させるでしょうし、

前者なら、残存人類を組み込んだ新たな時代が始まるのかもしれません。


もっとも、核戦争はもちろん、

災害や環境でも世界規模になることは確実でしょうから、

(温暖化は言うまでもなく、

例えば南海トラフでも経済的な意味では世界規模になることは必至。)

「場所」ではなく、順番の問題と言うべきでしょうか・・・。



<核の蓋の耐圧>


(戦争という)出口のない、

言わばリンク(先)を外されてしまったかのような、

(最後の)経済危機というやつは、


あたかも核の蓋の絶縁破壊を待っているかのようです。


(核も少子高齢化も国境も、現文明の蓋。

後戻りなどできないが、理想だけでもダメということでしょう。)


クライシスはとっくに生じていてもおかしくないくらい昇圧されていますが、

それが核の力と同等になるまで耐え切る、ということなのかもしれません。


核(戦争)の絶縁耐力が試されているのだとすれば、

何しろそれは強大ですから、

危機は、案外あと数十年も余裕で回避され、

このままずっと持ちこたえるという可能性も、

十分にありうるものと思われます。


(長期金利の低下ではありませんが、

未来の枯渇に伴い「時間価値」が低下しているようです。


危機のエネルギーが、核の力と同等になる点(充電完了)が、

その時間価値の低下曲線とも交差するのであれば、

年々、そのハードルは低くなっていく可能性もあります。)



<P型とN型>


たとえベビーブーム時並みに出生率が回復したとしても、

その効果が期待できるまでは数十年掛かりますから、

既に少子化の「結末的インパクト」は回避不能ということになります。


(移民は、一層内圧を高めるので、ほとんどタイムラグなく、

マイナス効果、例えば一人当たり消費の更なる減少などが起こり、

僅かな「先送りとしての解決」も期待できないと考えております。)


環境問題にしても、

何となく息苦しくなる、というようなことはまだないでしょうが、

既にポイントオブノーリターンを過ぎており、

いよいよ目に見える形でそのプレゼンスを示してくるのかもしれません。


(環境運動は、焦りとヒステリックの度合いを増すのかもしれませんが、

希望というより、手遅れ感を際立たせるだけのようにも思えます。

おせ~よ? 文句を言うべき時期はとうに過ぎている・・・?)


少子化も環境も、どちらも分かっていた筈なのに?

もはや経過観察しか手がなく?


既に、それをどう回避するかという問題ではなくなっており、

それを規定路線とした上で、いかに乗り切るか、どう絶え抜くか、

ということを考えるべきなのかもしれません。


茹でガエルではなく、茹でているのはカエル自身。


茹でガエルの水(環境)の熱源は他ならぬ自分自身であり、

己ある限りボイルされ続けることになります。

(茹で上がる前に自分と刺し違えるしかない?)


生物は、例えばシャーレの中などで増殖を許すと、

自らの排泄物の「圧力」で死に絶えるという、

言わば「宿命的ベクトル」を持ちますが、


数十億年の生命史を俯瞰すれば、

人間の位置づけこそ「生命の糞便」ということになるのでしょうか?


もしも30年前から、

本気で少子化に、

最優先で環境問題に取り組んでいれば、

と考えてしまいますが、


(ついでにロスジェネ対策も・・・?

しかし、わざと手遅れになってから動き出すというよりは、

人間の特性が、時代のスピードについていけなくなりつつ

あるのかもしれません。もはや陳腐化種?)


しかし、

例えば半導体の分子結合において、

電子が1個余るものをN(ネガティブ)型、

電子が1個足りないものをP(ポジティブ)型、

と言うように?


現在の問題を「1個電子が足りない状態」とするならば、

もしもそれを回避していたとしても、


今度は「電子が1個過剰な状態」に起因する問題が生じる、

つまり、もう一方の側に変移するだけで、

元々、P型かN型かの選択しかできないのであり、

どちらにせよ同様の状況に追い込まれることは不可避であった、

というようにも思われます。



<大気に「ミッシングリンク層」はあるか?>


AIに税や社保を支払わせるというか、

AIでGDP2倍とかになるのであれば、当面は解決するでしょうが、

おそらく、それまで環境が持たない、

つまり格差等が持続不能になるものと思われます。


(そもそも数字的な解決に過ぎませんが・・・。

例えば一人当たりGDPは数倍になっても、

AIの「出生否定性」の緩和効果は皆無であり、

むしろ少子化も倍加してしまうとか・・・。

AIだけでは、現在の問題を解決(先送り/希薄化)

することはできないものと思われます。)


やはり、AIによる(人類の)宇宙進出以外ないと思いますが、

現在程度では、ただのミッシングリンクにしかならないでしょう。

(宇宙服は、両生類の皮膚の粘液?の域にも到達しておらず、

将来発掘されることすらないミッシングリンクにしかならない。)


2023年に火星移住計画があるようですが、

(日本人も候補者に含まれるとか?)

遺伝子レベルで破壊する宇宙放射線のため?

防護服を着た切りでしょうし、

テラフォーミングはおろか、限定的な食物連鎖も再現できないでしょうから、

基本、持って行ったストックを消費するだけになるかと思いますので、

ちょっと気が狂いそうな思いがします。

(ところで、どこの国の法律が適用されるのでしょうか・・・。完全治無い法権?)


なお、帰還予定はなく、

将来の技術進歩次第で帰還できることもあるかもしれない、

という希望だけとのこと。


それでも、火星に一歩足を踏み入れたというだけで、

何かが変わるような気はします。

(量より比率が、今は重要であるとすれば、

火星の量を使用することはまだできなくとも、

比率的な余裕が生まれることは大きい?

つまり、分母が地球だけではなくなるということです。)


(火星まで2年くらい?かかるようですが、

まず第一陣が無事火星に着陸できるのかが心配です。)



月に探査衛星か何かが激突した際に?

結構多くのクマムシが犠牲になったようですが、

クマムシは地上最強で、

高温極寒、乾燥、真空、放射線にまで相当耐えるらしいですから、

爆死・全滅しておらず、宇宙で新たな生命発展が始まるのであれば、

(風が吹けば桶屋が儲かる的に・・・。

もはや炭素生物ですらなくなるかも?)


人間の役目は、既にそれで終わっている、

なんてこともあるのかもしれません。



<社会的重力崩壊>


1%が富を独占とか、格差が言われますが、

「少数対大多数の争い(革命)」は起こるでしょうか?


その革命は、社会(共産)主義ではないと思うので、

どんな形になるのでしょう?


オレの物(私有)と皆の物(共有)以外の形が

模索されることになるのでしょうが、

そんなものあるでしょうか?

(中途半端な折衷形では、

さほど意味もなければ、あまり良いこともない?)


その答えが見つからない限り、

新時代に居場所はないのかもしれません。



高齢者と現役世代が1対1では支えられない、

と言うことと同様なのかもしれませんが、


階層というものは、上が小さくないと安定しません。


民主主義が、階層的に逆三角形で不安定であるのかどうかはともかく、

なぜ「階層の重力」のようなものがあるのでしょうか?


(なぜ上が重いと崩壊してしまう?

上が大きい方が、格差が小さく?その方が皆幸せ?

それこそが理想形であるはずなのに?

それを許さないような重力が存在する・・・。)


なぜ階層重力があるのかは分かりませんが、

おそらくそれは保存力でしょう。


質量保存則は、厳密には成立しないらしいですが、

エネルギー保存は確からしく?

位置エネルギーと運動エネルギーも保存されるかと思います。

(巨視的には、保存力でないものなど存在しない、

と考えても良いのでしょうか?)


上位1%の「位置」エネルギーが、

(謎の重力・引力により)下に落ちる過程で、

下位99%の「運動」エネルギーや「熱」エネルギーに変わる、

(99%と同等になる。釣り合う。

熱はエネルギーの処分場?)

ということなのかもしれません。


いや、ちょっとアレですが、

とにかく全体では増減がない(保存されている)のでしょう。



<「自然税(ナチュラルタックス)」は法律主義(裁量禁止)にあらず。>


すべての暴動は、(給付と徴収とのネットにおける)増税への反発です。

お金や権利や、他の何かを奪われたか、もらい損ねていると感じるのです。


ただし、現在(新たに)課税しているのは主に自然であり、

世界的に自然税(帳尻合わせ)が増税傾向にあるため、

暴動の下地が出来上がりつつあるようにも感じます。


(飲食料高騰を予感させる天候のニュースが一番恐ろしい・・・。

そうなれば本当におしまいな気がします。

打つ手なしでは?コールドスリープ?)


江戸時代の課税方針は、生かさず殺さずでしたか?

まさに、このままでは生きられない、という一線を超えてしまえば、

あっという間に核戦争が始まりそうにも思えます。



覇権が喪失すると、幸せ課税(ハピネスタックス)が露になります。

ハピネスタックスは、人を「人種」たらしめている、

見えない引力・結合力のようなものです。

(人という)枠を保つためのもの。

決して乖離し過ぎてしまわぬように・・・。


しかし具体的には、

(革命を除けば)外国から奪うか未来から奪うかしかありませんが、

(宇宙がまだ無理なので)


グローバル時代においては外国など存在せず、

未来人は既に虐殺されています。


(なお、覇権の喪失と自然税増税のどちらが先かは、

おそらく大した問題ではない。)



<「絶対」の逃げ水効果>


電磁力と弱い力?くらいは、

電子の運動か、そのやり取り(光子のやり取りでしたか?

ところで「時間子」ってあるんですかね?)

などで、統一的な理論ができつつあるようですが?

重力との大統一理論は遠いそうですね。


命も引力も、同質のもののように思えます。

引き離された寂しさ、

引き延ばされた納豆の糸のようなものと申しましたが、


同じ本(物語)の中に留まらせようとする力、


ホメオスタシス(恒常性)というレンガを積み重ねるように、


(何か大事な宝石でも入っている?)氷を砕くかのように

延々と分岐を繰り返しながらも、


どこまでも、絶対に、決してバラバラにはしない・・・。


人は、一人では生きられないというより、

一人になることすらできないのです。



電子は、さらに小さいクォークとかからできており?

(電子は違いましたか?)

クォークも、もっと小さい粒子からできているのだと思いますが、

要するに切りがありません。


ビッグバン理論により宇宙創造が分かったとしても、

じゃあなぜ?その前は?宇宙の外は?

という根源的な疑問は何も変わりません。

ただそれが、より遠くに追いやられたに過ぎません。


相対論も、名称的には絶対を否定したかのようにも思えますが、

実際は「光速不変」という絶対軸を設けたに過ぎないのですよね?

(一般相対性理論の方では、必ずしも不変ではないらしいですが?)


結局、「絶対」をより遠くへ追いやっただけ・・・。

「絶対」は、どこまでも逃げ水のように・・・。


私は、床下に量子論がり、相対論の上に天井裏がある、と考えています。

悪質業者に限らず、床下と天井裏は通常見られることがないので、

神も手抜きができますし、どうとでも誤魔化せるのです。



<明らかな危機>


とにかく水と食料、

それらが、金融的な影響等だけでなく、

需要と供給により高騰する時、


現在のドル換算で(190ドル台くらい?)、

小麦価格350ドル前後になれば危険でしょうか?

700ドル越えが長く続けば核も超えるでしょうか?


水や食料が、実際に(カロリー量等として)不足する場合には、

簡単に核抑止力を凌駕するでしょうが、


とりあえず飢えることもなく、ネットもスマホもあるという状態であれば、

このまま「危機そのものを」先送りする、

という暗黙の多数決が維持されるのかもしれません。


(多数決⇒次の危機はやばすぎるので、全員がすっとぼけようと合意し、

ずっとこのまま持って行こうとしている状態。)


しかし、仮にそうだとしても、

金融的、数字的な意味でのクライシスは、

いつ何時起きてもおかしくないと思いますので、

くれぐれもご注意下さい。

ドイツ銀行やソフトバンク?の不始末により、

ついうっかり破綻してしまったりとか・・・。


それでも、食糧不足(高騰だけでなく「不足」)が伴わない限りは、

数年でかなり沈静化し、

戦争には至らないのかもしれません。



まあ最近の異常気象(環境問題の見える化)からすれば、

確実に核と比肩し得るであろう食糧危機、グローバル飢饉の可能性も、

ただの金融的、数字的な「うっかり?クライシス」と同じくらいにまで

高まっているのかもしれませんが・・・。



<70年代ピーク説>


以下は、GIGAZINEギガジンの記事を参考にしています。


人類は、ある面では70年代にピークを迎えているかもしれない、

ということについては、「負のフリン効果」というものもあるようです。


フリン効果は、知能指数が年々上昇し続ける、というものだったところ、

70年代半ば以降は「負」、つまり低下し続けているということのようです。


ただ、どこかの国の就職時の検査を元にしているので?

移民や女性が増えたからとか、

若い、新しい世代の真の能力を適正に測ることができていない、

などの指摘もあるようですが・・・。


また、70年代以降、世界的な「風速の低下」も見られていたそうです。

(「世界規模の減勢」と言うそうです。)


もっとも、2010年代に入って、逆に風速は増してきているようです・・・。

(何か意味があるのでしょうか?)

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