「閣下はいつ戦争を望んだか」 ~陰謀の前髪、企ての後ろ髪~
日本の真珠湾奇襲による太平洋戦争開戦は、
参戦する大義名分が欲しかった米国の策略とも言われますが、
それはそうだったのではないかなという気がします。
(空母が一隻も停泊していなかったというのは、
それほど不自然ではないような気もしますが、
ABCD包囲網によって石油の禁輸を決めた以上、
日本の奇襲攻撃は容易に想像できたことのようにも
思われます。)
ベトナム戦争のトンキン湾事件なんかは、
米国の自作自演を公式に認めていたように思いますが、
米国は、50年くらいで機密文書を公開しますよね?
数年前? ケネディー暗殺の未公開文書については、
期限経過後も当分の間公開しないことに決まった、
というような報道があったような気がしますが、
太平洋戦争に関する陰謀については、
特に公式文書などは出てなかったように思います。
今回のホルムズ海峡におけるタンカー攻撃は、
米国の陰謀ではないですよね?
もしそうであれば、米国は戦争をしたがっている
ということになりますが、
とてもそんなメリットはなさそうに思えます。
信長暗殺も、
信長のパワハラに対する恨み、秀吉への嫉妬、
だけとは思えませんよね?
あまりにも周到すぎる秀吉の中国大返し、
家康の決死の伊賀越えと言う割に、1人しか死んでおらず、
その1人は、帰国後甲斐武田へ攻め込む際に邪魔になる
であろう武田の元家臣のみとか?
(光秀より甲斐攻め優先も少し不自然?)
光秀=天海説とか、
信長の死体が出てない、なんてこともありましたね。
(15年越しくらいで、最近ようやく「信長の棺」を読みました。)
信長が自身を神格化し、天皇を超えようとしてしまったので、
消されたという面もあるのかもしれませんが、朝廷ももちろん
嚙んでものと思います。
これはやはり、秀吉や家康が関わっていたように思えます。
しかし、いわゆる陰謀論、
例えば911アメリカ同時多発テロ事件も、
戦争の口実が欲しかった米当局が爆破したとか、
少なくとも、あえてやらせた(泳がせた)ものだとか、
ペンタゴンは航空機が突っ込んだようには見えない。
幅が狭すぎてミサイルに見える。⇒羽が折れただけ?
前日とかに、関連株か何かを売るなりして、
大儲けした人がいるとか?
色々あったかと思いますが、
ウィキペディアで見ますと、
「ここから、主にウィキペディアコピー
ビル崩落の仕方が不自然
(自由落下速度に近い⇒そこまでは早くない)
第一、あれほどのビルを爆破するには、
数百人規模の人員と数ヶ月の工期が必要で、極秘裏には無理。
ペンタゴンについては、
現場の映像に機体の破片も乗客の遺体も全く写っていなかった
(焦げあとすらない機体の破片が1つ報道されたほか、
焦げた破片も2例発表されたが、
いずれも突入したとされる757型機には使われていないものであった)
いまだかつて激突によって機体が蒸発してしまった
(破片すら原型をまったく留めないほどに細かく四散してしまった)
航空機事故など見たことがない。
しかし実際にはシルクエアー185便事故やヴァリグ・ブラジル航空機
遭難事故など、そのような事故の例は多数存在する。
しかし、熱によりほぼ全ての残骸がほとんど消滅に近いかたちで
残っていない、といった事故はあまり例が無い。
ここまで、主にウィキペディアコピー」
とかあるみたいですね。
ペンタゴンについては、
乗客の遺体も残っていないってことですよね?
乗客名簿とかはどうなっているのでしょうか・・・。
アポロ月面着陸も、
影の生じ方が太陽光によるものとは思えない、
(近くにスポットライトがあるように見える)
真空のはずなのに旗が揺れている、とかは有名ですよね。
たしか、月に残してきたものは、望遠鏡では見えないが、
電磁波の反射か何かでは確認されているとかでしたか?
ケネディーが宣言した60年代末?ギリギリに成し遂げて
いるというのも、怪しいといえばごり押し的な感じはします。
とにかく、陰謀は事後にしか成立しないように思います。
後から見ると驚くほど符号する場合であっても、
人が事前にできることは「企て」のみである、
ということを忘れてはならないように思います。
なお、企てに貴賤はないと申しますか、
自分のためであることに変わりはなく、
ごく普通のありふれたものでしかありません。
イルミナティだかフリーメーソンだか、
ロスチャイルドだか知りませんが、
実はその幹部がシュメール人であり、
そしてシュメール人が人間ではなかった、
ということでもあれば話は別ですが・・・。
人間である限りは、筋書き通りということはありえません。
多くの場合は、望んだ通りと言うより、
不本意に戦争が始まってしまうことの方が多いでしょう。
太平洋戦争時も、米国に勝てる訳がないと考えていた
一部?の軍幹部は、開戦が本意ではなかったようですが、
連合艦隊長官の山本五十六提督も、その一人だったよう
に記憶しております。
そして案の定?「半年くらいの短期決戦で都合よく講和」
という訳には行きませんでした。
短期決戦が有効となりうるのは、
それが選択肢の一つに過ぎない時だけであって、
長期作戦が困難だから、もう短期作戦しかないから、
というような切羽詰まった感じの時には、
ほとんど成功していないように思います。
日銀の異次元緩和も、
2年程度の短期決戦が前提でしたが、もう6~7年ですか?
もはや出口なしの泥沼ですね。
(出口とは、引き締め、利上げのことです。
想像もできない事態になることは必至ですから、
もう、破綻するまで決して利上げなんてできないでしょう。
GDPが2倍になるまで持ちこたえられるのかもしれませんが。)
その点、中国は、歴史的に長期戦略に長けた国のようです。
(高齢化こそ長期戦略が必要でしょうが、さすがにそれには
解決策がなかったのか、日本以上の超スピード高齢化により、
数十年後?には恐ろしいことになりそうですね。
30年以内?の南海スラブ地震(国民の半分が被災者?)と、
中国13億人の超高齢化社会と、
どちらがより確実で、どちらがより恐ろしいのか分かりませんが、
(もちろん災害の方が怖いですが・・・。)
もしも、「どちらも確実に来ることが分かっている未来しかない」
のだとしたら、本当に今の若い人は、ずっと足踏みしていたい
くらいの気持ちではないでしょうか。
30年「以内」なので、若い人に限らずですけど・・・。
中国の高齢化より、まず日本の高齢化ですよね。
氷河期世代でもある団塊ジュニアの正規雇用率は5割りちょっと
らしいですが、低無年金のため生活保護費20兆円と聞きました。
AIがGDPを2倍にしてくれると信じましょう。
1億2千万人が1億人に減少するのは異常だが、
明治の3,400万人が、100年程度で3倍の1億人に激増したのは
異常ではない、というのもどうなのかなという気はしますが・・・。)
トランプ大統領は、
ソ連のように中国も抑え込めると思っているのでしょうか?
それとも、実は選挙(受け)の事しか考えていない、
あるいは、戦争を望んでいる、
つまり勝てる、それで得をすると思っているのでしょうか?
あるいは、ただ単に、他の選択肢は我慢がならない、
というだけのことなのでしょうか?
ジャパンアズナンバーワンと言われていた日本が凋落?
したように、抑え込んでいれば中国も勢いを失うとか、
ソ連のように崩壊してくれると思っているとしても、
中国の体制崩壊は、
世界的に大きなショックとなりそうですが、
その辺はどう評価しているのでしょう。
世界恐慌は、ソ連にはあまり影響せず、
ソ連崩壊は、西側にはあまりマイナス影響が及ばなかったものと
思いますが、(ソ連崩壊後10年くらいは大変だったようですね。)
中国の体制崩壊は、
世界恐慌時の西側、ソ連崩壊時の東側のような激震が、
同時に地球を一周することになるものと思われます。
シュメール人でない限り、必ずプランB以下があるはずですが、
これ以上圧力をかけては戦争になってしまう、
というラインはどこら辺に引いてあるのでしょうか?
「戦争か制裁か」と言われますが、
それは「二択」ではなく、「二つの一択」に過ぎません。
プラスサム・win-winの余地がある間は、
交渉が可能であり、制裁は有効です。
そして、戦争など最初からありえません。(偶発衝突除く)
しかし、ゼロサム化している時は、
制裁は戦争の前段階、開戦の手続きに過ぎず、
単に戦争への道を早めるだけのものとなります。
そして、プラスサム・win-winが一定期間以上続くと、
必ずゼロサムが訪れています。
イランも瀬戸際戦略に出てきていますが、
それだけ制裁再開が応えて来ているのでしょう。
核開発も、徐々に再開し始めているようですが、
イランの核保有は、
米国もイスラエルも許容できないでしょうから、
その前に軍事行動に出る可能性は、
かなり高いものと思われます。
(イランも中々そこまではしないと思いますが。)
80年代? イスラエルが、F16だったと思いますが、
イランの建設中の原子炉を空爆しましたよね?
当時、子供ながらに、それって大丈夫なのか?
あまりにも屈辱的というか、イラクとかも飛び越えて、
破壊してそのまま帰って行ったということにならない?
と驚きましたが、
それほど空軍力に差があったということかと思います。
(今思うと、当時すでにイスラエルは核保有していた
のでしょうね?)
オバマ大統領時の「核合意」が成立する直前も、
イスラエルがいつ空爆するか、と言われていましたが、
現在、その核合意は、米国の離脱で風前の灯です。
イスラエルは、小さな国土の周り中敵だらけで、
油断すれば1日で地上から葬り去られてしまうような
恐怖があるでしょうから、
例えば地下に核施設を作られて、
バンカーバスターとかでも届かないという場合には、
一体どうするつもりなのでしょうか?
(核と核の睨み合いを許容するか、
地上軍投入、つまり第5次中東戦争か、
核の脅威を排するために核で先制攻撃、
ということはないとは思いますが・・・。)
ホルムズ海峡封鎖は、せいぜい1週間程度が限界
とも言いますし、そもそも備蓄だけで半年は余裕で
持ちそうですが、価格高騰は、そんなのお構いなし
にふき上がるでしょうね。
もしも本当に絵を描いている人が居るのなら、
推理小説を読む時のように、
一番得をするのは誰か、という視点が有効でしょうが、
実際は誰もコントロールできていないのだとすれば、
「そして誰もいなくなった。」
(And Then There Were None アガサ・クリスティー)
ということになってしまうのかもしれません。
※トランプ大統領の、
日米安保破棄を側近に口にしたとか、
タンカーは(日本も名指しで)自国で守れとツイートしたとか、
これは交渉術と言えるのでしょうか?
裸の王様と言うより、
それを指摘した子供の方を思い出します。
ただ思ったことを口にしているだけ、
なんてことはあるはずがない、
そう信じたいところです。




