~2020~
2020年は、年初から令和となる最初の年ですが、
アメリカ大統領選挙、
東京オリンピック、
イギリスのEU離脱問題も決着が付いていそうですし、
首相は憲法改正の目標年ともしていたかと思います。
米中摩擦の行方もかなり見えてきている頃でしょうか。
その他にも、例えば有珠山の噴火から20年でもあり、
噴火周期からして、そろそろ近いのかもしれません。
2020は、20のぞろ目とも言えますが、
eπ - πが約19.9991と、ほぼ20になるようです。
(ウィキペディア)
ネイピア数とパイは、
自然界を表す重要な数字のようですから、
20はそれなりに不思議な数字なのかもしれません。
(ほぼ20って意味あるのか分かりませんが。)
アメリカ大統領選挙は大変なことになる、
という予測もあるようですが、
アメリカ社会の分断が爆発し、
大荒れとなってしまうのでしょうか・・・。
世界的な格差、社会の分断化にとって、
大きな転換点となるのかもしれません。
2019年までと、2021年からとでは、
全然違う時の流れになりそうな気がします。
リーマンは終わったのか、とよく言われるかと思いますが、
そもそも第一次大戦は終わっているのでしょうか?
世界恐慌から10年くらいで第二次大戦になった訳ですが、
「すべての戦争を終わらせる戦争」と言われた第一次大戦が、
実は今も終わっていないのだとすれば、
(当事者、当事国は別ですが。)
世界恐慌が第二次大戦の主因と見る以前に、
そもそも第一次大戦の要因が完治していなかったのであり、
それがぶりかえされたものと見るべきなのかもしれません。
また、金融工学的側面が強いリーマンは、
恐慌だったとしても、
バーチャル恐慌に過ぎず、
100年に一度と言うのは少々おこがましいようにも思われます。
第一次大戦は、
帝国主義が世界を一周して行き止まりになっていたところ、
後進のドイツが追いかけ、
結果的に先行者から切り取ろうとした格好になった。
ビルヘルム2世の登場、
ゲルマン主義の膨張、
などが原因として考えられるでしょうか?
今は、
資本主義が世界を周回して行き止まりになり、
中国がその後を追っています。
また、トランプ大統領の登場、
今度はゲルマン主義の膨張ではなく、
欧米の希薄化的な意味での浸透、
と言える状況なのかもしれません。
第一次大戦を受けた第三次大戦があるとすれば、
その形は出来上がりつつある、再開条件は整った、
というようにも思えます。
第一次と第二次では、
ドイツが敗戦国陣営のメインでしたが、
第三次では、陣営が流動的となり、
欧州とアメリカvsロシアと中国から、
欧州と中国vsロシアとアメリカのような、
これまでにない組み合わせにまで振れるシーンが
あり得るのかもしれません。
メモ
AI革命後の世界では、資本主義は機能しなくなるので、
株は「いずれ」価値を失うでしょう。
(日本が貿易で稼げなくなり、
国際機関からの給付もない状態を、無職・無収入とすると)
同じ無職・無収入でも、取り崩し中と取り崩しが終わった後とでは雲泥の差。
よって、もう30年慣れっこのようでも、本当の味を日本人は知らないのです。
これまでの先送り状態とは、全く違う事態になります。
スタグフレーションでどうなるのか、何ができるのかは、
事例がほとんどないためまだ明らかではありませんが、
引ける紐が一本もない状態なのかもしれません。
大恐慌の時、某中銀が感じたとも言われるように、
紐を押すばかりで何の手応えもないという状態です。
平成は終わります。
次の戦争に勝利しても(核で自滅しなくても)、
新たなフロンティアがないので、分け前に与ることはできません。
よって、時代の門番への賄賂どころの話ではなく、
維持可能割合まで減少させる戦いになるものと思われます。
今は、危機(又は神)という耐性菌を作り出しているだけ。
耐性菌の根治療法は、まだ見つかっていないものと思われます。
「地球の更なる高効率利用」は、
不可能ないし極めて危険な領域と考えます。
例えばタンパク源危機に対して、
昆虫食やミドリムシなどの利用も考えられていますが、
先延ばし効果は驚くほど小さいと考えています。
(地球内部に留まる限り、もう大差なし。
もちろん、数十年単位は十分に延びる可能性があるとは思いますが。)
世界的な単収の増加も、
数十年単位で頭打ちが続いているように思います。
戦後の人口爆発は、間違いなく農業生産の増加によるものだった訳ですが、
灌漑にせよ、化学肥料にせよ、膨大な資源を食うことに違いはありません。
当時、緑の革命と言われた運動もありましたが、
結局、砂漠化や塩害による耕作不能地の拡大などの弊害を残した、
というような話もあったように思います。
とにかく、単収の増加はずっと止まっているのです。
(世界的な農地拡大も、概ね横這いで止まっていたかと思います。)
地球だけでは、もうどのような方法でも、何らかの資源が持たない、
サイクルのどこかが焼き切れてしまう、ということなのだと思います。
遺伝子操作などで、資源消費が少ない、高効率の農産物を作れるとしても、
やはりどこかに無理が生じるように思われます。
エネルギー保存則が正しい限り、つまり打ち出の小槌ではない限り、
窒素か炭素か、何とか酸か何とか塩か、何かは分かりませんが、
その高効率がどこかに無理を生じさせ、
地球上で人間が利用できるエネルギー、
つまり光や酸素やカロリー(糖等)などは、
むしろ制限される結果になることさえ考えられます。
これまでの技術革新は、よそへ弊害を排出することができたのです。
地球にはまだそれだけの余裕がありました。
しかし、その余裕が消えた(弊害の排出場所がない)以上、
地球が天国でない限りは、どのような技術革新でも効果薄となるのです。
要するに、小さな公園でのボール遊び禁止ではありませんが、
「技術革新は、もっと広い場所でやって下さい。」ということです。
私は宇宙進出しかないと思っています。
そして、AIならば、その可能性が高まることは間違いないでしょう。
(地球のさらなる高効率利用では、
世界戦争に匹敵する悲劇を避けられないと考えております。
まあ、宇宙進出も、悲劇の連続になることは確実でしょうが・・・。)
なお、宇宙進出は、無論天国を意味しません。
すぐそこにまで迫っていた、
壁までの距離がスケールシフトすることにより、
個々の悲劇が目立たなくなるだけです。
母星が核戦争で滅んでも、かろうじて火星植民地は残る、
などのように、全滅リスクは減るかもしれませんが、
悲劇の量は全然減少していません。(むしろ悲劇もスケールアップ)
そもそも文明は、
不幸を薄めることはできても、
逃げ切ることなど決してできないのでしょう。
一人当たり平均では多少薄まっているかもしれませんが、
悲劇の総量は保存されていると見るべきです。
(文明は不幸を減らしたのではなく、
薄めただけであるとすれば、
さらなる人口増加が、常に不可欠である筈。)
それでも、宇宙への拡大に掛けることより、
地球内で飽和ラインを広げる努力をする方が、
危険であると思います。
内部にとどまる限り、圧力の上昇は避けられないからです。
そして圧力の上昇とは、老化と極めて似ている現象のように思います。
ソナーは、音波の反射か何かで危険を察知するのだと思いますが、
圧力の高まりは、
壁が接近していることを告げる警告ともとれるかと思います。
(圧力≒老化≒壁が近いという警告)
つまり、益々文明が高齢化していく方向になりかねません。
(高齢化の壁を、さらなる高齢化で解決しようとするようなもの。)
それが、
文明に宿命づけられた唯一の方向であるのなら仕方ありませんが・・・。
第三次大戦は、明確な陣営に分かれて一斉に始まるのではなく、
紛争、内乱、偶発的衝突の連鎖的合計ということになるのかもしれません。
国同士ではなく、分断された無数のカテゴリー同士による、
混沌としたものになるのでしょうか?
核も、二国間の応酬というより、極地的な使用の連鎖に・・・?




