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蛹の殻  作者: アラdeathM
29/112

自分(愚痴ポエッセー)1

幸せはバランスしないが、不幸はバランスする。


どんなに恵まれていても不幸は付いてくるし、


どんなに悲惨でも幸せを見出してしまう、


少なくとも見出そうとしてしまうから。



生きる負担(仕事)は、重力のように、皆概ね等しい。


人生は産道のように苦しいのだから、


それが天国への出口とならなければ割に合わない。


死の位置エネルギーはどこへ保存されるのか。



相応しい生き方ができる人は少ないが、


相応しい死に方をできる人はさらに限られる。


何と厳しい世界。



誰しもが、まるで時間のローラー作戦に駆り出された


犬共のように並んで歩いている。


すべての可能性をしらみつぶしに捜索しているが、


本当に、そのどれかに、探しものなんてあるのですか?



「死んだ方が増しだ」


「ラジャー」


それがAIの優しさ。


しかし、


それが誤りであると断言することができない。



それが無への解放ならば、人生は刑期。


天国か地獄、あるいはより良い転生の問題ならば、人生は公判。



今の世界は、ヤマタノオロチを肥やしているだけだ。


だが、彼は決して食事に来ているのではない。


むしろ食事のために毎日来てくれた方が増しだったろう。


何税かは知らないが、


彼はいつも、決まって悲劇を取り立てに来ているというのに、


これ以上太らせて何になるのだろう。


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