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旅行3日目(2)






「宴だぁーーーーーー!!!」


三日目の夜、朗太たちは例によって二十歳以下でもアルコールを注文しない約束の下ならば入店できる居酒屋に居た。

滋賀や三重県に拠点を置くこの辺り一帯の郷土料理を提供している中規模の居酒屋チェーン店である。

そしてソフトドリンクを頼んだあとグラスを掲げて風華は満面の笑みでそう言ったのだ。


「宴って……、明日もあるぞ」

「明日なんてわずか2・30キロでしょ?! 何とかなる何とかなる! 2・3時間漕げば着くわよ!」

「まぁそうだが……」

「でしょ! ということはもう京都自転車旅の行きの行程は終えたも同然!! お祝いしなきゃ!! 皆おつかれー!!」

「確かにそうね」

「その理論は一理あります!」


こうして朗太たちは残り30キロ近い距離を残し、宴を開始したのだった。


「「「「かんぱぁーい!!!!」」」」


グラスが擦れる音が店内に響いた。

そしてすでに朗太たちは滋賀の郷土料理を注文している。


「にしても『山』の看板には笑ったわよね」

「アレマジなんだったんだ。実際に見たら山あるし」

「さぁ? やっぱりそういう地名だったんじゃないですか??」

「でももうちょっとやりようがあったでしょ」


朗太たちが今日の行程の途中で見かけた、左折先が『山』とだけ書かれている道路案内標識の話で盛り上がっているとすぐに料理は運ばれてきた。


『じゅんじゅん』という名の料理である。

名前しか書かれていないメニュー表で強烈なインパクトを放っていたその料理は、すき焼きの肉を魚に置き換えたような料理だった。


「で、これは何の魚なのかしら」

「白身魚だけど、全く分からないよね」


出てきた料理をしげしげと眺め箸でつつきつつ、不思議そうに小首をかしげる姫子と風華。


「恐らく見たところ鯉とナマズですね」

「鯉、か……」

「鯉、ね……」


聞いたところによるとじゅんじゅんとは琵琶湖で豊富な淡水魚が取れることから生まれた料理らしい。

だからこそ鯉を利用することも分からないではなかったのだが、朗太たちは鯉と聞いて身構えていた。

どうしても泥臭いイメージがある。しかし


「うわこれうめぇ!!」

「私こっちのすき焼きの方が好きかもです」


臭みなど全然なくプリッとした食感で非常においしく朗太たちは感動しながら箸を進めていた。食事にあまり興味のない朗太は知る由もなかったが、鯉も当然それ用の調理方法をすれば食べることが可能だし、養殖も行われているのである。

そしてそのあとには


「何これ?! 焦げてるじゃない!!」

「おい黒はんぺんに続いてまたダークマターが出てきたんだが?!」


『元祖黒たこ焼き』なる真っ黒い球体が運ばれてきた。

真っ黒の、一見たこ焼きが黒焦げになったようにしか見えない代物である。


「火加減も出来ない人が調理しているのかな?」

「ちょっと止してよねー」


自分たちの料理の腕前を棚に上げて口々に不満気な冗談を言う風華に姫子。

だがそんな姫子たちを纏が窘めた。


「これが完成品ですよ。姫子さん、風華さん。たこ焼きをここまで丸焦げにしちゃうような人は姫子さんと風華さんだけです」

「何をー!?」

「今日はやけに言うじゃない纏」

「言われて当然ですよ。だってこれ、中に竹炭があるから黒いだけなんですよ? しかも竹炭はミネラルがたっぷり含まれていて美容に良いんです」

「何ですって!?」

「じゃぁ食べなきゃダメじゃない!!」


美容に目のない二人は美容に良いと聞き凄い勢いで黒い炭にしか見えないそれをかきこみ始めた。

案の定それは絶妙な美味しさで、しかも美容に良いとくれば姫子と風華は目の色を変えて頬張っていて、その様子を見て纏はプリプリと頬膨らませた。


「ホラ美味しいでしょう? こんな美味しいものを焦げた失敗作扱いなんて許せるものじゃないんですよ」

「フン! だからってさっきの発言は言語道断よ! 私が日々作ってるのは元祖姫子焼きよ!」

「元祖て……、後続が出るのか……?」


朗太は姫子の呆れた物言いに眉を下げた。


その後朗太達は自分が食べたかったものや目についたものを注文する。


「で、何なのよこれは朗太」


数分後、朗太の前に置かれたご飯の上に謎の天ぷらの乗った料理に姫子は目を吊り上げていた。


「BB丼です!!!」


対し、ドン! という効果音が付随しそうなほど朗太は語気を強めた。


「び~び~どん~~~~???」

「BB丼ってのはなぁ!! 琵琶湖に住むブラックバスを天ぷらにした画期的な料理なんだよぉ!!」

「えぇぇぇぇぇ?! ブラックバスって食べられるの?!?!」


天ぷらの衝撃の正体に風華も顔をゆがめた。

実はこのBB丼、予てより朗太が食べたいと思っていた料理である。


「食べられるらしいぜ白染!! で、その味はというとなぁ……うまぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」


余りの美味しさに朗太は仰け反った。漫画なら思わず服がはだけそうになる旨さである。某漫画だったのなら完全にトランクス一丁になってしまうような美味しさがそれにはあった。


「え?! 嘘でしょ!?」

「ちょっと凛銅君食べさせて!」

「先輩、私も気になっていたんで一口貰いたいです!」


朗太が感動していると少女たちは次々と箸でつっつきブラックバスのフライをかっさらっていった。

その後も次々と料理は出てくる。例えば


「滋賀県といえばこれ!! 鮒ずしでしょう!!」

「さすがにちょっと匂うわね~」

「えぇ、ですけど最強においしいですよ姫子さん!!」


鮒を発酵させて作った鮒ずしや


「あ、これ私んちで良く出る!!」

「えぇ……」


『スヤキ』という焼きそばのそばをただ焼いただけらしい料理が出てくる。

スヤキとは纏の解説によるととある食堂の店主が『学生に少しでも安く美味しい料理を出そう』と考え焼きそばを塩だけで味付けして出したのが始まりらしい。

それが風華の家の定番料理と聞いて若干泣けた。


「あ、アンタ、こんな旅行に行かせてもらった親には死ぬほど感謝しなさいよ……」

「もうしてるよ!!」


スヤキを掻き込みながら風華は憤然と唸った。

またその味だがそのルーツを疑いたくなるほど美味であった。

その後もいくつかの滋賀の郷土料理を食べながら朗太たちは今日の行程の話に花を咲かせた。


「にしてもアンタたちが揃ってトイレ行きたいとか言い出した時は笑ったわ」

「ちょ、姫子さん食事中ですよ」

「まぁそうだけど。でも纏もアレは笑えたでしょ」

「ま、まぁ確かにアレは傍から見ている分には面白かったです」

「おいお前らアレ笑い事じゃなかったんだぞ?!」

「そうだよ!! 私たち大変な思いしたんだからー!!」


近江牛餃子をつまみながら朗太と風華は猛然と言い返していた。

そう、実は朗太たちは今日の旅路の途中で悲惨な目にあっていたのだ。


それは鈴鹿峠を越えしばらくした時のことだった。

坂を下り終え皆が一息ついているとスッと手を上げ朗太は言ったのだ。



「すいません……、みなさん……!」

「どうしたのよ朗太」

「自分、トイレに行きたいです……!」

「ハァ!?」


朗太の突拍子もない告白に姫子は目を剥いた。


「だからこまめにトイレ行っときなさいって言ったでしょ!」

「うるせー!! 行っても行きたくなっちゃったんじゃ!」

「ならそこら辺でしてきちゃいなさいよ!」

「おいお前とんでもないこと言うな?!」


子供を嗜めるような態度に続いて姫子がとんでもない提案をしてきて思わず朗太は言い返していた。


「誰が見てるか分からないんだぞ?! そんなこと出来るわけねーだろ!?」


もしこれでたちしょんをして何かの拍子に晒されたら炎上してもおかしくない。


「お願いだ……! オレをトイレに連れてってください……!」

「そんな私を甲子園に連れてってみたいに言われても」


姫子は朗太の情けない訴えに眉を下げた。だがそこに思わぬ人物


「凜銅くん……! それに姫子、纏ちゃん……!」


風華が乱入。


「どうした?」

「何よ」

「どうしたんですか?」

「私も……! 私も……! トイレに行きたいです……!」

「「「えええええ!?」」」


風華のとんでもない告白に皆が仰天した。


「風華!? アンタもトイレちゃんと済ましてなかったの!?」

「済ましたわよ! それでも行きたくなっちゃったの!?」

「でも再三トイレ行くように言ってたの白染じゃないか……」

「仕方ないでしょ! 行きたくなっちゃったんだから! それにそこらでたちしょんすればいい凛銅君と私じゃ事の重大性が違うのよ!」

「ま、まぁそうだが……」


トイレが近くて珍しく風華の気性が荒い。朗太が黙るとこの場を冷静に俯瞰していた纏が首をかしげた。


「でも風華さん、鈴鹿峠周辺はトイレ行ける場所無いとか言ってましたよね? どうします??」

「もうトイレ出てくるまで飛ばすしかないでしょ! 私と凛銅君の膀胱が勝つか、負けるかの勝負よ!」

「だな……! 負けは許されない!」

「最後の最後になんて勝負を始めんのよアンタたちは……」


こうして朗太たちは一路トイレを目指し国道一号をかっ飛ばした経緯があるのだ。


「でも巻き込まれた側としてはたまったもんじゃなかったですよ~」

「そ、それに関しては返す言葉がねぇ」

「でもガタガタの道とか結構ヤバかったんだよ!! 揺れて揺れてッ」

「あ、アンタはアンタでなにとんでもないこと言ってんのよ……」


またその後も事件は起きていた。


「それにしてもアンタは私に自転車貸しなさいよー」


それを思い出し肘をつく姫子が言うと、フンと朗太は顔をそむけた。

実は二日目の終盤あたりから纏ではなく朗太が隊列のしんがりを務めるケースが多くなっていたのだ。

纏の荷物が入っているからという理由もあるが、朗太の疲れは相当だったのである。


「凛銅君のは一番安物だからねー」


最後尾の朗太を指して風華は言う。

実際にその通りで金銭的な事情より朗太が跨るマシンが一番安いものなのだ。

だからこそスペック的にも朗太は不利にあって


「じゃぁ朗太、私のチャリと交換しましょうよ」


と姫子が提案してきたのだが


「いやだ!!」


それを断固朗太は拒否したのだ


「何でよ!?」


まさか拒否するとは思っていなかったため驚嘆する姫子に朗太は言った。


「だって交換しても俺がのろかったらマシンスペックの所為に出来ないだろうが! 死んでも貸さん!!」

「早くアンタは貸しなさい!!」


朗太のクズ過ぎる動機に姫子が叫んだ。


「荷物もって貰っている身分で言うのは申し訳ないのですが、あれはひどすぎました」

「むしろアレは男の子って感じがしたけどね」

「アンタは妙なところでプライド高すぎなのよ」

「うるせー!! 何とでもいえ!」


ジョッキを掲げてソフトドリンクを飲み干し机にゴツンと置き朗太は吠えた。


「それにしてももうおなか一杯ですね。もう食べれません」

「そうね、そろそろ出よっか」


そうこうしているうちにお腹が膨れて朗太たちは店を出る。


そして例によってコインランドリーで洗濯をし


「ふぅ」


朗太が一人ビジネスホテルの一室で息をついているとコンコンとドアがノックされた。ドア窓を覗いてみると風華たちがいる。開けてみると


「二次会を始めるわよ凛銅君!!」

「お邪魔しますね先輩」

「じゃ、失礼するわよ朗太」

「ええええええええ?!?!」


三人の美少女が朗太の室内に侵入してきた。


「ちょ! お前ら何事だよ?!」

「言った通り二次会よ凛銅君!」


想像もしていなかった事態に面食らう朗太。すると事も無げに笑みを零しながら風華は手に持っていたビニール袋を掲げた。中にはコーラやら何やらが大量に入っているようだ。


「言ったじゃない凛銅君。もう後は明日2・3時間走るだけだって。だからまず一回目の打ち上げよ! 大変だったんだもん! パーッとやらなきゃ!」

「今日は夜更かししてもオッケーってことですよ先輩。にしても思いの外奇麗ですね部屋」

「今までも散々夜更かししていた気もするが……。あと部屋一人なら別に散らからねぇだろ」

「意外ね。ちょっと見直したわ」

「そりゃどうも。で、四人で割り勘にするだろ?」


言って朗太が財布を取りだそうとすると風華がそれを押しとどめた。


「良いのよ凛銅君。今回は」

「なぜ……?」

「アンタがなんだかんだ纏の荷物一番持ってたでしょ。だからよ」

「ありがとうございます先輩。助かりました」

「な、なら良いが……」


こうして二次会は始まったのだ。


「そういや有料チャンネルのチケットも取ってあるぞ? 普通の映画でも見るか?」

「何でそんなもん取ってんのよ……」

「先輩最低です……」

「ハハハ」


朗太の危うい暴露に姫子たちは顔をしかめた。


その後行われた二次会も大いに盛り上がった。


「え?! わきの下に傷があるって言うのはそういうことなの?!」

「そうだよ凛銅君! 豊胸した場合腋の下あたりに傷跡があるの」


朗太は例によって美容整形技術を見破る術を学び


「あ、でもワキガの治療のために腋の下にメスを入れる場合もあるから早とちりは禁物だよ!」

「なるほど、つまり腋に傷が場合胸が小さかったかワキガだった、と……」

「アンタ、なかなか凄いこと言うわね……」


この美容整形術の話、よくよく考えてみると小説のネタになると考え直した朗太がサラサラメモ帳にメモを取っていると姫子が目じりを痙攣させながら呟いていた。


そして整形技術談義が一段落着くと四人は映画を見始めた。

これも朗太が有料チャンネルを取得していたからである。

こうして三日目の夜は更けていった。











後書き。



本話の続きです。






「映画を見ましょう!」


TVを見ながらの整形談義が一段落すると、姫子の鶴の一声で朗太たちは映画を見ることになった。


「だよな。でないと俺が有料チャンネル券取った意味ないしな!」

「その真意は言語道断だけど映画を見られる環境を整えたことは称賛に値するわ」


姫子にじとっと睨まれつつも朗太は椅子から立ち上がりチャンネルを操作する。

専用のボタンでR18以外を選択すると画面にズラリと映画のサムネイルとタイトルが並んだ。

どれも一度は名前を聞いたことのある有名タイトルであった。


「どれも知ってる奴ばかりですね。名作ぞろいです」

「私はどれでもいいなー。このラインナップならどれ見ても満足できそうだし」

「ただ俺は今は頭空っぽにして見れる奴が良いな」

「あーそれはあるわね。疲れてるし」


そして白羽の矢が立ったのが、全八部、七年制の魔法学校を舞台にした某有名魔術学園を舞台にした某超有名映画だった。


「これなら誰でも内容知ってるし良いでしょ」

「だな。今は小難しい話は入ってこないから、むしろこういう誰もが知っている奴が良い」


ボタンでその映画の中でも第一章に当たる主人公が魔法学園に入学した年を扱った映画第一弾を指定する。

するとすぐに映像が流れ始めた。


「にしても本当にワクワクするわよねこの話の導入は」

「ホントにね! 凄いよね」

「大人でも子供でも楽しめるから感心します」

「いやこれは俺も本当にすごいと思っているよ」


そして四人揃って既に何度も見た映画を懐かしみ、有名な帽子で組を分けるシーンでは


「姫子はグリフィンドー〇っぽいよね」


なんて下らない会話をし始める。

風華にグリフィンドー〇っぽいと言われた姫子はまんざらでもないようだった。

胸をそらしフンスと鼻を鳴らし


「ま、私もそうだけど、風華もそうでしょ」


余裕のリップサービス。風華を誉めて見せる。対し褒められた風華はエヘヘと頬を緩め


「纏ちゃんもそうよね」

「ホントですか? ありがとうございます!」


さらに余裕のリップサービスのパス。横で枕を抱えて映画を見ていた纏を喜ばせていた。

そしてなぜかリップサービスの輪に入れなかった朗太が不振に思いつつも


「俺もグリフィンドー〇っぽいよな」


と自分も輪に入れてと自己アピールすると


「「「いやそれはない」」」


と三人に一斉に否定されてしまった。


「え?」


信じられない拒絶に朗太が言葉を失っていると少女たちは矢継ぎ早に自分たちの見解を口にした。


「朗太はどう考えてもスリザリ〇でしょ。いつものやり口からして」

「おい!!」

「でなければ先輩はハッフルパ〇です。運動神経から言って」

「ハッフルパ〇生は仲よさげでそれはそれで良いじゃんかよ! 蔑称みたいに言うんじゃない! それと社会出て一番結果出すのは間違いなくスリザリ〇だから! スリザリ〇こそ実社会にて最強だから!」

「ハハハ、確かにそうかもだけど、とにかく凛銅君は帽子かぶる前にスリザリ〇って言われてそう」

「あ、確かに! もう帽子も勘弁してくれって感じでスリザリー〇!! って叫ぶわよ!」

「それは盲点でしたけど確かにありそうです!!」


三人の美少女はギャハハと笑い、


「言わせておけばぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


朗太を怒らせた。


「何かやり返すわけ??」


対し怒ったところでコイツには何も出来っこない。

そんな雰囲気をありありと湛えながら姫子が問うと


「別に何かやり返すわけではない。でも怒った俺は何するか分からないから口を慎むんだな」


朗太は姫子をねめつけながら言うのだった。


「ポッター」

「やっぱりあんたスリザリ〇がお似合いよ!」


姫子は叫んだ。















本文にこの話を入れるのに抵抗があったので後書きに書きました。

この話は登場人物に女がいること以外はほぼ実話ですね。

それもあって朗太はとんでもないこと口走ってます。

あれは私たちが親友の部屋を訪ねた時、その親友がドアを開ける否や言い放ったセリフですね。

次話は7/31(火)に投稿いたします。

ちょっと夏っぽい話を投稿しようと思っています。

宜しくお願いします!


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