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聖剣使う美少女(脳筋)が相棒です  作者: 東雲 立風
Chapter 5 -New Legend 《最強の脳筋》-
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59

 東から日が昇る。

 夜明け、茜色に染まる海原。

 始まりを告げる。

 そこに待つのは絶対の島だ。


 『確認した、あと1時間後じゃろうか。これより先彼の島(・・・)が現れよう』

 「りょーかい」


 レネの索敵により敵地完全把握、1時間後に到達と推測される。

 皆に伝達、備えろ、戦いはすぐそこにあると。

 既に甲板には10人全員が集結、それぞれ戦闘態勢に入る。

 そこに迷いも恐怖もない。

 ただひたすらに、その目には闘志を宿す。


 『しかし奇妙じゃ』

 「どうかしたのか?」

 『なに、以前感じたものより、あの王(・・・)の魔力が小さくなっておるのでな』

 「魔力エフェクトで隠してる?」

 『いや、あの王はそんな小賢しいことはせんよ』

 「なら……」

 『本当に弱っておるのか、はたまた訳があるか、どちらにせよ数日前の魔力は一体何処に————』

 

 四肢を動かし、エンジン始動、燃えながらのエネルギー活動。

 その中でレネが持つ違和感。

 曰く数日前に感じた復活の魔力、それが減少、弱体化しているらしい。

 しかも魔力減少は止まることなく、今も少しずつ霧散中とのこと。


 (だんだん弱くなっているなら俺たちにとって好都合でしかない、ただ魔力はどこへ行く?)


 魔王と称される者が魔力をダダ漏れにするはずもない。

 何かに使っていると考えるのが妥当。

 だが行方は知らず、レネの索敵のそこまではとらえきれない。


 「やっぱり銀神エレネーガ殿も可笑しいと思うかねえ」

 

 その疑問に同じく疑問符を付ける者が。

 名をスサノオ、実体化しているが、その横にはちゃんと星之宮が立っている。

 どうやらレネと同じことを感じているらしい。


 『我も顕現するぞ』

 「ああ、神力を回す」

  

 短い期間であるが星之宮に神力の教えを受けた。

 だいぶ慣れてきた、扱えてきたと言える。

 力を丹田より吐き出す、この両眼を一層銀に煌めかせる。


 「……ふう、ようやっとスムーズじゃな」

 「まあ最初のころは無駄が多すぎたから」

 

 この瞳より神が現世に。

 歴史に名を刻みし戦神がいま和神と対峙する。


 「相変わらず美しいねえ」

 「当たり前じゃ、我をなんと心得る?」

 「かっかっか、銀の大神様だ。それでだ、あの島のことだが……」

 「おぬしも王の魔力を確かに感じておろう? ただいかせん弱い、これでは全盛期の半分もあるまい」

 「だけど理由はわからねえ。イヤーな予感がするぜ」


 レネはスサノオと語り合う。

 俺は正直わからない、だが神様がこんな不審に思うってことは相当。

 待ち受けているのは弱くなった魔王の王、そう考えるのは楽観視しすぎということ。

 これにはナニカ裏が、魔力の流れる先がある、という推理らしい。


 「しかも他の魔王共もちと歪だよなあ」

 「やはりそう思うか。ただ魔力の量は本物じゃ、気も感じる」

 「それでも密度が薄い、こりゃ仕掛けがあるか……」

 「あるいは本当に不完全な状態であるか、とにかく現状では我もすべては分からぬ」


 右へ左へ、関節曲げ、身体を伸ばす。

 その間にも神たちの会話を鼓膜に打ち付ける。

 周りの連中も黙々と己を整えながらも、自然と耳はこれを取り入れている。

 情報は逃さない、油断も自信も今は仕舞う。

 それもそう、相手はかつて人類を滅ぼしかけた魔王、復活した悪しき伝説と戦うのだから。

 

 (だが魔王の王以外も、レネたちの話じゃ殆どが不調、ツイていると素直に受け取っていいのか、それとも————)

 

 戦う前に相手の弱体化情報、衛星ではキャッチできないモノも神にかかればお手の物。

 しかしだ、これで気を緩めたりはしない。

 全員が本気も本気。

 裏にナニカいようとも、大きな仕掛けがあろうとも。

 魔王を殺す、この目的に何ら変わりはない。


 (しかも今回は大会の『ルール』なんてケチなもんはないし)


 倫理的なルールは全撤廃、全ての楔から解き放たれた俺たち。

 殺害を許可されたフリーパス。

 あらゆる手管を使い、目的を達す、ようやく全員が『全力』を出せるわけだ。


 (火力も範囲も自由にできる、こんな機会もなかなか無いからな)


 思う存分暴れよう。

 全ては始めてから。

 そこに謎があったとしても、読み始めなければ答えは得られない。


 「……そうじゃ巫女! おぬしは島の方を調べい!」

 「島ですか?」

 「左様。どうせ魔王の数は10といない、ぬしは回復がおもじゃろうし裏を探せい」

 「確かに俺が憑いてるが、身体的に考えて姫に近接戦はキツイ、銀神に賛成だな」

 「私はそれでもいいんですが、皆さんが……」


 星之宮が俺たちを見る。

 要は神様から言われたことでも、第一線を離れるということに。

 他の連中はどう思っているのか、それが気になるのだろう。

 

 「別にいいんじゃね?」

 「特に問題は無し」

 「むしろ1対1で戦いたいよね」

 「怒られなくて済むし賛成だ!」


 (最後のはちょっと意味が違うような。言ったのはもちろん相棒のエイラさん。最近怒られてばっかりですもんね)


 「……わかりました。では、私は島の方を調べます」


 ここでひと段落、星之宮の行動は決まった。

 もともとその治癒技量から、回復役として抜擢されたが、スサノオいるとしても近接戦は行えるような風体ではない。

 それにこの面子じゃ、ある程度傷を負っても関係ないだろう。

 

 (確認されている魔王は8体、あとはその上に真魔王(魔王の王)がいるとの予想、一応キレイに配分は出来るな)


 「どうなることやら————」


 レネがその口から腑に落ちぬ言霊を吐く。

 だが俺にいま出来るのことは限られる。

 目の前のことをやるのみ。

 近づいてくる衝突の時、航路はいよいよ終点を迎える。













 

 「————こりゃ随分歓迎されてるなあ」


 既に東雲終わりの到来この青空。

 魔王島をハッキリと目に映す距離に、眼下に臨む海の先。

 敵はすぐ傍に、肌身にビリビリ感じる。

 王の威光と溢れ出る混沌の魔力が渦巻いている。


 「すんごい魔物の量だねえ」

 「クラーケンもいるぞ!」

 「まさに現代の魔海と言ったところか」


 俺たち船の上、その先その下には海に巣食う魔物が山盛りに。

 それらが島に続く航路を遮断。

 

 (こんだけの量となると、おそらく魔王の誰かの能力ってところか)

 

 異常発生した魔物たち。

 この船を沈めんと待ち構える。

 そして俺たちも俺たち、畏怖することなく淡々と段々と進んでいく。

 

 「しかし、物理的に考えてこの船が通る隙間は無いぞ?」


 クラークが現実を呈す。

 それもそう、さっきも言ったが山盛りなのだ。

 言葉通りの意味、むしろ溢れすぎて海面にはみ出してるものさえいる始末。

 シンクロやレネの索敵使わずとも、甲板に居て実感してしまうレベルなのだ。


 「なら、海については私に任せてもらおうか!」


 この打開を名乗り出るのは歴史の再現者、べリンダ・ドレイク。

 赤みがかった髪を潮風に揺らす。


 「だがとてつもない量だぞ」

 「心配すんなよエイラ、私は船長だぜ?」

 「そうか、まあべリンダが大丈夫というなら大丈夫だな!」


 エイラがべリンダを心配するが意にも返さず。

 船長は自信満々、満面の笑みを浮かべる。


 「さあて、やっと『本気』で歴史を再現できるねえ————!」


 べリンダ・ドレイクは歴史を再現する者である。

 内容は世界に刻まれた実情を再び現実にもたらすというもの。

 確かに稀有な能力だが、実はこの歴史再現の力を持つ者はそこそこいる。

 だが人によって扱える時代やその規模は異なる。

 その中でも彼女べリンダは『無敵艦隊』という時代を保持し、そして100%を超えた規模で展開することが可能、だからこそSを冠むる。

 対国特化型能力、大規模侵略を『独り』で行ってしまうのだ。


 「刮目しろ! 狼煙を上げろ! 全てを奪い取る! 全艦隊出航である!」


 船長の号令がかかる。

 するとどうだ、けたたましい音を立て次元が割れ始める。

 大会初日で吹っ掛けられた時とはワケが違う。

 巨大な戦艦が次から次へと。

 歴史において無敵艦隊は130隻にて構成されたといわれている。

 しかし現れる艦隊数はそんなものではない。

 100、200と、歴史を超えた、超上の新艦隊、今ここに現代最大規模の伝説が再現された。


 「全艦隊主砲準備! ありったけ積み込みな!」


 船員はいない中、独りでに船は回る。

 そうしている間にも魔物は蠢き、俺たちはそれに近づく。

 

 『ユウよ。この船の数でも魔物突破は無理ぞ』

 「まじか!?」

 『魔物どもは魔力によって造られておるようじゃ、倒したところで無限に湧いてきよる』

 「なるほど……」


 俺の中に戻ったレネ、警告してくれる。

 周りにも直ぐに伝える。

 刻一刻と迫るこの状況、まさかこの大砲の数でも倒しきれないとは。

 いやそもそも倒したところで、意味はないようだが。


 「どうするユウ!」

 「いやどうするって……」

 「そうだ変幻なんとかしろ」

 「え、いやアーサーも……」

 「「「「どうにかしろ変幻ユウ」」」」

 「みんな俺任せ!?」


 こういう役はヨーゼフだろうが、大事な時はいっつもイジるじゃんか。

 なにヨーゼフもクスクス笑ってんだよ。


 「し、シルヴィ助け……」

 「無理です。それに私はユウなら出来ると信じています」

 「そんな良い笑顔で言われても……」

 

 頼みのシルヴィ先輩もお断り。

 クラークも俺の働きどころと思っているらしい。

 一気に集まる幾つもの視線。

 いやいやそんな注視されましても、シンクロでも全員を飛ばし足り出来ないし。

 そもそも隊長エイラが俺に全任せって一体どうなのよ。

 だが一向に動かず、敵は目下、総意は覆せないようだ。

 

 (はあ、わかった、わかったよ、なんとかすりゃいいんだろ)


 思考を巡らす。

 迫りくるタイムリミットの中で少ない脳みそをフル回転。

 戦略を導く、一時的にも魔物を退けられる艦隊の主砲群、そしてここに集まった選りすぐりの能力者たち、持ち得し能力は天災級だけである。

 閃きと形容していいかどうか、そんな杜撰ずさんな考え、着地も気合、だけどこれが俺の思いついた唯一の方法。

 しかし土壇場、迷っている暇など無い。


 「まずべリンダ! 主砲は俺の合図で発射してくれ! あと船を一隻くれ!」

 「あいよ!」

 

 大前提となる一本の道を確保。

 主砲群による一時的な活路を見出す。

 更には今乗っている船とは別にもう一隻、俺たちはそれに乗り込む。

 ここからはべリンダとは別枠勝負にする。

 

 (べリンダには悪いが今回の魔王戦は俺たち9人だけ、船長には魔物を相手をひたすらしてもらうとしよう)


 「アーサー! エイラ! 2人は船の強化、高速化を頼む!」

 「わかったぞ!」

 「了解」


 アーサーの高速化とエイラの強化、2つの能力を乗り込む艦隊へと付与する。

 ただこれだけでは結構速い船でおしまいだ。


 「李は兵隊を海に投下してくれ!」

 「僕の兵たちも安くはないんだけどねえ」


 死皇帝は死した者を操る、この甲板に死体ゾンビを出現。

 彼らを餌とし時間を稼ぐ。


 「そしてここからが本命、クラークとユリア先輩にはエンジンになってもらう」

 「ほう、エンジンか」

 「……ちょっと面白そう」


 具体的に説明。

 まずはクラークが一瞬船外へ、その瞬間に俺たちが乗っているこの船に『超爆発』を叩き込んでもらう、それこそ殺す気のやつをだ。

 それに対しユリア先輩の『反射反撃ハイ・カウンター』、これは条件によるがあらゆる攻撃を倍加して真反対に押し返すというもの、これでクラークの爆発を反射、その勢いでぶっとんで行くという作戦だ。


 「しかしそれでは俺は海にドボンだぞ」

 「それは心配ない。ヨーゼフ」

 「僕かい?」

 「衝撃で吹っ飛んだクラークを鎖で拾ってやってくれ」

 「……はっはっは随分体当たりだな」

 「文句は俺に任せた自分自身に言ってくれ」


 反射で吹っ飛んだクラークはヨーゼフが鎖で回収する。

 ユリア先輩の身体については俺がシンクロで風を固定化。

 見えざる補助台を作成、衝撃に備える。

 

 「ちなみにユリア先輩、クラークの爆破返しきれます?」

 「……ナメんな」

 「あざます! お願いします!」


 どうやら根性でやってくれるよう、いやはや頼りになる先輩だ。

 あと頼りになる先輩はもう1人いる。


 「私は何を?」

 「シルヴィはクラークの補助! 爆破にかかる工程を早送りしてくれ!」

 「わかりました!」


 いかせんクラークには最大火力を頼んだ。

 それに伴う『溜め』は相当、その時間かかる工程はシルヴィに手伝ってもらう。

 既に各自動いている。

 強化し、足止めし、力を溜める、即興ながら準備は整った。

 意外と部隊らしい作戦?

 そんなことはもはやどうでもいい、ただ真っすぐ島へぶっ飛べばなんの問題も無い。

 

 「私は……」

 「星之宮!? しまったすっかり忘れてた」

 「ひ、酷くないですか!?」

 「申し訳ないけど、船から落ちないようその辺にしがみついていてくれ!」

 「私の仕事、船から落ちないようにって、全部終わった後覚えておいてくださいね……」


 最後なんだか般若が見えたような、セリフも随分怖かったし。

 まあ、それは後回し、さあここまで閃き速度マッハ50。

 実際そんな早くないが、体感だ体感。


 「副船長! そろそろ始めてくれねーとヤバいぞ!」

 「それ俺の事か!?」

 「当ったり前だ! 私の船与えたんだ、そんぐらい役職なきゃ華がねえってもんだろ!」

 

 べリンダは俺を副船長としたらしい。

 名誉なことで、こんなデタラメ特攻船の長をやらせてもらえるなんてな。

 つべこべ言わず、既に限界、実行へとシフト、本当の突撃を開始する。


 「クラーク!」

 「応とも! 爆発するぞおおおおおおおおおおおおおおおお」


 クラークその身に炎を宿す。

 己が魂を核融合、恐ろしいまでの熱を内包し始める。

 一刻一刻、溢れんばかりのパワーが結集していく。


 「エイラ! アーサー! 李! 星之宮!」

 「オッケーだ!」

 「問題無し」

 「はあようやくだね」

 「だ、大丈夫……!」


 それぞれいい感じの位置に。

 衝撃に備える。


 「ユリア先輩! 」

 「……ばっちこい」


 シンクロで風を操る、ユリア先輩の身体を大気に衝撃に耐えられるよう固定する。

 カウンターの分散、先輩の位置もこれで修正した。

 

 「シルヴィ!」

 「爆発までの工程を飛ばします! 流転スキップ!」

 

 シルヴィの先送りがクラークを包む。

 スローだった備蓄はスムーズに、一滴しか出ない蛇口を粉砕、濁流のように押し流れる。


 「頼むよ船長べリンダ!」

 「よし来た! 全艦隊全主砲、一斉射撃!」


 無限数の巨大弾が放たれる。

 雨あられ、魔物どもに降り注ぎ、この海に肉片、そして独特の血が流出する。

 さながら全てを穿つ狂気の船、敵を一網打尽に。


 (でもレネの言う通り直ぐ再生しちまう! こりゃ本体倒さなきゃ埒が明かない! ただ道は出来た————!)


 「うおおおおおおおお! 来たぞおおおおおおおお!」

 

 どうやらクラーク発のエンジンも溜まったようだ。

 シルヴィの能力のおかげですぐにできた。


 「ヨーゼフ!」

 「任せてよ! 絶対逃がさないから!」

 

 ヨーゼフの逃がさないという台詞は不思議なほど信頼できる。

 次元より鎖を生み出す、クラーク拘束の準備も万端だ。

 さあさあ行こうか、後先考えずの一発勝負。

 それぞれが大会で出し切れなかった本領発揮。

 根性、気合、能力、技術、全てを混ぜ合わせた混沌を、いや脳筋を体現する。

 なんせ俺たちは最強の脳筋アルティメット・パワーズを名乗っているのだ。


 「行くぞ! 独核爆発ワン・エクスプロージョン!」

 

 怒号を轟かせ炸裂する、肌を焦がす

 バチバチと伝わる熱さ、一気に襲い掛かる爆発の大質量。

 

 「……反射反撃ハイ・カウンター!」


 それをユリア先輩が真向から押し返す。

 拮抗する。

 一歩後ずさり、やはり火力が強すぎる、ならば俺も先輩に加勢するまで。

 カウンターその方向に爆発の向きをなんとか押す。

 踏ん切りつく、勘ぐりもつかの間、一瞬空いた時間の間。

 先輩のストレートカウンターは盛大に決まる。

 一点光る予想以上の発射加速。


 「もしかしてやり過ぎて————」


 想像を超える。

 天を越える。

 宙を舞い船は空に軌跡を描く。

 青空反転、魔王島に俺たち脳筋の雨が降り注ぐ。

 



 

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