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ラージ  作者: 全州明
四章
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適応環境2

 ――――いつの間にか学校に着いてしまっていた。

 いや、別に学校に着くこと自体はいいのだけれど、問題は来るまでにかかった時間だ。

 僕の時計はいつの間に狂ってしまったんだろう。普段学校に行くまでにかかる時間は十五分弱、走っても九分程かかる。それが、こんなにも一瞬に感じてしまうものなんだろうか。

 時計を見ると、七時五十八分だった。

 前走った時より一分速いけど、それでも、少なくとも七分間は走り続けていたことになる。

 にも関わらず僕は全く息を切らしていない。普段通りの呼吸だ。なぜだろう。頭に大きな疑問符が浮かぶ。しかしその疑問符は学校のチャイムに()き消され、答えが出ないまま、有耶無耶になった。

 というか今はそんな言葉遊びをしている場合じゃない。このままじゃ遅刻だ!


 でも、僕が遅刻することははなかった。

 学校には、誰もいなかったのだから。

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