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ノイズ
笑うのだ、ノイズ混じりの視界
ふらつく体も、寒気も押さえて
踏ん張れば、放つ熱すら失なって
君にたどり着く。
反響する音がまた反響を繰り返して
壮大な音楽とねじ曲がった芸術を作る。
壮大な勘違いと
壮大な思い込みと
嫌われたものの狭間で
またふわりと宙に浮く
何故と問えば答えなどなく、
異質な目 空に問う
乱れた形で綴り続ける
泣けぬのだ、落ちる頭
かくりかくりと揺れるまま、維持すれば
道をそれて
また、ため息が落ちる
同じ音、何度も何度も繰り返し
縮小された私意と
縮小された感情と
好かれたものの狭間で
またゆらりと地に落ちる
何故、と問えば答えはそこに
虚ろな目 拒否をする
ありふれた形、紡ぎ続けた
叶うのならば
救いがどうか、どうかあらんことを




