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優しき矛盾  作者: 半月
17/32

チリ

意味がない。

意味など、なくなってしまう。

かけては満ちて、繰り返し、繰り返し、人を照らす。

かけてかけて、駆け巡って、軌道がずれて、同じ場所を見つけられずに、スタート地点すら見つけ出せない。

同じ場所に戻ることができない。

意味もない。

意味など、最初からないのかも。

破壊し、焼き付くし、燃やして、ついには黒く収縮して消える。

二度と同じ状態に戻ることなく、そのまま黒くなれば、青い場所などなく

飲まれた光は、読まれた黒は、またチリの一つに。

捻じ曲がってくるそれを、綺麗だと言うその口はまた一つつぐまれて

狂ったそれを超えてみせると言ったその声は、今日も生まれた。

産声、生死、欲、老いてまた消え、新しくまた別にどこかで何かが生まれ、散る。

意味があるのか、意味がないのか

わからないままに、わからないままに、進むことだけを許された僕らだから

同じ場所など、どこにもないのだと知りながら、探すのかもしれない、と

考えて、また赤を見上げ、黒を眺め、青に目をつむる。

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