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「 」
君はいつも 「 」 という。
目に見えている、いつかきっと自分は君にとって「 」な存在ではなくなる。
「 」には何が眠るの
「 」には何があるの
それでも自分は君にとっての「 」を演じるんだろう
舞い踊る舞台は夕焼け山、観客は桜並木
花は歌うだろうか、葉は踊るだろうか、幹は枯れ果ててもなお、見届けてくれるだろうか
今日の舞台は青空灯台、観客は泡
空気は歌うだろうか、魚は踊るだろうか、海は干あがってもなお、恵みを与えるだろうか
明日の舞台は、きっと砂山広場。
観客は、いないかもしれない
観客は、いないかもしれない
きっと君もいないだろう
自分を 「 」 という君に、会いたい
「 」には何を描くの
「 」には……
もうやめよう 終わりが来るのならば、くればいい
方向転換した先で、今日の舞台は月闇水面が舞台だということを知る。
明日はやっぱり砂山広場が舞台かもしれない
もしかしたら生命ヶ原かもしれない
そんな些細なことは どうでもいいと思えた。
自分はただ、君に会いたい。




