プロローグ
カロンです。
徹夜5日目です・・・
今日もあの二人に呼び出されたので、ちょっくら行ってきますわ。
ここミドルの町の中央には、大きくて国の核になる巨大なカラーという軍がある。
ミドルで唯一の軍であり、警察の役割も果たしている。
ここに入隊するのには大変難しい試験、実践経験、能力などが必要とされる。入隊した時から、国の直属の部下になり、誠意を込めて国民を守るために働く。
この軍隊カラーに入る目的として有力なのは
1「軍隊に入りたくて入った。」
2「制服や銃がかっこよかったから」
3「暇だし、金が欲しいから」
この3つのパターンがある。
俺は1のパターンでここに入った。実践の試験は元々の身体能力がよかった為、難なくクリア。能力はそれなりに評価は得た、入隊試験は難しかったが合格点ぎりぎりで入ることができた。自分頭の悪さを何度ここで呪ったことか。
俺が入った年に受かった人は俺を合わせて5人だけだ。その中に入っている事だけでもうれしいが、俺の親友2人も一緒に入隊することができた事も嬉しかった。
しかし、二人は俺と違い苦労もせず、何でもできてしまう天才なのだ。
俺はその二人の数歩後ろでいつも二人の背中を見て追いかけるだけ。それが悔しくもないと言えば嘘になるかもしれないが、それが当たり前だと思ってしまえば別にいい。むしろそんなすごい奴と親友でいられると言うことの方が嬉しいし、俺の誇りだ。
カラーに入る奴はだいたいの奴が2のパターンだ。
そして厳しすぎてだいたいの奴はすぐにやめていく。
それを見極めるためにここに入ったばかりの時は一番下で下働きをする。そこでやめずに次々に成績を残す奴だけがちゃんこのカラーに入ることができる。
つまり入隊試験に受かってもまだ仮入隊の状態なのだ。ここに正式に入隊したときに制服や拳銃などが配布され、晴れて本当の軍人となるのだ。
ちなみにあの親友二人は3のパターンだ。
俺がここに入って約2年。
この2年いろいろな戦、内戦、戦争に参加し実績を残してきた。そのおかげで大尉のまで上がることができたが、大尉以上にここ1年上がれないでいる。幾度もの戦いにでてどんな実績を残していてもこれ以上上がれない。理由はだいたい勘づいているがあえて言わないでおこう……
短い黒髪に生まれつきの少し緑かかった瞳に童顔。この瞳の色のせいで何度もいじめられた思い出は今は心の奥底に沈んでいる。そして今もこの童顔のせいで結構苦労している……24歳にして160cmという身長。童顔と低身長のせいで未だに※1セコンダリーに見られる……カラーの制服を着ていても※2ソアラーに見られるという悲しい俺。(※1中学生)(※2高校生)
一緒に入った俺の親友の一人[ジーニアス・ワイズ]。ジーニは、元帥の下にある上級大将まで上った。
そしてもう一人の親友[ブレイン・リラクスト]。佐官のトップの代将になっている。
二人とも戦いにも出ずに机に座って紅茶を飲んでいるだけで大量のお金を入ってくる。それはうらやましいが、俺は無我夢中に働いて手にしたお金の方が価値があると思っているから、別にいい。
命がけの戦いに出て、大量の仕事をこなして手にしたお金はあいつらよりも少ないけど、それがすばらしい事を俺はあいつらに分かって欲しい。でもこれが簡単じゃない……




