表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

用語&ティターン設定

ティターン:魔圧シリンダーで駆動する人型巨大外装。嘗ては貴族のステータスでもあり、貴族は腕の良い職人と強いティターンを所持することで権威を誇示した。複数の職人や弟子が部品一つ一つ手作りして組み立てる為、完成には長い時間がかかり、数年~十数年で一機作るのが常識で戦場はその希少さから決戦兵器として使われていたが、大陸戦争で起こった技術・産業革命による、工場稼働での部品の大量生産、組み立てにより一か月で数機作るのが可能となり、現在は戦場での主戦力となっている。


オーダーメイド:技術革命以前に作られた旧式のティターン。構造はモノコック式、基本職人による一品ものの為、同じものは存在しない。(精々同じ職人による兄弟機くらい)頑丈さを重視して作られているが、ティターン同士での戦闘は考慮されておらず、柔軟性や俊敏性で劣る他部品の調達が難しい。現在は”骨董品””旧式”と馬鹿にされている。


マスプロダクトモデル:技術革命後に作られたティターンのモデル。構造はフレーム式、工場で作られた量産品で同型のものが多数配備されている。部品の調達が容易な為、修理が容易い。ティターン同士との戦闘を前提に作られている為、オーダーメイドよりも純粋な性能は高い。フレーム式の為コストは高い。


パーソナルカスタム:マスプロダクトモデルを個人に合わせてカスタムした物、現在専用機と言えるのはオーダーメイドではなくパーソナルカスタムを指す。


モノコック式:主にオーダーメイドのティターンで使われてる構造。頑丈且つ関節をブロック接続式にしている為、ダメージコントロールに優れる。一方で柔軟性や拡張性に劣り、部品が外装に組み込まれているので、破損した際は部位ごと交換する必要がある。


フレーム式:人型のフレームに魔圧シリンダーや歯車を組み込み外装を被せる方式、柔軟性に富み、部品が破損した際も修理や交換が容易。その他フレームの設計を流用するなどして新型開発の期間短縮、他種類のティターンと部品を共有・交換を可能にするなどのメリットがある。一方でモノコック式と比べて部品数が増える為、コストが増える。フレーム各部と部品が連動しているので、一部が破壊されると芋づる式にダメージが他にも広がりダメージコントロールに優れない等の欠点もある。


魔圧シリンダー:油圧シリンダーのように、魔力を流す事で伸縮するシリンダー。ティターンはこれを筋肉としてその巨大な体を動かしている。


第七技術部:戦災復興の障害を排除するために作られた極秘の部署、その存在は軍部でも一部の上層部しか知らない。彼らが所持するティターンは廃棄されたオーダーメイドの旧型だが、これは工場の稼働記録や部品、ティターンの発注記録などからその存在を知られないようにする為



↓ここから各ティターンの紹介


・ベーヨウルフ:北の地、ペルダ領の森林の奥地で半壊状態で見つかったオーダーメイドのティターン、藍色の装甲をしている。嘗てこの地を納めていた領主が藍色のティターン所持していたという記録があり、そのティターンと思われるが詳細不明。現在は修理された上で、第七技術部の所属機となっている。修理の際に任務に適した改造が施され、消音性の向上、反応速度を上げる為関節部に特殊グリスコーティングがされている

 スペック:出力7、装甲強度12、柔軟性6、機動性7


・ケイツォーン:狙撃による狩りを得意としていた貴族が所持していたティターン。その貴族が没落後、第七技術部が本機を回収し、改造を施し使用している。改造箇所は主に狙撃用のスコープレンズをより高品質・高精度のものに換装、射撃時の反動軽減の為足首に新規開発のジャッキ機構を搭載している

 スペック:出力8、装甲強度11、柔軟性4、機動性6


・ヘルクレス:主力量産機として配備されているマスプロダクトモデルのティターン、開発経緯は複数の設計局に試作機を作らせ、その中で総合性能が優秀な物をベースに設計されている。また量産に当たり、試作機から一部コストダウンの為の仕様変更が行われている(二軸の肘関節が一軸関節になっているなど)

 スペック:出力10、装甲強度10、柔軟性10、機動性10


・アキュレウス:戦時中に開発された試作機、運用試験場へ運ばれている最中に強奪され、解析された上で戦場に投入。多大な戦果を挙げた。また強奪される際に右腕を破損、解析後右腕のみ新造されている。戦後は英雄の象徴として扱われている。

 スペック:出力15、装甲強度12、柔軟性14、機動性16


・量産型アキュレウス:アキュレウスの解析データを元に作られた量産型のアキュレウス。一部コストダウンと開発期間短縮の為、ヘルクレスの設計を流用している(胸部装甲や手などのフレーム末端、部品の規格)戦場ではアキュレウスを指揮官とする部隊機として作られ、活躍。現在はコスト面の問題で生産は滞っている。

 スペック:出力12、装甲強度11、柔軟性10、機動性13

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ