表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超魔導剣士の逃避行  作者: ジグ
第1章 勇者の後日譚
3/10

異世界とはどんな場所だろう

グリニア国 国境付近の街レインズヘイム


稲妻の魔剣を繰る異世界の少女。

一体何が彼女を操っているのか。

ーグリニア国 国境付近の街レインズヘイム

雨が降り注ぐ大路地の中央で、魔剣から稲妻を放射し続けるあの時の異世界の少女。

額の呪印が紅に輝き、(まぶた)は閉じている。意識がないのか?


私の両脇から2人のハンターが飛び出す。街道であの少女の手当をしていた剣士と薬士だ。


剣士は抜刀もせず少女に向かって突進し、直前で停止。

剣の柄に手をかけると、鋭い殺気とともに居合斬りを繰り出す。


稲妻が周囲に放射される。居合斬りの刹那の一撃が稲妻の魔剣に止められる。

少女が不気味な動きで体を転身させると、魔剣を振り回す。


剣士が大きく吹き飛ばされ、宿屋の壁面に衝突して失神する。

薬士が剣士に駆け寄り、紅に輝く薬を飲ませた。


あの少女、まるで人形であるかのように、”何かの力により振り回されている”。

自然な人体の動きではないように思えた。


考察は後にしよう。あの魔剣は暴走しており、無差別な雷撃が街を破壊している。


呪符の束の上から数枚引き抜いた。

固体化結界(ソリッド・オーラ)”、”思念の残滓”、”術式解体(ディスペル)”、”迅速な反応(アクティベイション)

イマイチの引きだ。


迅速な反応(アクティベイション)”の呪符に魔力を通す。 地面落ちる水滴の一滴一滴を視認できるほどに動体視力が強化される。


こちらを狙う雷撃は全て回避し、少女に歩み寄る。


眼前に立った瞬間、やはり不気味な動きで剣を振り回す。

両手でその剣を挟み込む。いわゆる白刃取りだ。


“付与:超高圧魔力剣(ギガ・フォースブレード)


少女の魔剣に、凶悪なほどの魔力量を誇る呪文をエンチャントする。

物体には魔力の許容量が存在し、それを超えた瞬間・・・付与した呪文と付与された物体が瓦解する。


魔剣がエンチャントに耐えきれずに崩壊し、電撃が止む。

脅威の大半は魔剣に依るものであったため、もう勝負はついたようなものだ。


“思念の残滓”の呪符に魔力を流し、少女の呪印に触れる。


呪印を刻した者の思念が断片的なイメージとなって脳内に流れ込む。


ーーーー

洞窟の中、召喚の魔法陣。


暗くてよく見えない。


蝋燭に照らされた祭壇。飾られているのは・・・魔神像。

竜の咆哮で蝋燭の炎が揺れる。


『転生、神託の力。かの魔神を殺したうちの1人は神により異世界から召喚されたもの。』

『そしてもう一人は神により力を与えられた者。』


『誰だ!私を視ているな!』


『“思念遮断(リジェクト・イマジン)!”』


ーーーー


思念視から強制的に切断され、レインズヘイムに意識が戻る。

ヘルミナとオリアクの話をしていたな。


魔神の信奉者、魔神教の残党。単に魔神の力を借りたいだけの愚か者。

それだけでなんとなく相手の狙いがわかってくる。


術式解体(ディスペル)”を少女の額に貼り、精神支配から解放する。

ぐったりと倒れ込む。


長い黒髪、高度な加工技術で造られた金属フレームの眼鏡。

この辺りでは見かけない顔つきだ。オリアクと同じ人種と思われる。


まぁ、こうなることはなんとなく察していたよ。私の前で起こる厄介事が私を避けることはなかった。


宿でもう一人分の代金を払いたいと申し出ると、店主は『事件を収めてくれたからいいよ』と断った。

もう一人分の部屋の鍵を渡してこないところがちゃっかりしている。


シングルベッドに少女を寝かせる。とりあえずシャワーでも浴びようか。


熱いシャワーはスイートルームの特権だ。

全身にシャワーを浴びながら、これからのことを思案する。


あの少女は恐らく異世界から召喚された。

神とか大層な者ではなく、恐らく賢者クラスの集団による降臨儀式。

呼び出されたのはごく普通の少女の霊魂。意図は不明だが、魔剣と呪いを与えて野に放った。


今のところ手がかりは・・・ない。


「?」


部屋の扉が開く音がする。

私は散髪用のナイフを握り、浴室の扉に耳をくっつけて物音を探る。


少女に追跡魔法がついていたか?


足音が浴室の前に到達した瞬間、勢いよく扉を開く。

鈍い音とともに、何かが扉に衝突して吹き飛ぶ。


“付与:麻痺(パラライズ)


その何者かの首筋にナイフをあてがう。

白い三角帽子、白いコート。こいつもしかして。


『お、お、お前ッ!なんて格好でッ!』


それは顔を紅潮させたヘタレ賢者、オリアクだった。

私は・・・ああ、そうか。シャワーを浴びていたせいで全裸だ。


ヘタレに一発平手打ちを浴びせると、浴室に戻り部屋着に着替える。


「普通、ノックとかするのが礼儀なんじゃない?」


ヘタレに詰問する。

かつてのPTでも似たような事件が何回もあった。

最初こそ乙女らしい反応をしていたが、最後には呆れて声も出なくなってしまった。


あれはそういう病気に違いない。


『ご、ごめん・・・。』


「それで、何用?」


『お前に用があったわけじゃねぇよ。そこの女だ。』


ベッドの上で寝ている少女か。


「あの子、すまーとふぉんを持っていたよ。異世界から来たって。」


『この服、スマホ、メガネ、顔立ち。確かに俺が元いた世界のものに近い。』


オリアクが立ち上がると、寝ている少女に接近しようとしたため、首根っこを捕まえて押さえた。


「やめなさい変態。」


『ちげぇよ!こいつから魔神の力を感じるんだよッ!』


呪印の思念を覗いた時を思い出す。

魔神像の祭壇や、召喚の魔法陣・・・なんらかの関わりがあることは明白だ。


「変な真似したら刺し殺すよ。」


首筋から手を離す。

オリアクはこちらに呪符を二枚私に手渡し、『ならこれを心臓と臍部(へその部分)に近い素肌に貼ってくれ』と言った。


こいつ、何も言わなければ女性の胸元に手を突っ込むつもりだったのか。


オリアクは乱暴に少女の額に呪符を貼る。


少女を中心とした魔法陣が展開される。

青白い光で部屋が満たされ、禍々しい図像が浮かび上がる。


五芒星(ペンタグラム)と角の生えたヤギの頭蓋が組み合わさったシンボル、それは魔神の象徴(アイコン)


『俺の生活領域で気色悪い気を放ちやがって。』


私は目の前で何が行われているのか検討もつかなかった。

昔からこういう時はオリアクの仕事で、私の頭脳や能力ではその真似事さえできない。


これは妬心(ねたみ)だ。この心がオリアクに”いじわる”をさせる。


少女の霊体が肉体から分離する。

たちまち肉体は赤黒い液体と黒い糸状のものに姿を変えた。


「何これ。」


その少女の肉体”だったもの”を視認すると、自然と言葉が出た。

腐蝕した塊は、鼻をつんざくような異臭を放っている。


『複数の人間の血液と魔神の細胞。他にいくつもの生物の体毛。』

『”生贄を用いた(サバティック)神格の召喚(フォールン)”を試みるも素養が足りず失敗、

そこで”生贄を用いた(サバティック)傀儡の作成(サーヴァント)”に魔神の細胞を混ぜ、神格を呼び出せるか試した。』


『で、呼び出されたのがこの子。』


霊体と化した少女は、自らの肉体に生じた事態に些か以上の衝撃を受けた様子で、

こちらに問いかける。


『一体何が起こってるんですか・・・?』

『私はどうなって・・・?』


その声音はもうすぐでヒステリーを起こしそうな様子で興奮していた。


オリアクは少女に説明した。


少女がすでに死んでいること。

この世界には魔法というものがあって、それを悪用する存在に少女の霊魂が召喚されてしまったこと。

今までの肉体は生贄たちの体細胞等が混ぜ合わさってできた人形(ドール)であったこと。


『君には2つの道がある。』

『1つは、あるべき場所に還ること。』

『もうひとつは、この世界の生命として受肉すること。』


オリアクはこの少女に対し、平然と重大な選択を迫る。

まだ少女は現状を理解しきれていない様子だった。


「この霊魂のままだと何日保つの?」


オリアクは即答する。


『3日だな。』


「じゃあ、2日私とこの子で旅をする。一部でもこの世界を見てもらって、自分に起きたことを整理してもらって、それから最後の日に結論を出す。」


今、この場で決めるには重すぎる。


「それでどう?」


私は少女に意見を求める。

彼女はコクンと頷いた。


『3日後、ドヴェイクのダーヴォル渓谷の廃神殿で待ち合わせよう。』


オリアクは通りすがりに、耳元で『そこに犯人がいる。』と囁き、テレポートする。


「じゃあ、とりあえず寝よっか。」


この部屋唯一のベッドは赤黒い物体に占領されていた。



翌日。


「ねぇ、霊体って寝られるの?」


『全く寝られませんでした・・・目をつぶっても周りが見えるし、地面に足がついている感覚もないので変な感じで・・・。』


先日、雪山で”幽体化”の魔法をもらった時は、状況を詳細にレビューできるような状態ではなかった。

言われてみれば、足をついている感覚はなかった・・・ような気がする。


道行く市民の怪訝な視線。もしかして客観的に見ると独り言を言っているように見えるのか。

とは言っても、彼女には大事な3日間。責任を持って世界を案内しなければ。


新米ハンター(超魔導剣士) ハルト(レオンハルト)として。


「あなた、お名前は?私はハルトっていうの。」


『私は・・・サトナカ アイコと言います。よろしくお願いします。』


アイコの握手は悲しいことに、私の手をすり抜けた。


『この世界の人たちはどのように暮らしているんですか?』


どのように、か。 

どう答えるのがいいか一考し、結果的に「自分の言葉で言えばいいや」という答えに帰結した。


「うーん、農家とか物を作って売ったり兵士をやったりかなぁ。」

「あとは私のようにハンターとして危険な仕事をこなしたり。」


『危険な仕事・・・ですか?』


「モンスターを討伐したり、モンスターの出るような危険な場所で作業したりするんだ。」


『RPGの世界みたいですねぇ』


「アールピージーって何?」


さながら異世界交流会。

アイコの世界には魔法がなく、電気や情報を用いた科学技術が発展しているのだそうだ。

一部で争いはあるものの、戦争と呼べるほど大規模な争いは最早利益をもたらす行為ではなくなってしまったという。

危険な生物等も存在するが、事実上人類が最も強力な種族であるため、人里に現れた場合でも即座に駆除されるらしい。


争いがなく、モンスターの脅威もなく、科学技術が発展している世界か。

それはさながらユートピアの実現に王手をかけているような世界に思えた。


しかし、アイコの瞳には郷愁にかられているような様子は一切見受けられない。


『私にも魔法が使えるんでしょうか?』

『やっぱり資質のようなものが必要なんですかねー?』


魔法に憧れがあるようだ。

資質、適性はもちろん必要で、想像力(イマジネーション)や絶対に具現化すると信じられる心が大切だ。


この分野は体系ができているとは言い難く、感覚が物を言う世界だ。


「昨日の白い帽子の子がいたでしょ?あの人もすまーとふぉん持ってて、異世界の人間だっていうんだ。」

「だから異世界の人だから絶対使えないってことはないんじゃないかな? たぶん。」


使える・使えないを通り越して、あのヘタレは世界最強の賢者と称されるほどの実力者だ。


移動する異世界交流会は白熱したが、やがてファルマール都市国家領に入る。

入国審査で彼女が見える人間がいなくてよかった。


むしろそういう人は幽霊だとわかっているからあえて口にすることもないのか?


嗅ぎなれない鉄の匂いと、高い湿度。

ここは蒸気の街ファルマール。


メインストリートには様々な色や模様の布が展示販売されており、”虹の通り”とさえ称される。


『綺麗な布がいっぱいありますねー。』


幽霊少女は自らが他人から見えないことを実感できるようになったのか、ウィンドウショッピングに精を出していた。

生きるか死ぬか、か。


そんな選択を迫られた彼女は、今どんな気持ちで存在しているのか。


ずっと昔は私もそんなことで怯えていたような気がする。

ダイアウルフ1匹にさえ勝つのに2ヶ月を要した落ちこぼれの中の落ちこぼれだった。


殴れば自分の拳が痛んだ。剣を振ればその重さに体が持って行かれた。魔法なんて0等級の入門魔法”種火(マッチ)”さえ発動しなかった。


悔しくて悔しくて、ただそれだけを原動力に生きてきた。


気がつけば”超魔導剣士”だの”バケモノ”だの”亡国の魔神”などと呼ばれていた。

力が増せば増すほど人扱いされなくなる。自分でもわかる、”人として大切な何か”が欠けてしまったと。


窓ガラスに反射している私の顔は、どんな顔をし(魔神と変わり)ているだろうか。(ないのではないか)


『ハルトさん。どうしたんですか?』


少女が私の顔を覗き込んでいた。

私は魔神の顔をしていなかっただろうか。しっかり新米のハンターとしての顔が出来ていただろうか。


私の顔ってどれが本物なんだろう。


「ちょっと考え事を・・・ね。」


三角帽子を深くかぶり直し、歩みを進めた。


ドヴェイク側の国境付近まで歩き、宿を予約しておく。

遠くの空には飛竜の影がいくつもあった。


『あれ、ドラゴンですか!? 襲撃とかされませんかね!?』


私はドラゴンで慌てふためく人間を初めて見た。

いや、確かこの子は一度ドラゴンに襲われたんだったな。


「ドラゴンって多くは温厚な草食動物だよ。卵に手を出すとかしない限り、触っても叩いても襲ってこないんだ。」


『そうなんですねー、もっと火をぶおおおって吹いたりするイメージがありました。』


火は吹くな。たまに魔法を使う奴もいる。


「一度この世界でドラゴンに襲われたんだっけ?」


少女は一考する。


『実は幽霊の姿になってから人形?だったときの記憶が曖昧で・・・。』


「そっかぁ。」


生きるか死ぬか、どちらかに傾いたか聞いてみたいが、答えを急かすようで(はばか)られる。

もし彼女が生きようというなら、どういう生き方をするのか興味がある。


『明日からはどうするんですか?』


ああ、その話をするために人気のない場所を選んだのだった。


地図をテーブルに広げ、ファルマールを指で指し示す。


「急ぎで悪いんだけど、あまり時間がないからね。」

「明日は1日でドヴェイクの真ん中まで行って、待ち合わせの場所付近の宿に泊まるよ。」


『ドヴェイクってどんな国なんですか?』


「あまりドヴェイクらしさを感じられる場所は通らないんだけど、やっぱりドラゴンの街かなぁ。」


ドラゴンステーキ、ドラゴンの目玉焼き、ミニドラの踊り食い。

・・・見せたら引くかな?


『ドラゴン食べちゃうんだ・・・。』


しまった、地図に貼った付箋に食べたい物リストが残っていた。


「食用、騎乗、ハンティング用と色々便利なんだよ。ペット用のドラゴンもいるよ。」


あまり大きくならないように品種改良されており、ちょっとお金を持っている家にはドラゴンがいることが多い、生活に根付いた人間の友だ。


『犬みたいな・・・異世界ってすごい・・・。』


犬?ダイアウルフの眷属のことか?あれを飼うなんて冗談じゃない。

臭いし、肉食で食費も馬鹿にならない。


しかもヨダレダラダラだ。


「野生のドラゴンが間近でみられるポイントは・・・なさそうだねー。」


野生のドラゴンの多くは険しい山や渓谷に生息しているため、街道沿いを進む場合はそう行った場所はあえて回避されている。

稀に草をはみに街道沿いに来ることはあるが、そういう場合は飛竜隊が刃のない槍でつついて山に追い返す。ちょっとかわいそうだ。


「じゃあそろそろご飯食べて部屋行こうか。」


『・・・。』


「あっ、ごめん・・・。」


翌朝、ドラゴンが起床する際の咆哮で起こされる。

ペットにするときは声帯の切除と虚勢をしろというのはこれが理由か。


いつもより1時間も早いじゃないか。私は忌々しげに遠くの山を睨みつける。


『あっ、ハルトちゃんおはよう。』


どんどん私の敬称が軽くなっていく。まぁ実は結構嬉しかったりする。

オリアクとヘルミナ以外の友人は数えるほどしかいないからだ。


しかも、かつての冒険で出会った遠方の友人だから、手紙でのやりとりがほとんどだ。


「じゃあ朝しょ・・・ちょっと待っててね。」


幽霊では食事は取れない。

食に類する言葉は幽霊の前ではタブーワードだ。


簡単な朝食を済ませ、荷物をまとめて宿を出る。

燦々日光(さんさんにっこう)の爽快冒険日和だ。


思いっきり伸びをして、深呼吸をする。

うえっ、ドラゴンの堆肥の香りがした。


なんだか田舎に来ると心が昂ぶる。


「地方を救い、世界を救う冒険を!」


剣を太陽に向けて掲げる。


『何ですかそれ?』


「昔の仲間と一日の始まりにやったんだ。」


「世界を救うには地方を救わなければならない!って謳ってた人がいてね。」


『へぇ〜素敵ですね!私も一緒にやっていいですか?』


「もっちろん!」


『「地方を救い、世界を救う冒険を!」』


私は剣を、アイコは右手を太陽にかざして叫んだ。


ードヴェイク国境


『ギルド手帳、または出国許可証を拝見いたします。』


国境警備の飛竜隊にギルド手帳を提示する。


『申し訳ございませんが、帽子をとっていただいてもよろしいですか?』


これを取ると指名手配犯そのものの顔が出てしまうのだが・・・ドヴェイクには手配書が回っていないことを祈ろう。

私は大人しく三角帽子をとった。


『・・・少々お待ちください。』


飛竜隊の兵士が詰所まで戻っていく。

こちらに戻って来るときには、もう一人兵士を連れていた。


『探しましたよ。レオンハルト様。』


それは再び私の目の前に現れる、イミルの護衛兵。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ