表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/64

04.先行冒険者

30/12/17「17:00」〜30/12/18「22:30」

を予定して改稿中です

 そもそも、冒険者とはなんぞや。というものである。なので、暗い部屋の中で俺は調べまくることにした。一応、俺が知っている冒険者という職業はハイファン系の小説にあるオレツエー無双を始める原点にして頂点の機会の場である事。それ以外は、指定の魔物の討伐や捕獲、薬草などの収穫などなど、と言ってもそれくらい。


 実際、冒険者なんて肩書き程度ということしか知らない。つまりは、まぁ、言葉に対する慣れ以外なんでまなかった。前知識としては十分な気もするが。


 ……そして、本題の冒険者という職業。

 空いた時間を使って俺なりに調べてみてわかった事は色々。


 先ずは冒険者の在り方について。


 どうやら冒険者というのはこうでないといけないという指針が出ていた。まぁ、それが変というわけでもないので特段悪い話でもない。

 ただ、命をかけて魔物を狩猟する、そういうものだった。ここで、重要と思ったとかと言えば命をかけてという所。


 やはり、命の危険が伴うという。まだ実感というものは湧かない。寧ろ、大概はそれになってから気づく事だろう。しかし、俺は既に命のやり取りを3年も続けていた。そこらへんの心構えは出来ている。


 余裕を見せるな。余所見するな。余力を残して本気で戦え。これが俺の掲げている在り方に基づく形。

 そんなに難しいくもない。戦ってれば自然とこうしなだだだけの事。


 ま、在り方というのは規則同然だけどほぼ自由。在り方は、魔物(・・)と戦ってさえいればなんとも言われることがないという事だろう。

 ただし一つ注意事項として、何らかの事情提出なしに一月10匹の魔物討伐ノルマを達成しなければ、冒険者は辞めさせられるらしい。


 それから、レベル。

 レベルという概念がない存在するらしい。ダンジョン内で初めは1匹倒すだけで、あり得ない力を手に入れる、つまりはゲームのようなレベルアップ現象が起きるという。そしてそれは外に出ても変わらず引き継がれるらしい。


 そうなってくると懸念するべき話も出てくるのだが、それは致し方ないだろう。この職業で手に入れた力は1だけでも強大らしいので使えるなら使う方がいい。

 好きに使う方が得策だ、犯罪思考の奴らには。


 しかし、そこはある程度抜け目がなく国営サイトの冒険者についての話で自衛隊、警察官は最低レベル10までは基礎として育成する態勢も見せていた。それが、いつからというのは明記されていなかったが、大体来年あたりと睨んでいる。


 先行冒険者の次は抽選に外れた人が冒険者の職業に就くことが出来る。先行冒険者は冒険者という職業にある程度早く就くことが出来るだけの話。そして先行と言うのだから粗方導入の目処が立っているのだ。

 そうなると、大体来年あたりが妥当という見解になった。


 抽選に当たりさえすれば何でもいいけど。


 次に調べたのはあの聳え立つ塔、もとい。東京ダンジョン。今の所公開されているのは写真付きの風景。

 緑々しい、日本には絶対ない晴れた景色。そして、所々群生している木々。これらがあの塔の中にあるらしい。全く、おかしな話だ。

 しかし、これもこれで国が出している資料である事が分かっているから、ある程度信憑性のある画像なのだ。


 そして、このダンジョン、凡そにして広し。と、書かれていた。どうも広いのは元より広すぎるのだ。

 ただ、1階層はまだ了承できる広さ、大体半径15km程との事。そして、15kmに達した場所には蜃気楼、というより不思議な霧が発生していて越えようとしてま戻されるらしい。変な話だ。


 それから、ダンジョンの階層の数。

 現在開拓中であるのは9階層。


 地図や写真を書いたりして撮ったりして資料を増やしている段階らしい。そして、階層と呼ばれるこの広さ、1階層が15kmとして、2階層は30km、3階層は48kmと、比例するわけでも法則性があるという事もないが広くなっていく。9階層では高いレベルであっても、別階層に移動する階段を見つけるのに最低でも7日掛かるとか、何とか。


 次に魔物。冒険者の本分であり、人類最大の敵。

 前まではUMRとか騒がれていたが何ヶ月前かに命名された。


 それが、魔物。


 ただ、名前に特に意味はなく、一応は、ロールプレイングゲームというそのゲーム内容と酷似した世界に生きる生物、魔境に生きる生物という事で名付けられたらしいのだが、実際の所怪しい。多分、命名をめんどくさがっただけと思われる。


 それからそれから、目玉商品……というのはおかしいがお給料について。


 給料については調べてすぐに出てきた。

 どうやら給料というのは魔物を狩って、その素材を売る事で生計を立てられる仕組みになっている。

 そして、その買い取った素材を研究に当てるとか。


 ま、妥当な回し方だとは思う。


 それによって得られる利益も、また莫大だし。


 1階層に焦点を当てて計算すると、凡そのノルマ達成で50万。ここが最低ライン。

 美味しい話のほかない。1日3匹でも事足りる。30日続ければ90匹。金額は450万。これはいけそうだ。


 という希望があった。


 その他、魔物についてだがこれは中々微妙な線で、実物大の物じゃないとよくわからなかった。一応戦闘の動画があったが、カメラの視点移動が早すぎて酔った。自身が動くのと他視点が動くのとでは全然違うものだ。また、抽選に当たった際の方法として、先ずはその区画の役所に向かい、冒険者資格の発行手続き及び武器所有使用許可証の発行を済ませる。


 それから14日以内に資格及び武器所有使用許可証が配送されるので、5/28までにそれらを済ませて、当日に指定場所に行く。と言うのが、今後の流れである。


 当たれば、の話だけど。


 と、そこで俺はスマホの電源を切り、充電器を付けて頭の辺りに置き目を瞑る。


「さて、明日も仕事だし寝よ」


 抽選結果発表が明日。明日だから夜更かしをしてまで調べていた。しかし、身体と脳を休めない限り、仕事は愚か、生きていられない気がして仕方がない。


 まぁ、どちらにせよ、例え明日が通知の日であるとしても、明日も仕事には変わらないし休めない。

 だから、寝て、起きて、仕事に行く。それでいい。

 それに、抽選結果は昼の13:00。

 丁度昼休憩終了15分前だ、丁度良い。


 だから、寝よう。

 明日は明日の風が吹く。


 さぁお休み。


 そんな何時もの日々。

 待ち遠しくも近しい告知に胸を踊らせながら頑張る。漸くこんな焼け石に水の仕事を辞められるのだから、頑張る以外ない。


 そして、遂に13:00となった今日。


 社内では意外にも俺以外に冒険者抽選会に参加している人がいたらしく、俺と同じように抽選に当たったら会社辞めるんだー。なんて言っている。

 全く同じ事を言われたので少しばかり気恥ずかしさがあるが……。


 ブルッとスマホが震えた。


 来た。


 青いメールアプリにも1と付いている。さぁ、結果だ。結果を知りたい。


 だけれどその前に息を吐く。


 まて、焦るな焦るな。落ち着いてたのしみに。


 ふぅ……。


 画面を爪で叩く音が聞こえた。画面が少し傷ついたかもしれない。しかし、メール受信欄が開かれた為、そんなこと気にもならなかった。それも、冒険者抽選会と書かれていたから余計に。


 果たして結果はどうなのだろう……。


 恐る恐る、タップする。



<冒険者抽選会の結果>

 ※こちらのメールに見覚えがない場合は、最下部に掲載している電話番号に連絡した下さい


 冒険者抽選会に応募して頂き誠に有難うございます。

 この度の抽選会はとても多くの参加の為、回線が重くなり暫くの間申し込めない状態に陥りました事、この場を借りて謝罪させて頂きます

 また、多くの参加者に感謝すると共に、予想よりも多くの参加だった為、抽選及び厳選期間が延期になった事も謝罪させて頂きます


 この度の結果は以下の通りです


 :

 :

 :

 :

 :

 嶋崎悠夜


 以上計20名となります。


 繰り返しになりますが、この度の抽選会にご参加頂き誠にありがとうございました



 お問い合わせ番号 ○○○-○○○-○○○

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ