表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第1話 おむすびころりん

 おむすび、ころりん。俺の手を滑り落ちたコンビニおにぎりは、ころころと転がって手首が入るくらいの広さの口を開けている穴に落っこちた。


 なんてこったい! こんな秋晴れの素敵な日なのに、誘ってた彼女に当日ドタキャンでフラれて傷心ぼっちハイキング中。ただでさえ天気とうらはらの憂鬱さなのに、昼飯まで俺を裏切るのか!! ……まあ、包装開ける前だから、拾えば食えるけどね。


 ってわけで、おにぎりを拾おうと穴に手を突っ込んだ俺だったのだが……


 ヒューン!


 ゴロゴロゴロゴロゴロ……


 ドスン!!


 なぜか、手首ぐらいしか入らないはずの穴に吸い込まれてしまって、転がりながら落っこちた先は……巨大なネズミの像!?


 そこに現れたのは、筋骨隆々、まるでプロレスラーのような肉体を持った大男!


 その体にはズボンと靴しかまとっておらず、上半身は裸。そして、その顔にかぶっている覆面は……ネズミ?


 何だか肉体と似合わない微妙に可愛らしいデザインのネズミ覆面の男は、俺を見てうなずくと、重々しい声で宣言した。


「ネズミだ、お前はネズミになるのだ!!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ