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第84話 暴走

今日は昨日の分と合わせていつもより2倍の量です!

第3者視点




「おいおいこれは聴いてないぞ……」


「すごい魔力……この魔力…アリサさんのに似てません?」


そう、ルシファーに渡した物はアリサから吸い取っていた魔力で強化するものだった。


逆に言えばそれを使用したことにより刻印は解けた。


「おっ!アリサが意識を取り戻した!ホム後は任せた!」


そう言ってホムンクルスの中に入っていた、リョウの意識は元の体に戻る。


だがかと言って戦闘力は変わることなく、戦闘方法が変わるだけである。


「皆さん!リョウさんとアリサさんがこちらに向かうそうなのでそれまで頑張りましょう!」


そうホムが言うが……


「よし!着いた」


「!?」


もちろん転移を持っているリョウにとって、移動など一瞬だ。


だが普段転移を使わない理由は


「ええ〜だって面白くないじゃん!」


だそうだ。


今回は緊急事態と言うことで転移の使用を惜しまなく使った。


「さて…ちょっとあれは厄介だな……ミラ半竜化して接近戦で出来るだけ背後をとってやれ…ラファは後ろで今日も綺麗な歌を聴かせてくれよ!ミリア、この前教えたやつ、出来るか?アリサ、君もだ。出来るか?」


みんなは少し唖然とする。


それはそうだ。


今まではみんなが自分なりの作戦で戦っていて、指示なんてしなかったリョウがいきなり指示を飛ばしてきたら誰だって驚く。


そしてそれほど脅威だと合図しているようなものだった。


「「「「はい!」」」」


しかしリョウの指示が嬉しかったのか4人は素直に指示に従う。


「ヒューヒュー僕達は空気ですよ〜」


「ジゴお前にはきっちり働いてもらうぞ?」


「えっ!?ちょっ!まさかあれやるの?」


「ああ!リーフィアお前も後方支援よろしくっ!」


「わかりました」


未だに動揺しているジゴはほっといて……


「さて…同時に行くぞ………今だ!」


ルシファーはもう意識を持っておらず人の体ですらいない。


いわゆるバケモノになっていた。


しかしリョウは正面からそれに一歩遅れてジゴも正面から真っ向勝負。


そして作戦通り、ミラは半竜化して物凄いスピードで後ろに回る。


リョウの後ろからは綺麗な歌声が響いており体が軽くなったり、力が入りやすくなったりしている。


「流石俺の嫁だ……」


俺はコクとハクを構えて引き金を引く。


ルシファーから血が出るもののその血は緑のような色をしていた。


「本当に…こりゃあ人じゃねぇな。」


ある程度距離が縮むとコクとハクをしまい、紅桜と黒鉄の柄を持つ。


そして剣の間合いに入ったら………


「抜刀!!」


綺麗な太刀筋でルシファーを一閃する。


しかし傷は治っていく。


「っ!」


ルシファーからの反撃は口からビームのようなものを吐き出してきた。


「うわ〜穴空いてるよ……」


ビームの射線上には誰も居なかったものの壁にぶつかり穴を開けていた。


食らったらひとたまりも無いと言う事はこの場にいる誰もが理解した。


「さっさと片付けるか……」


「もうすぐ来ます!」


「リョウ!」


「おう!」


ミリア、アリサから準備の出来た合図が飛んでくる。


「よしジゴ!全力でこの城からリーフィアとミリアを連れてでろ!そろそろ時間がないそうだぞ?」


「えっ!?どう言うこと?」


「ほら口で言うより見た方が早いってよく言うだろ逃げろ逃げろ〜」


リョウはルシファーの後方で頑張っているミラをお姫様抱っこする。


「ど、どうしたんですか?リョウ」


「いや、禁術が飛んでくるから逃げようぜ、さっ、ラファ、アリサ捕まれ!」


「ミラ…ずるいです…」


「転移!」


ミリアをジゴに任せたのはリョウがミラを連れ出すため逆方向に走ることになるからジゴの方が早く脱出出来るだろうと踏んだからだ。


本当はアリサも任せるつもりだったが全力でこっちに走って来たから…まあ、この魔法がどんな魔法か知ってるからすぐに避難するって分かったんだろうけど。


「ま…デ…おマえダちは……こゴデ……コロ…す…」


まだ喋れたようだがもう転移している、リョウ達には聞こえていない。


「ちょっ!この魔力反応……リョウ…僕は驚愕しているよ……まだミリアちゃんは…人間だだったよね?」


「何当たり前のこと言ってんだよ」


「嫌だって!……やっぱりリョウの基準はおかしくないかい!?ミラちゃんのレーヴァテインだってあれ、普通の竜や天使じゃあ…」


「おっ!飛んできたぞ!」


ミリアとアリサが打った魔法とは…それは…


流星群ビックバンギャラクシー


表現として前リョウとジゴが撃ったビックバンを覚えているだろうか?


それが100の数を1つの場所に向かって落ちている。


その場所は……


『帝国城…ルシファーに向かって…』


「さて、ジゴ……」


「なんだい…僕はもう何も驚かないよ……」


「100発目落ちた瞬間ルシファーの場所に向かうぞ」


「どうしてだい?」


「多分生きている可能性の方が高い。」


「だから生きてた時にあれをするのか…そして生きてるかどうかは目で確認する方が早い………わかった、付き合うよ」


「さっすが親友!」


こうしている間にもビックバンは落ち続けているが、リョウによって街に行かないよう、結界を張っているため、街の被害はゼロである。


「99…」


「100!行くぞ!ジゴ」


「オーケー!最後まで付き合うよ!」


リョウとジゴは再び帝国城跡地に向かう………

風邪ひきました……誤字あったらすみません(´;ω;`)

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