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特別編クリスマス

本編は一旦置いてクリスマス回。

クリスマスは部活の試合だ〜(´;ω;`)

とある日 リョウエン視点


「おお〜雪か〜」


この世界でも雪って降るんだな〜。


「本当ですね〜明日はクリスマスですね〜」


What?クリスマスだと?


「クリスマスってあるのか?」


「はい…12月25日はクリスマスですよ?」


あ、そう言えばこの世界、四季も月も同じだったわ。


「ちょっと出かけてくるわ」


「はい」


俺は城を出て、城下町をぶらぶら歩く。




第3者視点 城内にて




「リョウどうしたんでしょうか?」


この世界のクリスマスと言うのは、家族でゆっくり過ごそうという、お祝いというより、祝日のようなものであった。


だからこの世界の住人にとっては特別感はそこまで強くなかった。


「ラファ〜リョウは?」


「出かけてるよ?」


「本当に?何しに出かけてるんだろ?」


ラファとミラはリョウが出かけた理由もわからず城内でゆっくりしていた。




リョウエン視点



「ふむ……ほとんど店が閉まってる」


原則、王都ではクリスマスとクリスマスイヴは店を閉じてもいいことになっている。


だから外食も、外へ出る人も少ない。


まあ、ギルドは年中無休だが…


ギルド以外は基本、年中無休の店なんて少ない。


「んじゃ、ラッピング袋ぐらい買ってもどるか……」


数少ない空いている店の一つで包装屋があったのでそこで袋を買い城に戻った。




城内にて リョウエン視点



さて問題のプレゼントをどうするかだな〜


一様俺…王様なんで宝庫とか、いじってもいいんだけど…


「宝庫の宝石そのまま上げるなんて味気なさすぎる……」


何かいい方法ないかな〜


「あ、別に物じゃなくてもいいじゃん」


おっしゃ!なら明日に向けて準備準備〜




次の日の夜



「みんな居るな〜今日は俺が晩飯作ったんだ」


「うわ〜美味しそう!」


「リョウ…料理も出来るんですね……」


「さっすがリョウ〜」


「私鶏肉もらう!」


三者三様ならぬ四者四様だな。


みんなが晩飯に夢中になってる間に俺はまたキッチンに向かう。



ミラン視点



私達が料理に夢中になってる間、リョウはキッチンで何かしています。


「リョウ何してるんだろ?」


「気になるんだったら見てきたら?」


そうですね。


では見て来ましょうか……


立ち上がった瞬間ラファが更にこう言った。


「でも…もしかしたらサプライズかもね?だから私はここでまってる。」


そう…ですね…せっかくのサプライズを中途半端な時に見られたら気まづいですね。


「では私も料理にかぶりつくとします」


リョウがどんなことをしてくるのか……楽しみです




リョウエン視点




ふぅ〜やっと出来た本当に苦労するよ。


2日かかったし、隠すのも大変だったし、何より疲れたし…


「どんな反応するかな〜」


そう思いながら2日かけて完成した料理をみんなのところに持っていく。




第3者視点



リョウが荷台を引いて持ってきた料理はなんと高さ五十メートル、半径15センチの結婚式などでよく見る巨大ケーキだった。


「ほれ!食後のデザートだぞ〜」


リョウ以外は唖然して言葉も出ない。


このケーキには料理長もびっくりしていた。


「ほ、本当に食べていいの?」


一番初めに食らいついたのはミラだった。


この年頃なら食らいついてもおかしくないだろう。


「ああ!どんどん食え!みんなのために用意したんだからな!」


そう言うと残りの3人も食らいついてきた。


やっぱり女性は甘いものに目がないな。


「めちゃくちゃ甘い!」


「美味しい!」


「うう、完全に料理で負けた…けど美味しすぎる!」


「本当に美味しですね!」


アリサだけ料理に負け悔しがっていたがそれもつかの間、一瞬で美味しさに負けた。


その様子を見てリョウは作ったかいがあったな…


と1人喜んでいた。


そして彼女達は一斉にリョウに一言


「「「「今日は美味しい料理ありがとう!今日はいっぱい…楽しも?」」」」


その可愛さと恥じらいにリョウはノックアウトし、また王国城内に暖かい、日常が流れていった。

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