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第81話 実力

第3者視点



「魔法長剣………『爆雷!!』」


ミラの長剣……強化されたレーバテインから放たれる魔法はまさに、爆撃する雷……爆雷だった。


擬音語で表現するならば『ズバババ………ドッドン!』だ。


わかりやすく表現するなら、豆腐に雷の帯びたバスターブレードを叩きつける感じだ。


ミラの攻撃は堕天使に致命傷を与えた。


「や、やり過ぎです!」


ミラの攻撃が強すぎて、唖然する、ジゴとリーフィア。


リョウエン曰く


「あ、これ4人で同時にかかってこられたら竜化しなくちゃ殺られる!」


だそうだ。


「やり過ぎました……手加減したはずなんですが……」


そう、堕天使が致命傷を負った中、ミラの攻撃は最大限発揮している訳ではなかった。


おそらく、この4人も全国支配は用意だと予想される。


「じゃ、じゃあ混乱してるようだから王城に侵入しよう」


「はい!」


彼女達はルシファーがいる、王城に侵入した。




城内にて




城内には大勢の堕天使がいた。


「ここは私が!」


そう言ってラファエルは新しくリョウエンから貰った武器を持つ。


その武器の名は『水白(すいびゃく)


それは刀であり、容赦なくものを切り裂く神刀(しんとう)だった。


「暁月流抜刀術……『一線!』」


暁月流と言うのはリョウエンが作った。


この世で知っているものはリョウとラファ以外いない。


ラファの一線は階層ごと、堕天使を切り裂いた。


「ラファも……やり過ぎてますね」


「ごめんなさい……」


そう言ったやり取りをしているも生き残りがラファに襲いかかる。


堕天使の剣は刀では反応するタイミング的に間に合わないだろう。


刀では……


「っ!」


堕天使の剣はラファの体を傷つける前に止まってしまった。


ラファのレイピアによって……


「惜しかったですね」


そう言いながら生き残りの堕天使の体をレイピア……神器『アクアラピアー』が貫く。


ルシファーまであと少し……

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