第71話 そして刀は魂を持つ
リョウエン視点
くそ!もう始まってるのか!
サタンたちの方は、ラファとミリアに任せた。
ってあれ?
ミラとアリサとリーフィアは!?
「ジゴ!ミラたちがいない!」
「嘘だよね!?」
「嘘なんてこの状況で付けるか!全く戦闘をしている気配がない!と言うか、終わった後みたいだ…」
「リーフィアたちが勝った可能性は……」
「1%ぐらいかな……残酷だけど……」
くっそ!
捕虜にされてる可能性の方が高いけど…3人が心配過ぎる……
特にリーフィアとアリサ。
奴らは悪魔、天使なんかに復讐心を強く抱いてる。
リーフィアは天使だし、アリサは悪魔。
マジで心配だ!
「行こう!リョウ!!」
「ああ!」
3人とも無事で居てくれよ!
城を落とすなんて簡単だ。
「正面突破!!『超圧縮水素爆弾』」
「うわぁ!リョウ!リーフィア達に当たったらどうするんだよ!」
「だから圧縮してるんだろ?しかも爆発した範囲はブラックホールを展開してるから大丈夫だ。」
ジゴが「本当に大丈夫?」って顔で見てるが大丈夫だ。
ミラたちのいる場所は城の上の方。
多分、王室があるところ。
だから下の方は気にする必要が無い。
俺は大を殺し小を生かす。
俺の妻さえ行けていればあとは気にしない!
「て、敵……」
さて、片付け………やっていこうか。
俺の刀よ。俺の魔力を吸え!
身体にある魔力が少し減った感覚が来た。
『あ…れ?喋れる……我が主と喋れますよ!黒鉄さん!』
「え?」
『すごい…主の魔力多過ぎ…主と喋るの…初めて……』
『そうだね〜今まで色んな主に仕えてきたけど主と喋れるようになるのは初めてだよ!』
えっ?ちょっと待ってくれよ…今喋っているのは黒鉄と紅桜ってこと?
『主!危ない!』
「っ!」
ここが戦場ってこと忘れてたわ…
危ない危ない…
考え事は後だ。
今はとりあえず3人を助けることだ。
「アシストよろしく、黒鉄、紅桜!」
『はい!』『…わかった』
さて心強い仲間が加わったし、もうひと頑張りしようか!
火曜の分、書きだめしようかな……
出すかどうかは不明で…




