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第69話 信じ続けるもの前半

ミラ視点


「でもどうやって突破するの?」


「それが問題だよね………」


敵にあえてアピールするように始めるか、こっそり侵入してヘルさんを奪還するか……


いや後者はダメだ!


ヘルさんは重症……見つけたとしても運んでるスキに狙われる…


「正面突破……しかないかな」


アリサはそう言う。


けど他に本当に策はないのかな……


あっ。


「ちょっと待って!」


「なんかいい策見つかった?」


「うん……でもこの作戦はアリサとリーフィアさんに重い負荷をかけるかもしれない…」


私は申し訳ない気持ちでそう言う…


「………ふふ」


「えっ?」


「私たちなら大丈夫よ……そしてその策以外にいい案は思いつかないわ…いいわよね?アリサちゃん」


「は、はい!」


やっぱりリーフィアさんは大人だな〜。


「お願いします…」


「任せなさい!」


リーフィアさんは本当に頼もしい…




リーフィア視点



「ミラちゃんには豪快に行って目立つようにしてくださいって言われたけどどんな魔法打とうかな〜」


「この前、リョウが言っていました。爆音ほど目立つものはそうそうないって…」


ほほう……リョウの言うことなら確かね!


「なら爆発させましょうか………あの薄っぺらな壁ごと……」


「えっ?」


「ちょっと手伝ってね」


「は、はい!」


さて…久しぶりだな〜こんな大型魔法…


「じゃあ私の後に続いてね?」


「はい!」


私は詠唱を始める


「我、天に使えしもの。今ここに今ここに炎の雨を降らしたまえ!」


目の前には大きな火球が30以上が並んでいた。


本当にあの強固な壁を薄っぺらな壁のように感じる大きな火球。


昔リョウが言っていた。


「ものが当たる時1番強く当てる方法は距離だ。例えばボールを軽く投げるとする。そうすると距離を追うごとに、力は落ちていく。だけど例外がある……銃……異世界には銃って言う兵器があってね……その兵器は1部、距離が長くなるほど威力が高くなる兵器があるんだ。リーフィアには自衛手段として、その両方、長距離で威力が強くなる魔法と短距離で威力を発する魔法を覚えてもらうよ」


大事に使わせてもらってるよ…リョウ……手伝ってくれてありがとう…ジゴ!


「「メテオ!!」」


30以上ある火球が壁にぶつかった。


「すごい……」


壁は藻屑のように崩れていった。


ミラちゃんは上手くいくかな〜。


「さてアリサちゃん、もうひと頑張りしようか!」


「はい!」





ミラ視点





「す、すごい」


多分あんな壁、私でも自分の通れる隙間を作ることぐらいかな〜


「さて……と、王城は……あそこだね…」


衛兵が南門…アリサ、リーフィアの方に向かっていく。


「北の裏門から入ろう!」


私は今、空にいます。


目的は2人が陽動、そして手薄になる北の裏門から入る。


まあ、古典的な作戦だね。


「よし!今だ!」


私は突入する。


作戦は、ヘルさん奪還、そしてリョウが来るまでの時間稼ぎ…


よし!頑張ろう!

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