第57話 真打ち登場
再開!と言いたいのですが…土曜まで待ってください!本当にすみませんが土曜まではーm(_ _)m
「いやぁ〜強いのは神煌竜と地獄竜だけと思ってたのに、結構強いやつ多いね〜」
「ああ、そうだな。正直侮っていたのかもしれん。」
ここは天界と地獄の狭間にある、謎の空間。
「さて、そろそろ始めようか…覚悟しろよ…神達の王と…」
「悪魔達の王…だよね?」
彼ら、2人組は『人』でもなく『神』でもなく『悪魔』でもない。
彼らの正体は……
リョウエン視点
今日は珍しく、地獄竜が来た。
「やあ、リョウ!」
「珍しいな、ジゴ」
今日の地獄竜はちょっとテンションが低いな…
「リョウ、ちょっといいかな?」
「おう、いいぞ。ラファ、ちょっと留守番頼む」
「はーい!気を付けて…」
そしてラファは行ってきますのキスを求めてくる。
本当…めっちゃみんな甘えてくる。
あの戦い以降からみんな超甘えてくる。
俺はラファにキスをして、ジゴと一緒に天界へ向かう。
「なぁどうして天界なんだ?」
「行けば分かるよ…今の天界と地獄の状況が…ね?」
「?」
天界へ行けば両方の状況が分かる?
まさか…またトラブルか…
「嘘…だろ?おいおいどうなってんだよ!」
天界に悪魔がいる。
重症を負っているもの、軽症ですんだもの、様々。
1人1人の傷が違う。
深い爪のような切り傷。
魔法で焦がされた、火魔法。
他にも様々な傷を負っている。
「これは…どう言う状況だ?まさか、地獄が…」
「その通りだよ、地獄が落ちた。」
地獄が…落ちたのか?
あの、ジゴが管理している地獄が?
「なぁ何人だ?何人相手にお前は天界に逃げるべきだと判断した?」
「…2人だよ」
は?2人?
「ちょっと待ってくれ…頭を一旦整理させてくれ。」
もし、もし二人相手に撤退すべきと判断したのなら…俺とジゴ2人係でやっとってことか?
「…彼らは…彼らは…」
彼らは?
「堕天使だ…」
「だ、てん…し…だと?」
「嘘なんてついて…どうするんだよ…彼らはそれぞれ、神殺しと悪魔殺しの力を持っている…」
!?
神殺しと悪魔殺しはそれぞれが保管していたはずだ…俺とジゴで神殺しと悪魔殺しの保管を…
「フレイヤ!神殺しの力はまだちゃんと保管されているよな?」
「は、はい!」
「彼らはオリジナルだよ…それぞれ僕らが保管した、力とは別の力だよ。」
オリジナルだと?
じゃあどうする?
2人のうち1人が神殺しでもう1人が悪魔殺しってことだろ?
「何か…何か他に情報は?」
「…そうだね…二人の性別は男女。女性は神殺しの力を持ち、男性は悪魔殺しの力を持っている。」
「つまり、俺は男とやり合えばいいんだろ?」
だがジゴは顔をしかめた。
まるで俺の意見を反対するかのように…
「彼らはお互いの能力を交換出来る。」
「は!?」
つまりは片方ずつ当たっては行けないってことか…
なんなんだよその鬼畜は!
「だから、僕とリョウ2人で彼らと戦うしかないよ」
「分かった…」
こうして俺たちは地獄に向かう。
これから待ち受ける悲劇も知らずに…




