表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/97

5話 備えあれば憂い無し

「相手との戦力差は?」


まず大切なのは情報だろう。


戦力差、地形、様々な情報が必要不可欠だ。


「……一万だよ」


ん?それは、敵軍の総数だよな?


「敵との戦力差、一万だよ」


「マ、マジかー」


でも…


「じゃ、じゃあ、この周りの地形を教えてくれ」


そう言うと、ラファエルが棚から1枚の地図を持ってきた。


「これがこのあたりの地図だよ」


「……よし、少し見回りに行こうか」


俺とラファエルは地図を見ながら外に出た。



4時間程してすべてを見回った。


始めは馬になれなかった、リョウも今ではすっかり乗りこなしている。


そして結果だが、敵側からこちらに攻めて来るとしたら5つある1本道だろう。


逆に言えば5つから攻められる可能性もあるがそちらは大丈夫だろう。


なぜなら横が崖になっているからだ。


「正直、この街も守れる気がしないわ」


「なんで?」


「だって1本道が5個あるのよ?5つから攻められるのは目にみえているよね?しかも木のバリケードで防ぐ時間も無い。」


おお〜なるほどー


「そして、横の崖もこっちから登ることも出来るけど、向こうからも出来るのよ?」


ふむふむ


「だからここは王都まで、一旦撤退した方が」


ラファエルの意見もわかる。大いに分かる、でも……


「ラファエル、道を塞ぐ手段は何も1つじゃないんだよ?」


さぁ、お仕事、お仕事。


双銃双刀

--------

魔力で二刀の刀と、2丁の銃を創り出す。

(魔力量により切れ味が変わる)

--------

これなら、向こうの崖に登れる坂斬れるんじゃね?っということで実証!


「双刀!」


そう言うと手には2本の刀が出てきた。


1本は刀身が黒光りしており、とても暗い、黒の刀。


もう1本は、桜のような色を持ち、妖しい光を放つ刀。


どちらも素人でも分かる、名刀だろう。


「はぁぁ!」


気合を入れて抜刀。


刹那、敵側の崖に登れる坂が無くなった。


嫌、小さな山と、なったと言うべきか。


「よし、これで向こうからは登って来れないな。次行ってみよう!」


ちなみに小さな山となったものは、魔法使いによってバリケードとなった。



魔法使いはこの世界では4種類ある。


火、水、土、風、と言った4種類だ。


ちなみにユニーク魔法と言うのもあるがそれはおいおい、説明しよう。



さあ、リョウのおかげで敵側から崖に登る手段は無くなり、道も1本しか通れるところが無い。


しかしリョウはあることに疑問を持つ。


なぜ自分はスキルの使い方などが分かるのか?


そんなこと、今のリョウにはわからず、1人悩んでいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ