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第56話 圧倒実力差

お待たせしました!これひとつで2話分と思ってきださい。前触れもなく昨日の分投稿なしになってすみません<(_ _)>

「どうして!?どうして私達の方ばかりやられているの?なんであんなに魔法強いの!?」


フレイヤは慌てていた。


何故ならケリュケイオンを使いヘルメスと同じレベル…いやそれ以上の力を発揮していたからだ。


彼女達は神をも凌駕する。


もはや彼女達に勝てるのは地獄竜と神煌竜だけだろう。


「1人に対して3人以上でかかりなさい!じゃないとやられるわ!」


フレイヤは人数差を上手く使わなければ行けない。


いや下手をすれば人数差すら無意味なのかもしれない。


元々彼女達は強かったのだ。


しかし、フレイヤのチームが負ける程の差ではなかった。


しかしあることを切っ掛けにその差は一気に出た。


『神器』


元々は人間が神から授かった宝器のことを言う。


今回がまさにその通りだろう。


神煌竜から授かった宝器。


「もう!絶対負けないから!」


フレイヤはそう言い見栄を張る。




アリサ視点




「敵はどこかな〜」


「はやく消えろ!」


その暗殺者は完璧な奇襲を行った。


「残念、バレバレですよ」


しかしアリサは暗殺者の短剣を物魔防御障壁で受け止める。


「クッ!」


彼女は確か…シャルロット・コルデーですね。


彼女は暗殺の天使と呼ばれる人でしたが本当に天使となっていたとは…


「あなたの暗殺は完璧でしたよ?殺気を除いて」


「っ!」


彼女達は暗殺者として1番重要な部分が抜けた。


それは殺気。


足音、物音、気配などは暗殺にとって基本中の基本。


唯一暗殺者にとって難しいことは、殺気を消すこと。


殺気と言うのは感情が少しでも出ればわかるもの。


彼女は一瞬油断した。


その一瞬を逃すアリサではない。


「フフフ。フフフフフ。あなたはここで死ぬわ!」


するといつの間にか後ろに気配を感じた。


「死ね!」


「うっ!」


咄嗟にアリサは横に回避する。


がしかし少しタイミングが遅れ腕にダメージが入る。


後ろに振り返るが誰もいない。


「あなたの正体が分かったわ。ペルセウスね?」


すると、どこからともなく人が現れた。


「良く見破ったわね」


「リョウからある程度聞かされているもの」


ペルセウスが姿を隠せるのはあの、ヘルメスから授かった兜。


兜を壊せば彼女は姿を隠せない。


「そこ!」


ペルセウスに気が取られている間に後ろからシャルロット・コルデーに襲われる。


「全く本当に厄介!」


アリサは360度に物魔防御障壁を張った。


「なっ!」


本来、物魔防御障壁は一方向にしか張れなかった。


だけど、私なりに改良して全方位にしたのよ。


「ミリアの魔法攻撃は全体攻撃だけど威力は低い。私は攻撃範囲が狭いけど、高火力。」


すると、周りに大量の火柱が舞った。


「じゃあ、ひとつひとつ量を増やせばいい。」


そう言って私は火柱を竜巻の様にし2人に放つ。


「クッ!」


「いやぁぁ!」


姿は見えなくても数打ちゃ当たるわよ…


「ちょっと魔力使い過ぎたかな…」


そう言って私はその場に倒れた。


『フレイヤチーム、またまた2人脱落だぁぁぁ!ただ、アリサ選手は倒れた。少し様子を見ましょうか?』


『いや、リタイヤでいいんじゃないか?』


「リョウ。舐めないでよ?」


私は力を振り絞って立ち上がる。


「まだまだ終わらないわよ!」




時は少し遡り ミラ



「貴女は!」


この死神…この瘴気、彼女は間違いなく…


「私はハデスよ、それにオーディンもいるわ」


「よろしくな!」


「正々堂々勝負出来ないのかしら…」


私は悟る、この状況少しキツいと。


相手には死の神と、戦神がいる。


それに対して私は1人。


ダダでは負ける気がしないけど、正直難しい。


「もちろん正々堂々1対1だ!」


そう言ってオーディンは仕掛けてくる。


それを私はリョウから貰った、神器で呑み込む。


「っ!」


リョウから貰った神器の名はレーバテイン。


自由自在に形を帰ることの出来る炎。


オーディンの槍、グングニールを炎が呑み込んだ。


「ふははは!なかなか面白い剣だな!なんという名だ?」


「レーバテイン。それがこの武器の名前。」


「そうかレーバテインと言うのか………ほほう、そんなことも出来るのか…」


私はレーバテインを槍の形に変える。


私は接近武器ならなんでも使いこなせた。


いわゆる器用だったのだ。


でも何故か器用貧乏にはならなかった。


「なかなか突きも上手いな!気に入った!本気でゆく!」


すると、オーディンはスピードをどんどん上げる。


高速、音速、やがて神速となった。


しかし、ミラはすべてを受け流す。


途中何回か、擦るも全て受け流す。


「む!ぐァ!なる…ほど…こんなことも…出来るのか…」


私は受け流している間、少しずつ、火の粉を地面に落としていた。


後退しながら受け流していたのでいずれオーディンはさっきまで私のいた場所に立つことになる。


オーディンが乗った瞬間私は火を強くする。


大量の火の粉が一瞬にして、青い炎になり、一瞬にして、オーディンを呑み込んだ。


「今度は私の番だ!」


そう言って死神は仕掛けてくる。


いや、死神は死神でも、彼女はハデス。


私の首を的確に、そして高速に仕掛けてくる。


「くっ!」


私はオーディンとやっり合ったせいで体力的にしんどかった。


だんだん、受け流すタイミングが遅くなり、攻撃が当たる。


「仕方ないか…」


「どうしたの?降参?」


私はレーバテインを空に翳して言霊を叫ぶ。


「『ラグナロク!』」


私がそう、言霊を発した瞬間、


「何?あの剣の量…あれ全部…レーバテイン?」


「そうよ…そこに2人待ち構えているのはバレバレだし、このまま行くと負けちゃうしね…」


「っ!いつから?」


私が伏兵に気付いたのはハデスに押された続けた結果、ハデスが一瞬だけそっちに目をやった。


「そう、これだけ当たれば私達はリタイヤでしょうね…」


「そうね、でも止めないわよ?…行け!レーバテイン!!」


ハデスはなんの抵抗もなく、やられた。


『おっと!こちらでも4人がリタイヤ!これで8人リタイヤ!残り8人だぁぁぁ!』


いつの間にか、誰かが、2人をリタイヤさせたんだ…


『ミラ!』


私はラグナロクで魔力を使い切ったせいで倒れてしまった。


あ〜あ、リョウに情けないとこ見せちゃった。


でも頑張ればいっぱい私を愛してくれる…だから今は頑張らないと…




同時刻 ミリア視点




「あなたは一体何者?」


「私はミリア、リョウの…妻です♪」


私は現在、魔女に話しかけられています。


『おおっと!なんと!ミリア選手が3人を撃破!残り5人だ!』


『ミリアの全体攻撃…強すぎるわ…』


私はメテオで少々3人にご退場してもらっただけです♪


「あなた、凄いわね…私にあなたと戦う意思はないわ」


「そうなんですか?じゃあなんでメテオ弾き返したんですか?」


そう4人に向かって、メテオを打ったのに彼女だけメテオを弾き返した。


「まあどれ程のものかな〜と思いまして。それより凄いですね…全体攻撃であんなに火力出るなんて…」


「褒めても何も出ないよ」


「いえ、出してもらうつもりはありませんよ…ただ一緒にリタイヤして貰うだけです!」


っ!彼女は元々私と戦う意思はなかった。


だからこそ道連れを選んだ。


だから呪文を唱える間、私と喋り時間稼ぎをしていたのだ。


「魔法障壁!」


「自爆!!」


私はひたすら魔法障壁で耐える。


けどやはり、魔法障壁では耐えきらない…


「いや!絶対負けない!」


私は魔法障壁の防御を上げる。


ひたすらあげる!


「はぁはぁはぁ」


爆発が止んだのと同時に私の魔力は尽きた。


『おおっと!まさかの自爆!だがミリア選手耐えきった!しかし彼女も魔力切れだ!これで4人中3人が魔力切れした!』


『?この歌…もしかして…』




第三者視点



ラファエルはみんなのために歌う、魔力回復のために、傷を治すために…


「『ねぇ少し話を聞いて私が ここに居るのは あなたのおかげなんだよ 』」


「『昔君が言った私が好きという言葉が頭の中から』」


「『離れ無くていつも君を想う』」


「『いつ何度機何千年世界が変わっても 』」


「『私達は一緒だよ』」


「『私達の恋が終わることは』」


「『生きる意味を無くすのは』」


「『貴方がこの世から消える時』」


「『辛くても悲しくても』」


「『私達は永遠に…』」


歌が歌い終わると、アリサ、ミラ、ミリアの体力、魔力両方、完全回復した。


「あと4人倒せば私達の勝利です!!」


ゲームの終盤はもう始まっている。

歌付けない方がいいかもしれないかも…嫌な人は感想よろしくです<(_ _)>

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