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神煌竜の旅路録《しんこうりゅうのたびじろく》  作者: 十六夜 クロナ
第5章 勇者達は人生の難しさを知る
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第46話 一件落着

ラファが死んでから数時間…魔王軍勝利の報告が響き渡る。


「ラファ…」


しかしリョウの前には最愛の人ラファが寝ている。


永遠に覚めることのない眠りについている。


「どうすればよかったんだよ…どうしろって言うんだよ!」


安定しない精神状態の中、1つの知らせが来た。


『適用しました』


そうあの頭の中に響く機械音。


『全ての適用が完了しました。力の全解放を行います。完了しました。種族竜人から神煌竜へランクアップします。完了しました。』


今のリョウにはその声すらイラつきを覚える。


「これ以上この世界で生きてなんの価値があるんだよ…」


しかしながらリョウは希望も抱いていた。


もしかしたら…もしかしたらラファをどうにかできる、蘇生のようなスキルがあるんじゃないか?と言う1つの希望。


「す、ステータス」



リョウエン 種族 神煌竜


歳 不老不死


体力 ∞(無限)


攻撃 ∞(無限)


防御 ∞(無限)


魔攻 ∞(無限)


魔防 ∞(無限)


魔力 ∞(無限)


称号 創造神 竜神を超える竜 スキルオールリセット&再構築を成し遂げたもの


スキル 龍眼 能力生成 双刀双銃 全属性魔法 全知全能 絶対無敵 竜化 人化 半竜化 威嚇

天界移動


「能力生成!これで蘇生魔法を!」


『エラー この世界では不可能です。』


唯一の希望とも言える能力生成それを持ってしても不可能。


この世界にとって死者を生き返らせること自体を禁忌とした。


「全知全能と言うからにはもしかしたら蘇生させる薬とか!」


『全知全能 この世界で死者を蘇らせることは禁忌とし封印されている。』


全知全能を持ってしても手段はない。


そうこの世界で(・・・・・)生き返らせることは不可能。


「そ、そうか…この世界で死者を生き返らせること自体は無理…つまりは…」


『天界に行けば魂と会うことは出来る。そしてそこで蘇生出来れば…』


魂と言うのは善良な魂なら天界へ悪質な魂なら地獄へ行く。


「天界移動」


リョウは天界に移動した…



天界にて



どうやら天界では人間の姿でとどまる事は不可能だったらしい。


「やあ何年ぶりかな…我が親友。神煌竜」


天界で出会ったのはいるはずの無い。


地獄にいるはずの地獄竜だった。


「よお久しぶりだな地獄竜」


リョウは力の全解放を行ったと同時に昔の記憶を全て取り戻していた。


前はうろ覚え程度だったのが今ではハッキリ分かる。


コイツは地獄竜だと言うことも。


「じゃあやろうか」


「くっ!今はお前に構ってる暇は…」


「無いんだよね?ラファエルちゃんを取り戻したいから」


元々マリアと言う不老不死は火に弱かった。


焼いて灰にすれば誰でも殺せた。


じゃあ何故マリアは生きていたのか?


元々大量虐殺、殺人鬼などで地獄行きは確定。


地獄の管理人は?もちろん地獄竜。


地獄竜はマリアを生き返らせたのだ。ラファをこっちに呼ぶために…


「どけ!俺はラファを、ラファを助けに来たんだ!」


リョウはメテオを大量に作る。


数はおよそ200は超えているだろうか。


「楽しいね。これだから親友との殺し合い(じゃれ合い)は止められない!」


地獄竜はリョウ同様大量の氷の塊を作った。


二つがぶつかる。


地獄竜の氷の塊の中には重水素が大量に含まれていた。


超高温物質と重水素が混ざる時その時起こる現象は…


『水素爆発』


物凄く強い蒸気と大量の爆発現象が様々なところで起こる。


その現象だけで世界1つは壊れるレベルだ。


「まだまだ!」


「早く!俺は早くラファに会いたいんだよ!」


両者ブレスを放つ。


リョウは白く神々しいまでのブレス


地獄竜は黒く禍々しいがどこか吸い込まれるような綺麗さを放つブレス。


ここでまた水素爆弾より強力な爆発現象が起こった。


原理は謎だらけだが、超強力な爆発だった。


その爆発に巻き込まれた2人もただでは済まなかった。


「はは、やっぱり神煌竜には敵わないな…」


地獄竜は倒れる。


「俺の勝ちだ。じご…く…りゅう…」


リョウエンも倒れる。


その中1人近づく存在がいた。


「二人とも正直に言えばよかったのにあの時はごめんって…だからこそ仲がいいのかな?」


そうそれはラファ。


ラファは綺麗な歌を歌う。


とても綺麗で落ち着かせるような…うっとりするような落ち着く歌。


「なあ地獄竜」


地面に倒れているリョウは言う


「例の件済まなかったな」


「んにゃ。僕も悪かったさ。ごめんよ神煌竜」


「うんうん。これで仲直りだね」


ラファの歌声により傷が癒される。


女神の癒し(ヴィーナスヒーリング)だね」


「女神の癒し…か。確かにそうだな…」


「他の女神たちは半泣きだね」


女神たちの中で『神煌竜の嫁になる=神たちの勝ち組』ってことになっているのである。


「とりあえず…俺らは元の場所に戻るさ」


「ん。わかったよ。たまに僕も遊びに行っていいかな?」


リョウとラファは顔を合わせ頷く。


「「喜んで!いつでも来いよ!(来てね!)」」


こうして様々な事件や戦争は一旦幕を閉じるがしかしまだまだ、リョウエンの旅は続く。

リョウ「これにて!」


ラファ「第5章終了!」


アリサ、ミラ、ミリア

「最近出番薄い…」


作者「いやまあ許してくださいまじで…痛い!痛い痛い!」


リョウ「まだまだ本編は続くので」


全員「これからもよろしくお願いしますm(_ _)m」

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