第41話 事の発端
イジめは良くないよ!
駄目━拒否━却下━ヽ(#゜Д゜)ノ━却下━拒否━駄目
リョウエン視点
事の発端はなんだと思う?
俺が
『彼女とあったこと?』
『彼女を見捨てなかったこと?』
『彼女がこの世界に来たこと?』
いいや違う。
まず1つ話をしよう。
『昔昔遥か昔…神たちは神同士で争っていた。
ある1つの勢力は神煌竜そしてもう1つの勢力は地獄竜。
2つの勢力はある1つの事で争っていた…
それは…《世界を全てゼロに戻すか…新しい世界を創るか…》
ここだけでどちらが、どっちの勢力かわかるだろう。
ゼロに戻すのは地獄竜。
新しい世界を創るのは神煌竜。
どちらが正解なんて誰もわからない。
ゼロに戻す地獄竜の意見は
《世界のズレが生まれている世界が多すぎるだから全てを壊しゼロに戻す!》
神煌竜の意見は…
《新しい世界を創り、世界のズレを全てその世界で管理する。》
どちらも間違ってなんかいない。
ズレが生まれ過ぎると神たちのいる世界が滅びるからだ。
だから争った…
結果
《両者大将敗北》
神煌竜はズレを集めた世界に落ち…
地獄竜は封印された…
しかし今はお互いに呪いが緩んでいる…
神煌竜は力を取り戻し始め
地獄竜は封印が解けかけている。
神さまが菜々をこの世界に呼んだ理由は…
《神煌竜がこの世界から出るとこの世界の管理する者がいなくなるため…1番良質な魂を持つ菜々をこの世界に呼んだ》』
つまり事の発端は菜々をこの世界に呼んだ《地獄竜》とも言えるしこの世界を創った《リョウエンこと神煌竜》とも言える。
「つまり悪いのは俺とアイツってことだ…」
だから半年前…彼女がダンジョンで金稼ぎをしている時だった。
殺そうと思ったが普通にモンスターに囲まれて死にそうだったので立ち去ろうとした時…
「また誰も助けてくれないの?私はこの世界に来ても誰も…味方がいないの?」
「っ!」
実は俺は昔いじめられている子を見捨てた。
そしたら次の日その子は学校に来なかった。
そしてホームルームの時間で先生にこう言われた…
『お前らなんであいつが来ないか…わかるか?希望を失ったからだよ…誰も助けてくれない…もし誰かがアイツがいじめられている時を見て見て見ぬ振りをしたならそれは見た奴もいじめてるんだよ…だから今度またこんな事があったら…逃げるなよ?もし注意していじめの対象になったら自分を誇れ…それで少し耐えろ…必ず希望は見えてくる…だからもうこんなこと…起こすなよ?』
先生にこう言われた…この時の先生の顔は一緒忘れられないだろう。
この前の自分をどれだけ恨んだだろう。
だから彼女を見捨てられなかった。
もし彼女が向こうの世界で耐えていたなら…
せめてこの世界で希望を持たせようと…
「君…まだ生きたいなら…もがけ…助けぐらいはしてやるから…」
「っ!うわぁぁ!」
彼女は俺の言葉通りもがいた。
この世界から…
『この残酷な世界から』
リョウ「作者曰く『こんな偉そうなこと言ってるけど…私この立場にたったら助けれるかな…((((;゜;Д;゜;))))カタカタカタカタカタカタカタ』だそうです」
ラファ「ん〜確かにいじめを助けることは辛いよね…でも」
ミラ「でも何かしなきゃ始まらない!」
ミリア「何か行動しなきゃ絶対後悔する!」
アリサ「そんなこと絶対やだ!」
リョウ「怖いなら皆で言えばいい…」
リョウ ミラ ミリア ラファ アリサ
「いじめはダメだけど…もし起こっているなら根源を叩け!数がいるなら上回るぐらい集めて言え!それは悪い事だって良くないことだって!」
作者「結局偉そうなこと言ったよ…」




