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キャラクター紹介

2017.11.27

第3章登場キャラクターまとめです。必要ない方は飛ばしてください。




●ハネット 【Lv.1369】

挿絵(By みてみん)

本作の主人公。プレイヤー。23歳。

害悪クラン「FFF」に所属する、サポート魔法と範囲攻撃魔法を得意とする光魔法使い。猟奇的なプレイと敵対したプレイヤーへの徹底的な復讐で有名で、掲示板では「光のサイコ野郎」の蔑称で知られる。

現代ニホン(『日本』ではない)においては珍しい虚無主義者。自身の不利益すらどうでもよく、「まあいいか」が口癖。

人の内面を見抜く能力に異様に長けており、他者の心に寄り添う優しい一面を見せた。またその能力は戦闘にも遺憾なく発揮されており、ハッタリや搦め手、それを利用した不意討ちや騙し討ちを得意とする。その戦いは異常なまでに論理的であり、全ての行動に意味があり、全ての行動がブラフである。

魔王曰く「最善」ではなく「反則」を突き詰めていった邪道の強さを持ち、それに関連しているのかシステムやゲームバランスの抜け穴を探すのが上手い。

持久力に特化し長時間かけて敵を削り殺す泥沼戦法を好む。なんと一般的なプレイヤーと比べ4倍近くのMPを持つ事が判明した。直接戦闘においては異様な回避力と、視界外や背後からの攻撃でも避ける事が出来るという謎の能力を見せた。

普段は非常に俗物的で親しみ易い人間だが、「本性」が顕になるほど無表情に、そして無反応になっていく。その深淵を覗いたユンには「混沌」、対峙した魔王には「全てが演技」と評される矛盾した不穏さも抱える。

嫌いな事は「同じ説明を複数回させられる事」。

魔王城攻略戦にはラスボス戦イベントをユンから奪い取る為に参戦。先回りして魔王を討伐したところ、邪悪すぎてユンに魔王だと勘違いされた。

魔王を討伐した事実と超越した魔法の実力から、人々の間で「魔神」と呼ばれ始める。


●ニーナ・クラリカ 【Lv.56】

挿絵(By みてみん)

ヒロインの1人。ハーフドワーフ。17歳。

史上最年少で賢者の座につき、同時に現地側最強の魔法使いでもある少女。ありとあらゆる才能と神に愛されたような強運を持って生まれており、「千年に一人の天才」と名高い。

闇と光を除いた全7属性の魔法を操り、特に土属性の扱いには突出している。そのことから通称「土の賢者」と呼ばれる。

現在はより強力な魔法使いであるハネットに弟子入り中。成果として2つ以上の上位魔法を習得した現地世界初の魔法使いとなった。

腰まで伸ばした長い三つ編みの青髪に、青いジト目の小柄な美少女。黒いマントに黒い帽子という、魔法使いらしい格好に身を包む。ユン曰く、ハネットと同じく人の内側を覗き込むような瞳をしている。

基本的に冷静沈着で、非常に大人びた性格をしている。また正義感とリーダーシップがあり、人々からの人望が厚い。

その身に半分だけ流れるヒト族の血を覚醒させた【半変異者】。周囲に比べ5倍の早さで成長するが、あくまでレベルアップにしか影響しておらず、その他の習熟が早いのは全て彼女の才能によるものである。

2年前は高い機動力を活かし、主要都市の防衛戦力として1人で活躍していた(現在はユンの働きで魔族の生存数が激減している)。

ハネットのログアウトや「もう1つの生活」がある事に気付いている。


●ユン 【Lv.79】

挿絵(By みてみん)

ヒロインの1人。18歳。

ただの村娘から歴代最強の勇者にまで上り詰めた若き女性勇者。彼女の代名詞である必殺技【閃光剣】にちなみ、「閃光の勇者」の二つ名で呼ばれる。

2年に及ぶ戦いの末に魔王城最上階へと辿り着き、そこで先んじて魔王討伐にやって来ていたハネットと出会う。その後ハネットを魔王と勘違いした事で戦闘になる。

西洋風の赤毛に整った顔立ち、抜群のプロポーションを誇りながらどこか幼さの残る無邪気な性格を持つ、非常に魅力的な少女。

明るく好奇心旺盛で、性別に関係なく年上への甘え癖がある。趣味は晴れた日の散歩。

世界に数人しか存在しない【変異者】の1人であり、通常の10倍の速度でレベルが上がる。また聖剣によるサポートも受けており、ハネットを十分に殺し得るだけのステータスを持つ。

ステータスは敏捷力完全特化。必然的に低くなる攻撃力や防御力を高レベルの装備によって補う弱点カバー系のバランス型。魔王と逆で即死対策だけはしていた。

斬撃で敵を翻弄し必殺の刺突でトドメを刺す、王国騎士長と王国戦士長両者の戦法を組み合わせた王道の剣技を扱う。極限まで動作を短縮し効率化させた「極地の動き」がその敏捷力を更に助長させており、その太刀筋はハネットですら見切るのが難しい。

戦闘技術は非常に高いが、対人戦経験が不足しており駆け引きが苦手。魔王城最上階での戦いでは真逆のタイプであるハネットにその弱点を突かれ敗北した。

辺境の田舎村で能力を隠して生きていたが、2年前に聖剣の選定により発見され勇者となる。

ハネット曰く「正に振り切れた者」。「極善」という意味での異常者。

歴代勇者たちと同じく、おとぎ話として扱われるほどの強靭な精神力と献身性を持つ。ただしそれは耐えているだけであり、負担自体を感じていない訳ではない。

幼少時より自身の能力に強いコンプレックスを持っており、無意識下で誰かからの「理解」を求めていた。王都での祝宴では期待や羨望、そして畏怖ではなく唯一「同情」を向けてくれたハネットの前で一時だけ涙を流す。

ありとあらゆる恐怖に打ち勝ち、2年間を勇者として戦い抜いた。

ハネットの働きかけにより、魔族を殲滅した暁には責務から解放される事が約束されている。


●ルル 【Lv.38】

挿絵(By みてみん)

ヒロインの1人。ハーフエルフ。21歳(見た目は10代前半)。

現地では珍しいハーフエルフ。更に色素欠乏症(アルビノ)であり、白い髪と白い肌、赤い瞳を持つ。これが原因で虚弱体質であり、回復魔法を常時展開し続けているため光属性とMP関連に特化したステータスになっている。

とある事情から1年ほど前より人間社会で生活しており、最上位傭兵として依頼をこなしながら王国内を渡り歩いていた。その後紆余曲折を経てハネットの集落に移住。現在は戦闘力よりもその回復魔法の手腕を見込まれ、集落内の診療所を任されている。

現地側最強の光魔法使いであり、回復魔法では神光教会枢機卿クラス、戦闘能力では教皇をも超える。またホームレスから傭兵という壮絶な生活を送ってきたため、見た目に似合わず荒事への耐性が高い。

年齢に見合った落ち着いた性格で、どこかミステリアスで儚げな雰囲気を放つ。幼馴染のティア曰く発言の傾向がハネットに似ている。

泥酔すると幼児退行した上に思いっきり人に絡むという悪癖を持つ。

最近徐々に明るくなってきた。


●ティア 【Lv.35】

挿絵(By みてみん)

ヒロインの1人。エルフ。約80歳(見た目は20代前半)。

長い金髪と長い耳を持ち、真っ白な肌と空色の瞳が美しい、ハネット曰く正統派エルフ。

ルルの親友かつ姉代わりであり、エルフの一族「ラー族」族長の娘。

人間に捕獲され超高級奴隷として売られていた所をハネットに買われて出会う。

ヒト近親種最強と謳われる種族【森人族(エルフ)】の1人であり、その中でも珍しい精霊魔法の使い手でもある。元から戦闘能力は決して低くなかったが、王都での魔族レベリングにより戦闘力が急上昇した。装備込みなら下手をすればニーナより強い。

誰かを傷つける事に消極的な優しい心根の持ち主だったが、ハネットに「いつか大切なものを守る際に敗北するだろう」と指摘され考えを改め始める。

ハネットの抱える「心の闇」を把握しつつある。





●ルーチェ・ハーゲン 【Lv.33】

勇者パーティーの1人。元王国魔法使い長。20歳。

ユンから姉のように慕われている女性。

王国魔法使い長を勤めた事から多方面に顔が利き、その知識と分析力は王国随一。戦闘では希少な光属性を含む6属性を扱い、回復、サポートはもちろん広域殲滅も可能な万能戦力。また中位貴族の令嬢であり、礼儀作法にも詳しい。

2年前は史上最年少で王国魔法使い長に就任した天才として扱われていた。しかし同時期に千年に一人の天才たるニーナが登場した事で必然的に「二番」となってしまい、数多くの名声を奪われ常に不機嫌な様子を見せていた。

その後本人と出会い、彼我の実力差を理解した事ととある理由から認識を改め、現在では真逆の熱烈なニーナファンへと転向している。

魔王城最上階での戦いでは相性の悪さからハネットに完封されたが、魔力感知能力によりその戦術を複数に渡り見破った。


●ジン 【Lv.29】

勇者パーティーの1人。元盗賊。24歳。

常に飄々とした態度を崩さない、皮肉と軽口ばかり言う男。実力至上主義者で男女差別をせず、咄嗟の判断力を保つため飲酒に制限を設けるなど、誰よりも現実的で慎重派な男でもある。ハネットと同じ濁った不吉な瞳を持つ。

少数精鋭で動く実力派の盗賊団「血濡れ」の元副団長であり、現最強の盗賊。荒事に非常に適した能力と精神性を持つ事を見込まれ勇者パーティーに入れられた。

ありとあらゆる手段と技術に精通した強力な盗賊であり、その悪名は「雑種(バスタード)」の二つ名と共に広く知れ渡っている。盗賊たちの間では多くの盗賊団を渡り歩いた過去から「渡り」と呼ばれる。

ユンと同じく敏捷力特化系で高い回避力を誇る。二刀持ちのダガーと投擲用ナイフによる隙のない戦法もあり、生存能力が非常に高い。

元々はニーナに盗賊団ごと敗北し幽閉されていた身。捜査に協力的だったため利用価値ありとされ処刑を延期され続けていた。

生への執着が強く、刑の執行を遅らせるためなら他の盗賊の事など考えもせず何でも喋ったと言う。「渡り」と呼ばれたジンのこの証言により、国内のほとんどの盗賊団は壊滅したとまで言われる。

その後恩赦目当てで勇者を補助する旅路に参加。この頃は盗賊らしく他人を歯牙にもかけない人間だったが、現在では仲間を庇う一面を見せるなど随分とまともになった。

ユンの事を誰よりも認めているが、それはユンが無意識に求めていた「理解」ではなかった。


●シャルムンク 【Lv.32】

勇者パーティーの1人。最上位傭兵。22歳。

少し癖のついた茶髪と眠たげな猫のようなたれ目がトレードマークの、影が薄い青年。

その半面、技量だけで言えばパーティー内最強。普段は目立たないが、ひとたび戦闘になると誰よりも頼りになる存在。仲間たちからは「シャル」の愛称で呼ばれる。

大陸に10人前後しか存在しない最上位傭兵の1人。実戦経験豊富で戦闘中の対応能力に優れ、業界に関係する事柄への知識量にも長ける。対魔物戦にも対人戦にも優れた動きを見せる。

全身鎧で生存率を上げ、様々な武器を敵との相性や状況によって切り替えて使用する戦士らしい戦士。

物理攻撃力特化のステータスを持ち、1ダメージとは言えハネットの物理防御力を貫通してみせた。

勇者の旅路には純粋に王国からの指名依頼として参加している。最上位傭兵だけあってプロ意識が高く、犯罪でなければどんな依頼でも受けると言う。


●エドヴァルド・フレンツ 【Lv.30】

勇者パーティーの1人。近衛騎士。25歳。

身を覆うような大盾と片手剣を装備する長身の騎士。

市民や要人の為なら我が身すら投げ打つ心意気に、守る事に特化した闘技を操る騎士の中の騎士。近衛騎士の中でも騎士長を除けば最強と呼ばれる。

パーティー内最年長であり、全員の兄のような立ち位置にいる厳しくも優しい男。愛称は「エド」。ルーチェと同じく中位貴族の出身。

防御力と耐久力に特化しており、本気でなかったとは言えハネットの攻撃に耐えてみせた。

誰よりも騎士という役職に誇りを持って臨んでおり、2年前には「遊びではない」とユンへの協力を拒んだ。その後起きた王都襲撃事件の際に、率先して戦ったユンの姿に態度を改め謝罪し仲間になった。

ハネットとの戦いでは、世界を守るため犠牲になる道を自ら選んでみせた。


●グスタフ・ヨーグライル 【Lv.20前後】

ライゼルファルム王国正規軍第4将軍。35歳。

落ち着いているがどこか俗っぽい親しみ易さを持つ大男。その高い地位と朗らかな人柄のせいか、交友関係が異様に広い。将軍としては最も平穏な東領を担当する。

将軍とは言え4番目という立場から割と暇で、よく小さい仕事を押し付けられている。そのせいで裏では「雑用将軍」などとも呼ばれている。ユンを勇者として最初に発見した男でもあり、国王からユンたち勇者一行の世話をするよう全責任を預けられている。

将軍としての才能も無い訳ではなく、命を数で見られる事と、部隊の編成能力に優れる。ただし編成する際に能力だけを見て人間関係を考慮しないので、度々諍いが起こり内部崩壊するという困った点がある。

国王は上手い具合に彼の長所だけを利用して働かせている。

裏設定として作中でハネットが最も嫌いな人間性をしているキャラであり、相性が滅茶苦茶悪い。


●キール・クロロ・ノア・ライオノス

ライゼルファルム王国の現国王。41歳。

優れた統治能力と交渉能力を持ち、国内外から「良王」と呼ばれる非常に有能な王。ハネットといち早く協定を結んだ。

ハネットの性質を見極めるべく慎重に行動していたが、王都が想定の4倍という数の魔族に襲撃された事で頼らざるを得なかった。しかしこの判断により結果見事に王都は救われる。

現在はハネットに報酬を搾り取られている最中。本人曰く、ハゲそう。

不都合をウインクで誤魔化そうとするなど、末娘エリーゼが父親似である事を伺わせる茶目っ気を隠し持つ。

王でありながらちゃんと父親もしており、子供たちは皆人格者に育っている。


●ギルスター・ジーク・ファルス

ライゼルファルム王国の宰相。67歳。

非常に高い能力を持ち交渉にも長けるキレ者だが、ハネットに翻弄され尽くしそろそろ死にそう。


●王妃

国王の正妻。エレノア、アダム、アルフ、エステルの実母。

エミリア、エリーゼの2人とは血の繋がりが無く、関係は冷え切っている。


●エレノア

第1王女。24歳。

魔族が出現する前に有力な貴族家に嫁いだ勝ち組。3人の子持ち。


●アダム・クロロ・ノア・ライオノス

第1王子。23歳。

王太子であり、このまま時が流れればいずれ国王としてハネットと向き合う事になる青年。

地味にハネットと同い年だがハネットには顔すら覚えられていない。


●アルフ・クロロ・ノア・ライオノス

第2王子。21歳。

公爵領で統治の勉強中。


●エステル・クロロ・ノア・ライオノス

第2王女。20歳。

魔族が出現したせいで婚期が遅れた。他国の有力貴族と婚約を進めているが、ハネットが登場したせいでまた複雑な状況に。


●エミリア・リオーネ・ノア・ライオノス

第3王女。18歳。

側室出。母親似。

側室の出である事に強いコンプレックスを持ち、自身を姉たちの「代替品」と呼ぶなど卑屈なところがある。兄妹の中では唯一ハネットに顔を覚えられている。

性質的に近い部分があるせいか、ユンとは割と仲がいい。

この子を正式にヒロインにするかどうかで作者は1年悩んでいる。


●エリーゼ・リオーネ・ノア・ライオノス

第4王女。13歳。

側室出。父親似。

末っ子でありながら姉妹の中で最も物怖じしない王女らしい王女。

父親の有能さや性格を強く受け継いでおり、更には魔法の適性も持つ。

ハネットに猛烈なアタックを仕掛けるが、見た目はともかく年齢的に対象外な模様。


●ゼスト 【Lv.31】

ライゼルファルム王国戦士長。30歳。

オリハルコン製の全身鎧に身を包み、アダマンタイトの両手剣をメインに様々な武器を装備した獣のように屈強な男。

魔物や盗賊の討伐を主な仕事とする王国戦士団の長。必然的に魔物退治のスペシャリスト。

騎士長とは違い天才タイプ。繰り返す実戦の中、短期間で戦士長の座にまで上り詰めた。同じ最強クラスの戦士であるシャルムンクにはレベルで負けているが、戦えばゼストがギリギリ勝つ。

防御を無視して敵を叩き切る剛の剣を操る。

エミリア曰く1人で百人と剣を合わせる「百人稽古」なる催しを行った事がある。

ハネットとやたら縁があり、今回の王都襲撃事件が起きる前からその実力を正しく認識していた。


●トリスタン・ボルヴ 【Lv.35】

ライゼルファルム王国騎士長。27歳。

全ての王国騎士の頂点に立つ、絵物語に書いたような完璧な騎士。能力の高さだけでなく眉目秀麗で声まで美しい。

近衛騎士の長であり、最高権力者たる国王の専属騎士を務める。ユンの剣術の師でもある。

攻撃を小盾で受け流し一撃必殺の刺突でカウンターを放つ柔の剣を操る。大抵の戦闘が一撃で終了する。

戦士長とは違い達人タイプ。師の下で長き修練の果てに今の実力を手に入れた。そのため剣を教えるのも非常に上手く、素人だったユンの教育係に任命され師となった。

勇者を除けば対人戦における王国最強の剣士。多分全キャラのステータスが同じになったら最強の人。


●サンヌ 【Lv.25前後】

ライゼルファルム王国衛兵長。25歳。

王宮における警備責任者。

ゼストと対照的な青色の全身鎧を着用している、礼儀正しくクールな青年。平民出だが高度な教育を受けており、その礼儀作法と落ち着いた態度は完璧なもの。

普段は王宮正面門の警備に自ら就いている。

2年前の時点ではまだ衛兵長に就任していないので出番が少ない。


●ソフィア・クロスリード

王宮の侍女の1人。

ハネットが王宮に滞在した際に専属で付けられた高位の侍女。通称メイドさん。

ハネットが好き。


●レヴィア・ブラウニッツェ

エミリアの専属騎士。

エミリア唯一の直属の部下。そのため時には侍女の役割も果たす。

ハネットが嫌い。


●王宮侍女長

王宮の全侍女たちをまとめる責任者。40代。

2年前にユンの世話を担当しており、マナーや読み書きなどの基礎知識の師になった1人でもある。

職務に忠実で仕事中は貼り付けたように表情が変化しない。





●魔王 【Lv.527 RAIDBOSS】

挿絵(By みてみん)

魔族の王。個体としての名はルシフェル。

ハネットと最初に出会った際、モンスターでありながらなぜか中立オブジェクトだった。

その正体はプレイヤーを誘き出す為、魔王を「演じて」いた【最初の世界】のモンスター、オークロード。「計画」通り討伐される事でその役目を果たした。

【オリジナル】環境下で500年を生き続けたテイムモンスター。その長きレベリングの末、レベル500を超えるレイドボスと化していた。

【最初の世界】で販売されている適正レベル100前後の装備で身を固めている。

拘束系対策に時間系対策と、かなりガチに近いビルド構成をしていながら、レイドボスの中でも最弱である持久特化タイプというチグハグなステータスをしている。ユンとは逆で即死対策だけはしていない。

物理防御力の関係で聖剣を完全に弾く(0ダメージ)。現地人のような異様にリアルな戦い方をし、なぜか中位戦技が使えない。

ハネットが垣間見せた「異常性」を前に、傷1つ与える事なく完全敗北した。


●「真の主」

ルシフェルのテイムマスター。恐らくプレイヤー。

500年前に様々な指示を残してこの世界を去った。


●???

従者たちから「姫」と呼ばれる、異様なほどに「愛らしい」少女。恐らくルシフェルの関係者。

ニホン人にも似た黒髪を持つが、肌は白く瞳は青い。和服に似た黒い着物を着ている。

まるで機械のように思えるほどの完璧な所作を身に付けている。


●ムラサキ

「姫」と呼ばれる少女の部下の1人。ルシフェルが討伐された事を報告した。

姿を見せずに行動する。


●セムヤザ 【Lv.88】

四天王の1体。

種族は【スケルトンメイジ】の数段上の上位種【クリムゾンリッチ】。鼠色のフード付きマントを装備している。

魔族の中でも魔王を除けば最強の個体であり、2年前には王都を襲撃した部隊を率いていた。

その際に戦ったユン&ニーナの2人組と引き分けに終わった事から、魔王城に引きこもりひたすらレベリングを行い続けていた。2年前の時点ではレベル74。

魔王城最上階直前にてユンたちの前に再び立ち塞がったが、その後ユンの要請を受け参戦したハネットの浄化魔法を受け即死した。


●バラキエル 【Lv.71】

四天王の1体。

数多くの特殊スキルを習得する事で有名な【アビスデーモン】。4年ほど前にスキルによりプレイヤーの出現を予言した。

大侵攻に伴い史上初の4部隊という大戦力を率いて王都を襲撃したが、そこでハネットと出会う。

ハネットにザ・ワールド三大グロ魔法の1つ【ブラッドツリー】で全身を引き裂かれ処刑されたが、プレイヤーを魔王城へと誘き出す役目は見事果たした。


●アザゼル 【Lv.68】

四天王の1体。

現地では都市ガナンを墜としたことで有名な将の魔族。

絶対防御の青い外殻と防御無効の雷の魔法剣【封雷剣】を用いて戦う武闘派。

2章にてハネットに殺害された。


●???

四天王の1体。

作中未登場。詳細は不明。


●キングオーガ 【Lv.53】

将の魔族。

赤鬼のようなモンスター。武器として棍棒を装備していたが出番なし。

ハネットに氷魔法【フロストカッター】でゆっくりと真っ二つにされ処刑された。


●イビルアイ 【Lv.48】

将の魔族。

目玉から大量の触手が生えたモンスター。サポート系の魔法を扱う。

ハネットが召喚した天使の群れに串刺しにされて処刑された。


●コロッサス 【Lv.57】

将の魔族。

人間の倍ほどの巨体と一つ目で有名なモンスター。肉弾戦を行う。

ハネットにより四肢を1本ずつ切断され処刑された。





●エールラ・オ・ブラッドレイ・アウストラーデ

アウストラーデ帝国皇帝。32歳。

約10年で小国を空前絶後の大帝国にまで成長させた傑物。大陸の統一を目論む。

各国の疲弊を狙い、魔王城攻略戦には不参加を表明した。

ハネットの存在をついに知る。


●アルヴァー・グリンガム 【Lv.???】

通称「雷鳴」。アウストラーデ帝国の武力を象徴するとまで言われる最強の武人。30歳。

全身を黒で覆った大男。ユンと同じく【変異者】の1人。

実戦経験豊富でユンにも勝てると断言してみせた。


●ガイゼル将軍

ミキシニア連邦将軍。46歳。

フルネームはガイゼル・ロス。綺麗に剃られた頭と静かな知性を感じさせる目が特徴的な、どっしりとした迫力を持つ男。

かつてたった二千の軍勢で災厄の化身エルダードラゴンを屠ったドラゴンスレイヤー。軍事界における生ける伝説。

少数で大敵を打倒する術に長けており、ハネット風に言えば「効率厨」。

魔王城攻略戦ではユンたちに代わって連合軍の指揮を執った。攻略戦最終日には防衛組の責任者として第1階層に残っていたためにハネットたちと出会う。

ハネットを「優秀な兵士」と評すると共に「殺しが平気なやばい奴」とも評した。


●レナ・メイリー・エーデルシュタイン

バルドゼオン公国侯爵。19歳。

公国における若き大貴族の1人であり、非常に優れた剣士である事でも有名な女性騎士。「教皇の右腕」とも呼ばれる。

やや冷たい印象ながらも整った造りの顔に、邪魔にならない程度に伸ばされた薄金色のポニーテールが特徴的な、クールビューティーを絵に描いたような女性。

国内で不測の事態が起きたと言うが、国の総意として魔王城攻略戦を優先させ参戦した。攻略組としてユンたちの隣で共に戦った。





●グリフ

ティアの父にして、エルフの一族『ラー族』の族長。約200歳(見た目は40代後半)。

長年一族を率いてきた立場から、エルフの中では比較的柔軟な思考を持つ。

集落に移住してからはエルフ側のまとめ役として働いている。


●アンナ

グリフの亡き妻。ティアの母。


●ピズン

エルフの戦士。約100歳(見た目は20代中盤)。

エルフの中でも強力な精霊魔法の使い手。

里が魔族に襲われた際に死亡。その後ハネットの蘇生魔法により生き返った。


●ゴルト

ラー族における長老の1人。

ハネットへの恭順には消極的な賛成派だった。


●ドド

ラー族における長老の1人。

ハネットへの恭順には反対派だった。


●ボッツ

ハネットの集落に作ったホームセンターの店長。北の村からの移住者。

口は悪いが根は善良。ハネットとの出会いには感謝しているらしい。


●スゥ

ボッツの愛娘。引っ込み思案。父と共に店員として働く。

ハネットのファン第1号。


●ギル

元奴隷。生きる事に絶望していたが、ハネットに救われた事で気力を取り戻した。ハネットのファン第2号。

ハネットの騎士を目指しており、現在は体を鍛え直しながら集落入り口の「見張り小屋」にて来訪者への警告とハネットへの報告を行っている。


●ゾルテ

ルルが王都で懇意にしていた中堅傭兵団「暁傭兵団」の団長。

紳士的でリーダーシップのある、頼れる男。

魔族による王都襲撃の際にルルと再会する。


●ビスタ

暁傭兵団の女狩人にしてムードメーカー。

その飄々とした態度とは裏腹に、エルフに匹敵する弓の名手。

魔族に狙われたが、間一髪のところでルルに救われた。


●シャノン

風と水属性に適性を持つ、暁傭兵団の魔法使い。

対大型モンスター戦での実質的なアタッカー。

女性らしい清楚で穏やかな雰囲気を持つ。


●ルドルフ

長髪を後ろで束ねた、暁傭兵団の寡黙な騎士。

ゾルテと2人で前衛を担う。


●ルチア

暁傭兵団の元盗賊。

罠や尾行に鼻が利き、地理にも詳しい。

様々な道具を隠し持ち、戦闘ではナイフか、ビスタと同じく弓を使う。


●フェデルコ・カールトン

神光教会ライゼルファルム大司教区(王国)を任せられている大司教。

王都で最も大きな教会「大聖堂」にて勤務。魔族による王都襲撃の際には避難してきた民衆を守り戦っていた。

ハネットと最も早くに接触した教会の人間であり、ハネットの起こした数々の「奇跡」の目撃者。


●最初の教会の司祭

ハネットが最初に訪れた教会に務める司祭。本名はクラウス。

避難してきた市民を守るため、たった1人で防御魔法を張り続けていた。

たぶん3章で一番頑張った人。


●シスター・ニコラ

最初の教会で働く初老のシスター。司祭の補佐を務める助祭。

彼女はハネットを覚えていたが、ハネットは顔すら覚えていなかった。


●シスター・ルミーネ

最初の教会で働く新人シスター。当然ハネットは顔を覚えていなかった。


●教会の子供たち

以前ハネットが怪我を治してやった子供とその仲間たちであり、王都の孤児の一部。

もちろんハネットは覚えてなかった。


●ゴン

貧民街の片隅で孤児として生きる少年。親友のスンダを蘇生して貰うため、ハネットの指示に従った。


●スンダ

魔族の王都襲撃の際に死亡した少年。その後親友であるゴンの働きでハネットの大蘇生を受け生き返った。


●ユンの姉

ユンより2歳ほど年上の姉。ユンと似た美人で優れた家事の腕前を持つ。

2年前に結婚。それまではユンに膝枕をよくしていた。ユンの甘え癖の原因。


●ユンの両親

ごくありふれた農民。長年子供に恵まれなかったが最終的には2人の娘を授かる。

善良であり、ユンは傷ついていたが「ユーリ」のくだりも両親的にはただの小話のつもりだった。


●先代賢者クラリカ

ニーナの師。

「老人と言っていいのか微妙」、「意外と乾いていた」など謎の証言が多い。


●鍛冶屋のドワーフ店主

王都の鍛冶屋の店主。作者の都合で登場シーンがカットされ続けている。

実は戦士長のアダマンタイトの剣を整備している人。初対面のハネットを下ネタで歓迎したと言う。





●クラツキ 【Lv.992】

プレイヤー。ハネットの幼馴染であり、「FFF」のクランメンバー。

一撃火力に優れる暗殺者をジョブにアタッカーとして活躍する。隠れ厨二病。

漆黒と真紅の軽装鎧に片刃のナイフを装備する。

ハネットの天敵である攻撃力特化タイプのビルド。その威力はレイドボスであっても数発で討伐が可能なほど。その代償として攻撃範囲が狭く雑魚戦が大の苦手であり、逆に雑魚戦に特化したハネットと組むことが多い。

ユンと同じく刺突系戦技を好んで使用するらしい。

王国とハネットの報酬交渉の席に「脅し」の為に連れてこられた。現代ニホン人らしい善良な性格をしており、ユンの境遇に対し義憤を燃やした。


●リーダー 【Lv.1936】

プレイヤー。「FFF」のクランリーダー。プレイヤー名は「メタル」。

青を基調とした全身鎧と双剣を装備する。

友人が多く付き合いでプレイする事が多いのでレベルが高いが、実力は最低クラス。リーダーというよりマスコット的存在。

敵の攻撃を1度回避しただけで拍手される。




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