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不良勇者のチートな異世界物語!!  作者: 白猫
第2章 不良勇者の武者修行
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鍛冶屋『鶴亀』

「着きました。ここが目的地です!!」

紅葉たちの目の前には『鍛冶屋』と思われる大きな建物があった。


看板には『鍛冶屋鶴亀かじやつるかめ』と書いてある。


なんてデカさだ!!

学校くらいあるんじゃねえか?

そんなことを、紅葉は思っていた・・・


奥から、2mはあろうかという『見た目』30代後半の大男が出てきた。

この男の名は『ゼン』。

この男は『鶴亀』の10代目当主をやっている。

見た目とは裏腹にとても寡黙なやつで、これでもいちよう20代なのだとか・・・


「・・・いらっしゃい。奥へどうぞ。」

体格に、似あわない小さな声で店の奥に手招きした。


「・・・今回お前はどんな剣を作って欲しいのだ?」

紅葉はお金と黒龍から取った『材料』を大男の前に出した。

「この材料と資金でできるだけ最高の剣を作ってほしい!!」


漸は厳しい表情になった。

「・・・今すぐには作ることはできない。」

漸はそう言って立ち上がり、店のさらに奥へ消えていった。


店の奥から漸の声がした。

「・・・ついてこい。・・・『結果』次第では剣を作ってやる。」

紅葉は、漸に『ある1室』に連れてこられた。

紅葉は漸に質問をぶつけた。

「結果ってなんのことだ・・・?」


「・・・剣って物は名刀であればあるほど『持ち主』を選ぶ物だ。それに使い手との『相性』も存在する」

漸はそう答えた。


漸の言った事を、紅葉はなんとなく理解していた・・・。

「つまり、ここで俺とあんたの作る剣との相性を確かめるってことか?」

「・・・・まあ、そういうことだ。」

漸は少し意表を突かれたような表情を浮かべた。


紅葉の前に、水がしいてある皿が出された。

「・・・その水に、お前の『血』を一滴垂らしてくれ。・・・それで、すべて分かる・・・」

「・・・なんだかよく分かんねえけど、とりあえず言われた通りにすっか。」


紅葉は、自分の指を噛んだ。

傷口からは赤い鮮血が流れ出した。

数滴の鮮血が傷口から滴り落ちて、水の中へと消えていった・・・


「・・・この水は『魔力』に反応する特殊な水なんだ。」

「・・・魔力の性質によって色を変える。」

「・・・炎の魔力なら『赤』、水なら『青』、雷なら『黄』、自然なら『緑』といった具合にな・・・」


・・・まあ、実際は『もう一つ』、魔力の性質が存在するんだが・・・今は関係ない。


漸は説明を続けた。

「・・・お前の持ってきた黒龍の素材は、炎の性質だ。」

「・・・お前に流れる魔力が『炎』なら剣を作ってやる。」


水の色が徐々に変わり始めていた。

初めに現れた色は『黒』だった。

しかし、その色はすぐに消えて、『赤』へと変わった。


赤色、それは紅葉の魔力が炎の性質だということだ。

「赤色、これで剣は作ってもらえるんだろうな!!」


漸はなぜか少し動揺している様子だった。

「・・・あ、ああ。3日以内に作ってやる。」

「・・・代金は一千万だ。」


「一千万か、じゃあ、あんたのおススメの剣をもう2つ売ってくれ。」

チルが紅葉に質問を投げかけた。

「・・・3本も剣を買って、どうするのですか?」

「俺はこれからの戦闘は基本『二刀流』で戦うことにする。なんかかっこいいだろ。」

「・・・じゃあ、もう一本は?」

「まあ『護身用』ってところだな。」


漸が二本の刀を持ってきた。

「・・・これなんか・・・どうだ。」



鬼斬刀おにきりとう』属性:無

属性がない代わりに、切れ味に特化した剣。



『ミラーソード』属性:無

名前の通り持ち主の力を鏡のように反映する剣。

持ち主が強ければ強いほど、その力を上げる不思議な剣。



「・・・二本で1千万だ。・・・買っていくか?」

紅葉は笑った。

「どっちも『くせ者』って感じだな。一筋縄ではいかなそうだ。」

「・・・おもしれえ。その二本、俺がもらいうけるぜ!!」



「いやー、いい買い物だったな!!」

「剣も買ったし、これで俺も勇者っぽくなってきたな」

上機嫌の紅葉に水を差したのはチルだった。

「一つ言っとくのです紅葉さんはまだランク1ですからねー。早くランクを上げに行かないと・・・」

「・・・んだよ、人がせっかくいい気分だったのに・・・」

紅葉とチルは次の目的地、『役所』へと急ぐのだった。



同時刻 

鍛冶屋鶴亀にて・・・

「・・・もしもし、ハルカか?」

「・・・鶴亀の漸だ。」

「・・・・ついにみつかったぞ!!


「『黒の魔力』を持つ・・・人類の希望『伝説の勇者』が!!」







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