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不良勇者のチートな異世界物語!!  作者: 白猫
第1,5章 現実世界
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現実世界の勇者の日常

各章の終わりに、現実世界に飛ばされた勇者の話を載せたいと思っています。

現実世界 6時30分 葉隠家2階


ここはどこだっけ?

「グハッ!!」

少年にはいままで感じたことのないほどの『重力』がかかっていた。


そ、そうだ。ぼ、僕は現実世界に来たんだった!!


お、重い!!


スキルの効力が切れかけてる?

早く『対重力用スキル』を発動しないと潰れちゃうよ!!


「お兄ちゃん、朝だよ…お兄ちゃん!?」

た、助けて!!

助けを呼ぼうにも、声が出ない。

「大丈夫お兄ちゃん、しっかりして!!」


や、やばい、意識が!!

勇者は必死の思いで、声をふりしぼった。


・・・ス・・キル・・・発動!!


ハー、ハー、ハー、ハ~。

「・・・ま、間に合った」

女の子は心配そうにこっちを見ていた。

「・・・お兄ちゃん、大丈夫?」


「・・・お~い!お兄ちゃん?」


まずい!

完全に不審がられてる。

「う、うん、大丈夫。心配いらないよ」

「・・・ならいいけど」


「妹の私に心配かけさせないでよねーもう!!」


この女の子はこちらの世界の僕の妹で、名前は葉隠若葉はがくれわかば


「おはよう、若葉。紅葉。」

「おはよう。と、父さん。」

新聞を読んでいる眼鏡の男は、この世界での僕の父。


「うう~、母さん!!」

父さんが急に泣き出してキッチンに向かった。


「母さん。紅葉が1年と263日ぶりに私を『父さん』と呼んでくれたぞ!!」

そんなことを言う父の顔面に次の瞬間、拳がめり込んだ。


「てめーは朝っぱらからウルサイんだよ!!」

今、粗暴な口をきいたのが僕の母だ。

なんでも、父と結婚するまでばりばりの『ヤンキー』だったらしい。


こっちの世界は、毎日にぎやかで楽しい!!

毎日新しいことに出会う。


・・・狭間の世界の僕はなにをやってるんだろーなー・・・

そんなことを、たまに思っている。






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