ここまでの蛇足的な詳細解説 ~その1~
ダメ国家、ダメ人間一覧といって過言ではない
・『アフェバイラ帝国』
もともとは「神に許された者たち」の一種族、四腕族が王家とする、一地方国家、『アフェバイラ王国』がその発祥。
あらゆる思考、あらゆる思想、あらゆる信仰を法律的にいっさい規制をしないことで知られ、『自由帝国』と呼ばれている。
あくまで自由なのは『価値観』であるため無法地帯というわけではなく、厳格な法整備自体はされているため、むしろ治安そのものは宗教国家のフェリス法国よりも良い。
フェリス教に対しての抵抗に成功した唯一にして最初の国。
だが、フェリス教という宗教そのものを敵視しているのではなく、フェリス教という教団組織を問題視しているだけ。
そもそも信仰は自由なので、フェリス教団とは直接は関しない『フェリス教』とその管理団体が、国内には普通に存在している。
そのため、フェリスから迫害されてきた多くの亜人たちとの交友が強く、それによりあらゆる技術、物資、文化が融合され、この世界においてあきらかに次元が違うような発達をしている。
さらに漫画、アニメといったいわゆる日本のオタ文化がなぜか広まっていて、国民総オタクといって過言ではない。
「アフェバイラの奴等は未来に生きてんな」
とは某近隣諸国の大臣が言った台詞である。
ちなみに奴隷制度が存在『は』する。
これについてはのちのち語られていくことだろう。
名前の由来は『秋葉原』のもじり。
・アノン・カーター・テイ・オーウ・アフェバイラ
一応この話の中心人物にして、アフェバイラ帝国の帝王。
本来、「帝国」であるならば「皇帝」が正しい。
しかし響きが好きなこと、「帝国」なら「帝王」だろ、という勘違いからずっと帝王として君臨している。
前世だか憑依だかわからないが、「前」の自分の記憶がある。
もと売れない漫画家。しかしアシとしての能力は中井さんを超えるとか。
露伴やスーパーアシJ並の漫画作成技術を持つチーター。
異世界にきてその能力に拍車が掛かった気がしている。
彼のチート能力はほんとにそれだけ。
前世の知識でいろいろなことを知ってはいるが、所詮一般人。
そもそも物理法則とかがまったく違うので、科学知識は実際のところ役に立たない。
地球での技術や道具、ツールなどをなんとか再現しようとその概念を伝えると、職人達がはりきってなんとかしちゃっているのであって、彼自体はたいしたことはしていない。
ただし、その職人さんや大臣さんたちは「なんてすごい考えなんだ」と勝手に尊敬している。
最終的なオチ担当でもあるため、出番が少ない。
名前の由来は
「あの方」「帝王」「アフェバイラ」
というやっつけっぷり。
ちなみに「テイオー」がペンネーム。
「ていおーさま」と呼ばれるのは、単にペンネームがそうだから。
・シトリー
魔鬼族の秘書兼原稿回収の担当。
ていおー様は頭が上がらない。
たぶん今後もメインとして出てくるが、寿命は人のそれよりちょっと長いくらいなので、時代によっては出てこない。
名前の由来はソロモンの一柱。
・オアド
地上最強のアイドルオタにしてモニン親衛隊の隊長。
帝国王家親衛隊隊長でもある。
いろいろと苦労したため、最終的に「ふっきれた」人。
モニン命だが、それはあくまで保護者愛である。
名前の由来はオタ芸の一つ
「オーバーアクションドルフィン」、通称OADから。
あと、彼の異名は何らかのオタ芸のもじり。さあ、みんなで元ネタを考えよう。
ン・ツクとはライバル同士で、戦跡はほぼイーブン。
唯一の真剣な命の取り合いで負けてはいるが、そのときン・ツクは一献を飲んでいたため、これは参考にならない。
・モニン
いけない魔法使いにして、初代の聖女。
アノンのアホ企画によっていろいろと救われちゃった人。
「アイドル」という仕事に生きがいを感じていて、そんな生き方をさせてくれた、そして父とオアドを救ってくれたアノンに非常に感謝している。
アノンを素晴らしい、優しくてすごい人だと思っているが、恋愛感情ではない。
彼女の歌声は、様々な亜人、異種族との文化摩擦を緩やかにしたとして、後世に記され続けることになる
名前の由来は言うまでも無い。
・ン・ツク
モニンのとーちゃんにして地上最強のマネージャー。
凍死しかかったというか、仮死状態になってた半死人。
しかしそのおかげで、夜叉の一献からの奇跡の生還を果たす。
アノンから「夜叉族の生命力はゴキブリ以上」と認識されることになった元凶。
ちなみに、復活後はマネージャー・広報業に徹することになり、戦士としては完全に引退。
「さあ!俺は夜叉族最強の戦士、ン・ツク!人形たちよ!お前たちに恐怖と言う感情を教えてやろう!」
というあのシーンが、文字通り「戦士としての最後の雄姿」だったのだ。
名前の由来は言うまでも無い。
・親方
夜叉族の長。脳筋。親方様、親方殿と呼ばれているが、本名は不明。必要ないのできっと今後も命名はされないだろう。
言い伝えを信じて、夜叉の一族とその国を滅ぼさないために、災厄の魔女であるモニンを捕らえ処刑しようとした。
どのような経緯でモニンの存在を知ったのかはわからないが、たぶんたいした理由でもないだろう。
しかし夜叉族の中で一番先に神敵娘。のファンになったロリコン。
解散ラストコンサァトでは号泣していた。
復活したオアドが「死ねばいいのに」と呟いたとか何とか。
・イアマス
人間族の文官。そして紳士的なロリコン。
アイドル育成とイベント営業の天才であり、アノンの意図を真っ先に見抜いた優秀な変態。
名前の由来は765のゲーム
大陸統一においての彼の功績は、地味に大きい。
・牛角族のにーちゃん
様々なオタ文化に恭順しており、ほぼあらゆるシーンで表れる。
たびたび出てくるが、時代が違うため別の固体。
ただし、先祖、子孫ではあるだろう。