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《Snowboard Chronicle:Seven Hearts of Snow》 ――雪を嫌う悪役令嬢、世界を滑る。  作者: 南蛇井


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48/51

神との最終滑走 ― “雪は静寂ではない”

七つの心臓がひとつの律で脈打った瞬間、

それまで永遠に凍りついていた天空層が――


揺れた。


最初は、照明の錯覚かと思うほどの微震だった。

だが、次の瞬間。


静止していた雪片が、ひと粒。

わずかに震え、軌道をずらした。


本来なら“動くことのない世界”だ。

動くはずのない雪だ。

そして――決して揺らぐはずのない、雪神の世界。


紫蒼の空膜が、薄い水面のように波紋を広げる。

リュミナの衣を形づくっていた静止雪が、

さざ波のように流れた。


それは神の楽園が、ひとひらの涙で沈黙を破られたような光景だった。


雪神リュミナは、銀の瞳を見開いた。

無機質で冷たかったその瞳に――

人間の感情とよく似た“揺らぎ”が走る。


リュミナ

「……雪は……動く……?

 静寂では、ない……?」


その声は驚愕ではなかった。

理解できないものを前にした、純粋な困惑だった。


そしてその一言が、

この世界の根幹、“静止の法則”にひびを入れる。


空膜がまた揺れ、雪片がぱらぱらと音もなく震えた。

天空層そのものが、雪神の疑問に応えるように。


――雪は、動くのかもしれない。


その小さなひずみから、

神との最終滑走へ続く道が確実に開き始めていた。


七つの心臓が共鳴し続ける中、

エリゼの手の中で《白哭》がかすかに震えた。

その震えは恐怖でも怒りでもない。

ずっと押し殺していた、たったひとつの願いの脈動だった。


胸の奥に積もり続けた雪。

母を奪った白。

リオンの赦し。

逃げるように走った日々。

痛みによってしか雪を認識できなかった少女の、

最後に残った“本当の気持ち”。


エリゼは涙を拭かなかった。

涙の温度が、今の彼女の速さすべてを象徴している気がしたから。


深呼吸。

世界が静止する。

雪神の銀眼だけが、じっと彼女を見つめている。


そして――


エリゼ

「動くよ!」

「風と、光と、痛みと一緒に!!」

「私はそれを――好きになりたい!!」


その瞬間、静止していた世界が震えた。


好きになったわけではない。

好きに“なれた”わけでもない。

憎しみが消えたわけでもない。


ただ――

**「好きになりたい」**と、自分の未来に手を伸ばした。


エリゼという少女がずっと抱えてきた歪みが、

初めて“前へ進む形”で言語化された瞬間だった。


紫蒼の空膜が大きく揺れ、

雪神リュミナの足元の雪が――


自発的に流れた。


誰にも触れられていない。

風も吹いていない。

ただ、エリゼの宣言に応えるように。


静寂だけが絶対だった世界に、

“自ら動く雪”という前代未聞の現象が起きた。


リュミナの瞳がさらにゆらぐ。


雪神の理――“雪は静寂”という不変の概念が、

たった一人の少女の未来への意志によって、

確実に崩れ始めていた。


エリゼの叫びが世界を揺らした直後――

天空層の中心が、まるで巨大な心臓が裂けるように“縦”へ割れた。


音はない。

ただ、光と雪の律動だけが空間を震わせる。


裂け目の奥から溢れたのは、

相反する二つの滑走軌道。


それはまるで世界そのものが、

二人の思想を形にした“答え”のようだった。


■エリゼの軌道


落下ではない。“落ちていく逆走。”


裂け目の片側に、蒼白の光で編まれた一本の道が現れる。

下へ――もっと深く、もっと奥へ――

世界の底へ吸い込まれていくような滑走路。


エリゼが創った速さの軌跡だ。


天逆流走テンギャクリュウランの最深流

・落ちていくほど光が増し、蒼白の“尾”が引かれる

・人間の七つの心臓が刻む律が路面と共鳴し、脈動する


静止世界の中、唯一“生きている”軌道。


まるで彼女が走る度に、新しい雪の意味が描き足されていく。


■リュミナの軌道


動かない雪が、神の意志に沿って“上へ”集まる。


裂け目の反対側には、銀白の渦を巻く螺旋が立ち上がる。

上へ――もっと高く、もっと静寂へ――

世界の中心へ戻ろうとする純白の道。


雪神リュミナが生み出す静の軌道だ。


天静流曲テンセイリュウキョク

・雪片が逆巻くことで螺旋が生成

・動かない雪が“静止へ還る軌跡”として上昇を続ける


触れれば即座に運動が凍り、全てが止まる。


神の概念そのものの道。


■軌道は真逆。

だが――それゆえに交差する。


蒼白の“動”。

銀白の“静”。


二人の滑走は、互いに背を向けて走り出す。

片や最深流へ“落ちていく”速さ。

片や静寂の核へ“昇っていく”速さ。


普通なら決して交わらないはずの二つの速度。


しかし天空層は、

その真逆の軌道が交差するように構造そのものを変形していく。


エリゼの蒼白が螺旋を描き、

リュミナの銀白がその外周を巻き取る。


二つの速度がねじれ、絡み合い、

世界に巨大な螺旋光――


逆神螺旋ギャクシン・スパイラル


――を刻みつけた。


それは神を越える速さが、

神の静寂と真正面に衝突するための舞台の完成形だった。


天空層の風が動き始める。

雪が歌いだす。

世界そのものが、二人を“ぶつけよう”としている。


天空層の中心で、

蒼白と銀白の二つの光が――同時に走り出した。


落ちる光。

昇る光。


動と静。

人と神。

痛みの速さと、静寂の速さ。


二つの軌跡が交差するたび、

世界は悲鳴を上げるように蒼白の雪光を散らした。


●エリゼ側のアクション(動)


エリゼは息を吸い、

ただ一つの方向へ身を投げた。


――下。

 空の底へ。

 天逆流走の最深流へ。


重力が彼女を引きずり込み、

《雪翼》は蒼白三翼となって空を裂いた。


・三枚の翼が、凍りかけた風を再び“動かす”

・彼女の軌跡が蒼白の尾を引き、空間そのものを引きずる

・速度を上げるほど、空気が逆流するように“重くなる”


天逆流走の極限領域。

“落ちるほど減速する”反転の世界。


それでも、エリゼは止まらない。


《白哭》を胸の前に構え、

迫る逆流雪を斬り、砕き、光へ変えて突き進む。


エリゼ

「――まだ速く……!

 止まらない……!!」


彼女の速さは、痛みごと前へ進む“意志”の速さ。


●リュミナ側のアクション(静)


対して、リュミナは落ちない。

昇りもしない。


ただ“存在”するだけで、

世界が彼女に従う。


雪神の周囲では雪片が完全に停止し、

空気は動きの概念を失う。


・空気抵抗がリュミナの前ではゼロに消える

・雪片は触れる前に止まり、壁となる

・静寂の圧力が波紋のように広がり、

 エリゼの七心臓の律をひとつずつ押し潰しにくる


リュミナ

「どれほど速くとも無意味。

 速さとは、止まる運命にある。」


その声は冷光となり、

時間の流れを遅らせる。


“静の速度”が世界の基準に戻ろうと迫る。


●速度の理由が真逆ゆえの“衝突”


エリゼは“動きたい”から走る。

リュミナは“止めたい”から世界を固定する。


その真逆の願望が、

軌道を交差させるたびにぶつかり合う。


――キィィィィンッ!!


音のない世界で、

無音の衝突が火花のように“蒼白の雪光”を撒き散らす。


蒼白の線と銀白の線が、

天空層に巨大な螺旋を刻む。


エリゼ

「動く雪を……止めさせないッ!!」


リュミナ

「動く雪は滅ぶ。

 それが理――。」


二つの“速さの意味”がぶつかり合い、

天空層は限界の悲鳴をあげはじめた。


空が裂ける。

静寂が震える。

世界そのものが、二人の「速さの理由」に引きちぎられようとしていた。


エリゼは落ちる光。

リュミナは昇る静寂。


蒼白と銀白の二条の軌跡が交差するたび、

天空層は悲鳴のような蒼光を撒き散らす。


これは技の戦いじゃない。

速さの戦いでもない。


――“雪とは何か”という、世界定義そのものの衝突だった。


◆リュミナの静寂の理


リュミナは振り返らない。

ただ、空を昇るように滑る。


その軌跡には、時間がない。

風も、呼吸も、心臓も、何もかもが止まっている。


リュミナ

「雪は止まり続けるべきもの。

 動いた雪は壊れ、

 痛みを抱えた雪は……消える。」


言葉を発するたび、世界の雪片が“停止”の律を強める。


・空の亀裂が一瞬ふさがる

・雪の流れが逆巻き、動きを吸われる

・エリゼの七心臓の律がひとつ、またひとつ弱まる


静の理が、全てを“ゼロ”へ戻そうと迫る。


◆エリゼの新しい雪の解釈


対して、落下しながら加速するエリゼの胸には――

たったひとつだけ揺るがぬ意志が宿っていた。


エリゼ

「止まらない雪がある。

 痛みも涙も……抱えたままで……

 それでも流れる雪が、ある!!」


《白哭》が応えるように泣き音を鳴らす。

その一閃が、空の膜へ“蒼白の亀裂”を刻んだ。


・雪の静止結界が波打つ

・空膜に細かな光の裂け目が散る

・流れる雪が再び動き出す


動の理が、世界へ食い込む。


◆思想と心臓の衝突


リュミナの静止世界が、エリゼの軌跡に押されて崩れ、

逆にエリゼの七心臓は、静止の圧力で止まりかける。


心臓の律が乱れ、

動く世界と止める世界が、

互いの存在理由を噛み砕こうとぶつかり合う。


リュミナ

「あなたは雪を憎む。

 憎んだままで……どうして走れる?」


エリゼ

「憎んだままじゃいけないの?

 痛いままで……走っちゃいけないの!?」


リュミナ

「雪は苦しみを抱えたままではいられない。

 だから静寂に還る。

 それが救い。」


エリゼ

「違う!!

 静寂に閉じこもるだけが雪じゃない!!

 ――私は、痛いまま“流れたい”んだ!!」


叫びと同時に、

《雪翼》が蒼光の三翼からさらに膨張し、

白蒼の羽が世界へ斬り込むように伸びた。


空膜が砕ける。

静止世界が泣き出す。


エリゼの生きた心臓が、

神の決めた“静寂の世界法則”に真正面から牙を剥いた瞬間だった。


◆“心臓 vs 世界法則”の最終段階


・エリゼが加速するたびに空膜が裂ける

・リュミナが静寂を放つたびにエリゼの律が止まりかける

・世界が二つの速度に引き裂かれ、蒼白の火花を散らす


――どちらが間違っているわけでもない。


“動きたい雪”と

“止まりたい雪”

そのどちらを世界が選ぶか。


天逆流走は、その選択の場だった。


そして、エリゼの心臓はまだ止まらない。


エリゼ

「私は……雪に赦されなくてもいい!

 でも――

 私の走りを、止めさせない!!」


リュミナ

「ならば見せなさい。

 あなたの雪が……本当に世界を動かせるのか。」


二つの軌道が再び交差する。


蒼白と銀白の衝突――

それはもう、滑走ではなかった。


世界定義の直接衝突だった。


ここから最終決着、

逆神螺旋ギャクシン・スパイラル最終位相へ突入する。



世界が――折れた。


蒼白の軌跡が“落ちる”ように空を貫き、

銀静の軌跡が“昇る”ように空を支配する。

その二つが触れた瞬間、天空層中央に巨大な光柱が立ち上がった。


まるで、世界そのものの背骨をねじり直すように。


●蒼白光と銀静光の二重螺旋


エリゼの落下軌跡《天逆流走》。

リュミナの上昇軌跡《天静流曲》。


互いの速さが最大へ達した瞬間、

空に描かれた二つの線は――


螺旋を描きはじめた。


蒼白の“動”と、銀白の“静”。


二つの光は絡み合い、

一本の巨大な双螺旋となって天空層を貫く。


雪は吹き飛ばされず、ただ光へ変わって舞い上がる。

空は破片のように弾け、青白の膜が裂ける。


まるで世界が、

「二人の滑走こそ真の法則だ」と言っているかのように。


●空膜が破れ、“外の空”が降り注ぐ


天空層の膜が悲鳴を上げて裂ける。


地上の青空とも、上空の虚空とも違う――

純粋な“外界の空”が、光となって流れ込んできた。


破れた空の向こうから、

淡い虹色の風脈がしずくのように滴り落ちる。


エリゼの蒼白軌跡が、その光を吸い込んでさらに輝く。


リュミナの雪静世界が、

外の空によって揺らぐ。


リュミナ

「……これは、世界の……外……?」


声が震えた。


神の声が――震えた。


●七心臓の律動が、世界の重力を上書きする


《雪幻》《雪風》《雪哭》《雪冠》《雪翼》《雪聖》《白哭》

七つの心臓は完全に同期し、


“心臓そのものが重力となる”。


エリゼの律動が、世界の引力を奪った。


・落下が加速ではなく“自由”になる

・雪片が引き寄せられるのではなく“寄り添う”

・空間そのものがエリゼの軌跡に沿って伸びる


静止世界の中心に――動が宿った。


●雪片が祝福の雪に変わる


リュミナが支配していた“静寂の雪”は、

逆らうようにふるえ、光粒へと変わった。


冷たさも、停止も、断罪もない。

ただ、優しい光の雪が天空層全体に降りそそぐ。


それはまるで、

エリゼが初めて見る“祝福された雪”。


エリゼの涙が、風に混ざりながら溶けていく。


●神すら抗えない“動の奔流”


螺旋の中心で、

リュミナの静寂結界が崩れ始める。


銀の瞳が震える。

雪の理が揺らぐ。

雪神の足元が――初めて沈む。


動の奔流が、

神の存在理由を押し流しはじめていた。


リュミナ

「……雪は……止まらないのかもしれない……」


その呟きは誰にも届かない。

だが、それこそが“雪神の敗北”の証だった。


この瞬間、

エリゼの速さは神を超え――


天空層は、

“新しい雪の世界”へと書き換わりはじめるのだった。



蒼白と銀静の螺旋が天空層を貫き、

世界の中心がまるで息を吹き返したように脈動する。


雪片が、光となって舞い上がる。

静止していた世界が、ついに――“動いて”いた。


エリゼは落下の軌道のただ中で、胸の奥にある痛みを抱いたまま叫ぶ。


エリゼ

「……雪は、止まらない……!」


声が震えても、速さは揺れない。

痛みも涙も消えていない。

それでも彼女は、止まることを選ばない。


その姿こそが、

世界そのものに“雪の新しい定義”を刻み込んでいた。


●雪は静寂ではない


雪神リュミナの静止世界が砕け、

銀の瞳がモノクロの呪縛からほどけていく。


リュミナ

「……雪は……静寂では……なかった……?」


ひと粒の雪片が、

彼女の頬をすり抜けるように“動いた”。


それはリュミナが支配していた雪ではない。

エリゼの速さに呼応して生まれた、“流れる雪”。


雪神は初めて――

雪が動くという美しさに触れた。


●雪は赦しではない


エリゼは雪を赦していない。

許されたわけでもない。

ただ、痛みを抱えたまま走り続けている。


赦しではなく、意志の速さ。


雪片は、その意志に寄り添うように流れる。


雪に赦される必要はなかった。

雪と和解する必要もなかった。


“痛みを抱えたまま走る者”がいるなら、

雪は、その背中に風となってついてくる。


●雪は罰でもない


雪神の世界では、雪は止まるもの、沈むもの、消えるもの。

痛みをもたらす“罰”の象徴だった。


だが――

エリゼの涙が雪を溶かし、

七心臓が雪を光に変えた時、

雪は罰ではなくなった。


動く雪は、祝福だった。


●エリゼの心に生まれた“初めての願い”


螺旋を描く滑走の中で、

エリゼの胸の奥に生まれた想いは、ただひとつ。


“雪を、好きになりたい。”


好きになれたとは言っていない。

好きだと思えたわけでもない。


ただ、痛みも恐怖も抱えたまま。

その上で――

“好きになってもいい未来”を初めて望めた。


このささやかな願いが、

世界の静寂を破る最初の風だった。


●雪神リュミナの変化


リュミナの表情がかすかに緩む。

氷のような無表情が、初めて“揺らぎ”を見せた。


リュミナ(小さく)

「……動く雪……きれい……」


その一言が、

雪神の永遠の法則を崩すほどの力を持っていた。


そして――

蒼白と銀静の螺旋光は、

世界の中心に巨大な裂け目を開き、

最終決着の領域へと二人を誘っていく。


雪は動く。

雪は止まらない。


それは、

少女が痛みを抱えたまま走り続けた速さが、

世界に教えた“新しい意味”だった。


蒼白と銀静の二重螺旋が、

天空層そのものを引き裂くほどの速度で交差し続ける。


世界が悲鳴を上げる。


――パキン。


静止世界の空膜に、

一本の“決定的な亀裂”が走った。


裂け目は瞬く間に縦へ伸び、

空が、地が、上下の概念ごと裂かれ、

光の奔流が二人を飲み込もうと渦を巻く。


雪片はもう静止していない。

流れ、弾み、弧を描き、

まるで世界そのものが走り出すように。


そんな中、

雪神リュミナは蒼白の風に髪を揺らしながら、

ゆっくりとエリゼを見上げた。


銀の瞳が、初めて“期待”にも似た光を宿している。


リュミナ

「……ならば……見せて。

 その雪の速さが……静寂を越えるのか。」


その声音はもう“神の断罪”ではなかった。

静寂の管理者ではなく、

雪という概念の行方を問う者の声だった。


エリゼは《白哭》を握りしめ、

落ちゆく軌道の最深部で膝を沈めて構える。


滑走の姿勢。

逆流走の姿勢。

天と地を逆さに貫く“零の姿勢”。


胸の奥で七心臓が同じ律を刻む。


――蒼白の光が世界を塗り替える。


エリゼ

「行くよ――リュミナ!!」


その瞬間、裂けた世界の先に、

まるで“速さの地平線”のような空間が開いた。


ここから放たれるのが、

人が神へ挑む“最初の速さ”。


天逆流走・零式ゼロシキ


世界を落ちて、

空を裂き、

静寂すら追い越す究極の滑走。


そして次の瞬間――

少女は雪神を越えるための一歩を踏み出した。






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