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猫かぶり

作者: 雲鹿 ユウ


協会の懺悔室に商人と名乗るものが扉をノックする。

商人にしては贅沢な服を着ているが、不思議と頬はへこんでいた。



商人「私には悩みがあります、と言いつつもここに来るものは皆悩みがあると思いますが」



神父「それで?、、、悩みとはなんだ?」



神父にしてはいかにも傲慢、かつ高圧的な態度でその疑問を投げかける。

商人は少し困惑した後、、、



商人「ええ、、、実は私には一人の親友がいます。いや、、正確には”いた”というべきか、、、どちらにせよその親友とはよくやっていたと思うんです。ですがある時、、酒場で私がトイレに行った後、、彼は私の事を影で”一緒にいてて疲れる、本当は嫌い”などと口にしているのが聞こえてしまったんです。その時の言葉を聞いた時、、、最初は全く理解できませんでした。その日はそのまま解散したのですが、翌日になって意味を分かってしまい気持ちが悪くなってしまいました。二日酔いと重なってしまったのでよけいに気持ち悪く、、、」



神父「分かった分かった、、で?、、結局お前はどうしたいんだ?」



商人「分からないんです。」



神父は深くため息をついた。

この商人は親友のいう真実に心が追い付いていません。しかし気づいて欲しいところそこではありません。冒頭の方に”贅沢な服を着ている”とあります。これは商人自身も外見を意識しているという所です。後は自由に解釈してください。

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