魔法少女ゆるはの困りごと

中学二年生の杉澤ゆるはは、平凡な容姿にコンプレックスを持ちながら生活しているが、実は人には言えない裏の顔があった。
それは…『魔法少女ゆるは』として、悪者の魔の手から街の平和を守るべく、“主導生物”のリュシに半ば強制的に変身させられ、戦いに身を投じている。

そんな訳で、『魔法少女』にされてからというもの、ゆるはの困りごとは、増加の一途を辿っていた。
でも人には言えない困りごとが多く、自己解決する以外に方法はない。

そんな矢先、ゆるははリュシから恋人になって欲しいと告白を受けた。
恋人になるメリットはと聞くと、『魔法少女』としてパワーアップ出来ると言われ、安易な考えで告白を受け入れてしまう。

だが既に、ゆるはには…唯一の友達にして、特別な関係のゆいなという、スクールカーストで序列一位の女子が居るのだった。

それから数日後の中学からの帰り道、自らを『魔壊少女みゆか』と名乗る少女からゆるはは襲撃を受ける。
どういう訳か、彼女はリュシと面識があるような素振りを見せたのだ。

この日を境に、各地で悪者と戦闘中の『魔法少女』を狙った、『魔壊少女』からの襲撃が起き始める。

『魔法少女』で人間のゆるはと、“主導生物”で異生物のリュシが織りなす、ちょっぴりエッチでハラハラドキドキな日常を描く魔法少女ラブコメディ。