親とは
皆さんは、鮭おにぎりとイクラおにぎりどちらが好きですか?
作者は、カレーおにぎりを食べたいです。
私、『狐火 灯』は高校生だ。
口調が男っぽいと言われることもあるが、
生まれた時から女である。
運動神経は、もともと良いほうでは無く
男子からからかわれることもあった。
そんな時、私を庇ったのは、何時も寺崎だった。
『寺崎 柳志』とは小学校からの付き合いになる。
搦手には弱いが、優しくて頼りになる男だった。
小さい頃から、空手をやっていて高校でも
空手を続けると言っていた。
なにかと、気にかけてくれるアイツを私は、、、
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幼い時の夢を見ていた。
歩いても走っても、元の場所に戻る夢。
そんな私の手を握って隣を歩くアイツ。
ずっと消えることのなかった、手の温もりは
突然、キエタ。
悪い夢でも、見たのだろうか。
鼓動が嫌な感じに脈打つ、冷や汗が止まらない。
不安に包まれそうな時に、私を温かなものが包み
こんだ。
不思議な目だった。それは、子を抱く親の様に
優しくて穏やかな目だったから。
私は、黒い生き物の身体に包まれながら寝た。
この前感じたような恐怖はもう、なかった。
作「寺崎が登場しないと言ったな?あれは嘘だ。」
すみません、登場しました。
次回更新は、来週の予定です。