262・トマティ商会、開店準備!
メイプルシロップ大豊作という、想定外の突発イベントはあったが――
我がトマティ商会は、いよいよ「バロメソース」と「ペーパーパウチ(シルバーシート)」の量産を開始するに至った!
崇めよ……讃えよ……トマト様の御前にひれ伏せ……(狂信者の目)
……いま気づいたけど、「狂」って「けものへんに王」なんですね……獣の王たる俺がちょっとアレ気味なのは宿命であったか……?
さて、そんなタイミングで、作業を担当する有翼人の方々が数十名、メテオラからこちらの社宅へと引っ越し、シノ・ビの一部もこれにあわせて合流した。そう、一部である。
シノ・ビに関しては、当初は全員、こっちに連れてくるという案もあったのだが……「メテオラでこれから作る水田の管理指導」と「メテオラの治安維持戦力」としての価値が出てきてしまったので、しばらくは両方の土地に分かれて働いてもらうことになった。
けっこうな人数の有翼人さんがこっちに来てしまうし、労働力を補完する意味もある。たまに交代したり、あるいは繁忙期には合流したり、そのへんは融通を利かせるつもりだ。
なお、移住組の有翼人さんの中には、ソレッタちゃんのご両親も加わっており……当然、ソレッタちゃん本人も一緒に、増築した家族寮へのお引越しとあいなった。
せっかく来てくれたので俺も遊んであげたいのは山々なのだが、「ルークさまはお仕事がんばってください!」と、健気にも猫を励ましてくれた……いい子……
他にも有翼人のお子様は何人か一緒に引っ越して来ているので、別に遊び相手がいないわけではない。猟犬のセシルさん達もご紹介したし、謎のぬいぐるみ(?)のテオくんもいる。
……このテオくんはたぶん俺の分霊というか、そんな感じの何かだと思われるのだが、相変わらず詳細は不明である。かわいいから許されているが、これが髪の伸びる日本人形とかナイフを振り回すフランス人形の類だったら完全にホラーであろう。
彼は現在、猟犬セシルさんに向けて、落星熊さんから習ったと思しき威嚇のポーズをキメている。後ろ足で立っちして前足で万歳……つぶらな瞳ともっふりした体型……
……やっぱアレ、威嚇じゃなくて挨拶だな? セシルさんも「わふーん(※ようこそ!)」と小さめに吠えてご挨拶を返している。その後は互いに相手の毛繕いを始めたので、第一印象は良好だったようだ。
……ぬいぐるみに毛繕い……? あまり深く考えないことにする。
工場のほうはペーパーパウチの量産設備も整い、マニュアルも完成しているので、あとは稼働させるだけ!
有翼人さん達の研修も、我が社の頼もしい社員達がやってくれる。すなわち黒狐人のジャルガさん、強面だけど優しいグレゴールさん、若手のカイロウ君とアンナさんご夫妻である。
……一人、もしくは二人足りない? いや、彼女らにはちょっと特別なお仕事がありまして――
「というわけでナナセさん! お貴族様達へのご挨拶のために、王都へ向かいましょう!」
「……はい。覚悟はできています」
ナナセさんが微妙にやさぐれて(?)いるがまぁ良い。別に嫌がっているわけではない。ちょっとビビっているだけである。
なにせ新入社員、記録上は入社してまだ数ヶ月――そんな彼女が「トマティ商会の代表」として貴族相手に挨拶回りをするという状況は、確かにちょっと普通ではない。
しかし実際のところ、マナー面、言葉遣い、機転などの諸要素からして、この仕事は彼女にしか任せられぬ。まさかこの国の貴族達相手に、どっかの猫さんが「どうも、猫です!」とやるわけにはいかぬのだ……
また「挨拶回りをしない」という選択肢もちょっと不味い。理由は当商会が「軍閥に属するライゼー様と関係が深く」「王弟ロレンス殿下や次期宮廷魔導師のアイシャさんが後援者に名を連ねており」「リオレット陛下と宮廷魔導師ルーシャン様もその背後にいる」という……そういうちょっと特殊な立ち位置なので、余計な詮索や警戒を避けるためにも、上位のお貴族様にはこちらから挨拶に出向いて「友好」をアピールしておいたほうが良い。
なにも当主本人に会う必要はない。「挨拶に出向いた」という実績が大事なのだ。
これらはぶっちゃけ、「商会のため」というより「ライゼー様にご迷惑をかけないため」の根回しと言ってもいい。こんなことしなくてもトマト様関連商品の大人気は約束されている。
もちろんお土産としてトマト様のバロメソース&黒帽子ソースも渡す。まだトマト様がとれる季節ではないので、これは去年のうちに作っておいたもの……という体裁だ。
実際には、これから働く有翼人の方々に技術を学んでもらうため、「練習」として先行生産する必要があり――この分のトマト様はコピーキャットで増やした。バロメソースそのものを増やしてしまうと技術の習熟につながらぬので、ここは非効率を承知で皆様に初仕事として働いてもらう。春以降の販売品には畑でとれた普通のトマト様を活用する予定だ。
保存テストも兼ねて去年作った瓶詰めバロメソースの在庫も、まだあるのだが……お貴族様への贈答品で食中毒のテストをするわけにはいかぬので、これらはまだ保存しておく。
……そして「お土産を渡してそれで挨拶終わり!」という流れなら楽なのだが……トマト様は「魔族オズワルド様がお気に入りの野菜」である。
しかもリーデルハイン領では先日、「新規のダンジョン」が発見されたばかりであり、上位の貴族にはもうこの噂が流れている。
いろいろ詳しく話を聞かれると一、二時間は話し込むことになりそうだし、常識的な時間帯にお邪魔しようと考えると、午前に一箇所、午後に二箇所ぐらいしか回れそうにない。
先のレッドワンド戦においては、ライゼー様の天幕で実際にトマト様を食べた人もいるし、その中には「商会が開店する時には知らせて欲しい」とわざわざ連絡してきた人もいるのだ。
この局面で、王都育ちで優秀なナナセさんに頼るのは既定路線!
彼女の場合、「シンザキ商会の縁者」という要素も強い。王都におけるシンザキ商会の信用性・影響力はかなりのものなので、そこのお嬢さんが挨拶に出向けばそうそう変な対応はされぬ。
さらに今回、新入社員のブラジオスさんも彼女の補佐につける。
彼は見た目が「しっかりしてそう」で、年齢的にも若すぎず年寄りすぎず、表向きの護衛役・補佐役としてもちょーどいい塩梅なのだ。ナナセさん一人だと、内心では「小娘」とか侮られかねないので……グレゴールさんではちょっと印象が強すぎるので、もしブラジオスさんをスカウトしていなかったら、シャムラーグさんかヨルダ様あたりについてきてもらおうかとさえ思っていた。しかし貴族への挨拶回りとなると、お二人とも「うぇぇ……」と嫌がるのは確実なので、ブラジオスさんはその意味でも良い拾い物であった。
あと彼は、本社での研修が終わり次第、「王都の店」でも実際に働く予定なので……今回の挨拶回りはネルク王国の商習慣を学び、知見を深める上でも良い機会になるだろう。
かくいう俺自身もナナセさんから学ぶべきことが多そうなので、ブラジオスさんと一緒に後ろから応援したい。ナナセさん! がんばってー!(他人事)
……ナナセさんの背中が微妙に煤けてるな? 気のせいか?
なお、贈答品にメイプルシロップを加える案は泣く泣く却下した。アレはヤバい。トマト様のインパクトが薄れてしまう。下手するとトマティ商会=メイプルシロップの会社として認知されそう。
せめて半年~一年ぐらいは隠しておいて、トマティ商会が「トマト様の店」とちゃんと認知された後に、新製品として出そうかな……今年はあくまで試験生産のつもりだったので、市場投入のタイミングはよく考えたい。商品力が高すぎるというのも(トマト様の覇道にとっては)考えものである……
そんなこんなで準備を整え、いざ王都へ宅配!
今回のナナセさんの滞在先は、シンザキ商会のお屋敷……要するにちょっとした里帰りだ。僻地に就職してから二、三ヶ月で帰還となると逆に心配されそうだが、事情はナナセさん本人の口から説明すれば良いし、ブラジオスさんも支援してくれるだろう。
「ここがうちの本邸です。ちょっと風変わりに見えるかもしれませんが、何分にも古いので……」
という感じで案内されたシンザキ商会のお屋敷は……「ガチめの和風」である。いや、俺は年末にナナセさんの送迎をする機会が何度かあったため、とっくに知っているのだが、しかし改めて見ると「ワビ……サビ……」と感心してしまう。
……そういやサビ猫はいるのにワビ猫っていねぇな……? ごめん寝とかしそう。
……いや、思考を逸らしている場合ではない。
敷地を囲う外壁は他の高級住宅と同じく普通の煉瓦作りなので、街側を歩いている分にはあまり違和感はない。
これは防火の目的もあると思われるが、しかし門の向こうにそびえるはそこそこ立派な三層構造の木造家屋……いや、これはやや変化球気味の「寺社建築」である。基本は入母屋造で、三階部分は小部屋一つ分ほどだが、一階二階はまあまあでかい。
壁は白漆喰だがガラス窓もついてるし、屋根の瓦も洋瓦なので、細部を見ると「おや?」という感はあるのだが……しかし第一印象としては、「すげぇ和風建築!」だ。
これが本家本元の「シンザキ様式」ということか……あ、鯉が泳ぐ池などはさすがにない。庭は薬草園になっている。
貴族の邸宅ほどの威圧感はなく瀟洒でもないが、ちょっと尻込みしてしまうぐらいには立派なお宅を前にして、ブラジオスさんも呆気にとられていた。
「ナナセさんのご実家は……貴族ではなく、商人とうかがっておりましたが……あの、もしやこちらの国でも有数の大商人ということで……?」
そうだよ(素直)
「いえ、そんな。建築、木工、あと文房具関係で手広くやってはいますが……古いだけで、普通の商会です」
ナナセさんはそう謙遜したが……「王都で一番!」とは言わぬまでも、十指には入る大手企業である。ちなみにここは会社ではなくあくまで「家」なので、本社はもっとでかい。おじょうさま……
そんな豪商の娘さんがどうしてうちのような怪しい新規の商会に就職してくれたのか、未だに不思議なのだが、これはナナセさんの商売に関する「勘」が凄かったという証明であろう。これが「勘違いだった」などという事態にはならぬよう、社長も改めて気を引き締めねばなるまい。
……なおその社長は現在、ナナセさんに抱っこされて喉を撫でられ、「だるん」とリラックスしたままゴロゴロと喉を鳴らしている。
世間一般の社長がこの手の強権発動をするとセクハラ・パワハラで告発待ったナシなのだが、猫なので許される。猫すげぇ。
……ていうか、降りようとしたらナナセさんにがっちりホールドされ、「社長はおとなしくしていてくださいね」と猫耳に囁かれてしまった。はい。
……もしかしなくても、実はあんまり信用ねぇな? ご実家の人相手に「どうも、猫です!」ってやらかすと思われてるな?
大事なお嬢さんを社員として預かっている以上、社長としてしっかりご挨拶したいのは山々なのだが……今回は一応、ペットムーブを続ける予定である。今の俺はトマティ商会のマスコットキャラクターなのだ……デミゴッド(※亜神)キャラクターでもある……
ナナセさんが門前で呼び鈴を鳴らすと、中から家政婦さんが出てきた。メイドさんではない。お洋服がメイドさんのものではなく、普段着にエプロン。お年は五十歳くらいか?
「あらあら、お嬢様……! これは、急なお帰りで――あの、何かございましたか?」
背後にブラジオスさんもいるので、「僻地から逃げ帰ってきた!」みたいな誤解はなさそうだが……事前に手紙を出せたわけでもないので、急な帰宅に驚くのは仕方ない。こちらの世界、電話も電信もメールもないし、手紙も届くのに相応の時間がかかる。つまり近所にでも住んでいない限り、事前連絡のハードルが割と高い。
「ただいま戻りました。実は商会のお仕事で、高位貴族の方々への挨拶回りを担当することになりまして――二週間ほどこちらに滞在して、また向こうの本社に戻ります」
おじょうさまだ……(二回目)
使用人に対してもこの丁寧な言葉遣いは、いかにもナナセさんらしい。
家政婦さんは微笑み、門を開けてくれた。
「それはそれは……お仕事の都合だったのですね。旦那様はお仕事中ですが、奥様はいらっしゃいますよ。すぐにお知らせしてきますが……そちらのお客様は?」
「トマティ商会の同僚、ブラジオスさんです。今回の挨拶まわりに同行してくれます」
「ブラジオス・オルディールと申します。急におしかけてしまい、申し訳ありません」
本日のブラジオスさんは初対面の時とは違い、ヒゲも剃って衣服も商人風のさっぱり小綺麗なものに着替えている。年相応の落ち着きもあり、いかにも有能な商人っぽい。食生活が改善して精神的重圧も和らいだためか、目の下にあったクマもだいぶ消えている。
「お嬢様がお世話になっております。中でお待ちくださいな。すぐに奥様を呼んでまいります」
家政婦さんはぱたぱたと邸内に戻っていった。お屋敷で働いている人は多くなさそう。貴族と違ってなんでもメイドにやらせるというわけではなく、奥様や家族も普通に家事をするのだろう。ナナセさんもそのあたりの技能を一通り備えているので、家のお手伝いをちゃんとやっていたことがうかがえる。
ナナセさんに運ばれて応接室に着くと、すぐに奥様……ナナセさんのお母様が出てきた。
娘さんと似た金髪だが、ナナセさんがショートなのに対し、こちらはウェーブがかかったロング。年齢は五十歳でマダム感ある。ナナセさんは末娘なので、ちょっと遅めにできた子だ。
「ナナセ、おかえりなさい。同僚の方もご一緒とか……」
「ええ、こちら、ブラジオスさんです。今回、貴族の方々への挨拶まわりに同行してくださいます」
「はじめまして。ブラジオス・オルディールと申します。ナナセさんには、業務の上でたいへんお世話になっております」
年齢は倍ぐらい違うが、どっちもほぼ新入社員。上司とか部下とかではないので、自然と紹介も曖昧なものになってしまう。
母君はブラジオスさんの存在にちょっと困惑しているようだ。これは否定的な意味ではなく、「トマティ商会の上司?」「まさか社長の偽名では?」という疑念……
というのもトマティ商会の社長、ルーク・トマティ氏は極めて謎が多く、その素性が知れない。どこかの貴族が偽名で設立した商会、なんて噂も流れている。
魔導閥のアイシャさんが後援者に名を連ねているから、ルーシャン様の元弟子と見る向きもあるし、軍閥に属するライゼー様のお膝元だからそっちの縁者、という説も有力。
さらに何故かロレンス様までバックにいるので「もしかして正妃の閥も関係してる?」と見る向きまであり……いったいどこの何トラなのか、謎は深まるばかりである……
しかもこのルーク氏、「魔導師ギルド」と「冒険者ギルド」には登録しているが、商人ギルドには登録をしていない。
これは「商人ギルドを通じて出資を募ったりする必要がない」「資金繰りの支援も特に必要ない」「よその商会との取引仲介も別に……」という、かなり強気で独立性の高いムーブ。
しかし、これにはこちらの事情もある。
魔導師ギルドはルーシャン様が、冒険者ギルドはリオレット陛下が、それぞれ後見人になってくれて「推薦と身元保証」をしてもらえたため、本人不在でもすんなりと書類上の登録ができた。
これは「極秘の国務に従事する人材」をサポートするための抜け道でもあり、冒険者や魔導師のふりをした調査員・間諜などは実際にいるらしい。
しかし商人ギルドは俺とは無縁のお貴族様がトップを張っているため、この手段が使えない。しかも「魔導師なら登録できる魔導師ギルド」「ほぼ誰でも登録できる冒険者ギルド」と違って、取引が絡む商人ギルドは「信用性」をとても大事にするので……猫が行っても門前払いであろう。
一方でライゼー様やナナセさん、ジャルガさんなどはちゃんと商人ギルドにも登録しているので、彼らを通して関わることはできる。去年の採用面接の会場をレンタルしてくれたのはライゼー様だったし、シンザキ商会の末娘たるナナセさんはギルドの幹部達とも顔見知りだ。
――おそらくシンザキ商会&商人ギルド側は、ナナセさんが「トマティ商会に就職する」と決めた時、我々の素性を洗おうとしたはず。
しかし社長は商人ギルドに登録していないし、採用面接をやったのは代理のライゼー子爵だし、掴めた情報はほとんどなく……むしろ「この商会、めちゃくちゃ怪しいな!?」という結論に至ったと思われる。
出資者、後援者が普通ではないので、商人ギルドはむしろ「怖……関わらんとこ……」と考えたかもしれぬが、親御さんはたいへん心配していたはず。
それこそ、こっそり雇った間者をリーデルハイン領まで派遣し、トマティ商会のことをひっそり調べさせる程度には心配していたのだ。(過去形)
……ところで、その「間者」さんであるが。
『ほう、こいつがナナセの母君か。娘に似た器量良しだな』
……我がキャットシェルター内でこの光景を見物しつつ、どら焼きをつまみに豆大福を頬張っておられる。
その食い合わせ、だいじょうぶ? 量的にもかなりきつくない?
……そう、シンザキ商会が「現地調査」を依頼した先は、なんとオズワルド氏の「正弦教団」であった。
つい先日、遊びに来たオズワルド氏から、「お前の実家からうちに、トマティ商会の調査依頼がきてたぞ?」などと聞かされた時のナナセさんは、なんともいえない「うわぁ……」顔で硬直してしまった。
慌てて猫が「にゃーん」と甘えたことで再起動できたが、ナナセさん本人は平謝りであった。
僻地へいきなり就職してしまった娘の身が心配な気持ちはよくわかるので、ルークさん的にはむしろ「いい親御さんだなぁ」としみじみほっこり思ったのだが……娘としては、「亜神様に対して不敬!」「そんなことに無駄金使いやがって!」案件だったのかもしれぬ。親の心子知らずとはこのことか。
怪しい新規商会なのは事実なので、それくらいはしょーがないというか……ぶっちゃけ予測の範囲内だったし、むしろ「情報操作に使える!」と喜んだくらいである。
肝心の調査報告はオズワルド氏の介入で「問題なし」「かなりの優良企業」という方向でなされたので、ナナセさんもこのことについては知らないふりを続ける。親御さんのほうも当然、娘に「調査」を気づかれているとは思っていない。
数ヶ月ぶりの母娘の対面は、互いにちょっぴり隠し事を抱えつつ、傍目には和やかに「元気そうで安心しました」「こちらもお変わりないようで」などとゆるゆる進むのであった。
しばらく不定期で失礼しました! おかげさまで会報8号の加筆が(ほぼ)終わりましたので、8/15からはまた金曜18時の更新に戻ります。
そして三國先生のコミック版・猫魔導師五巻も、来月9月12日に発売予定となりまして……
四巻が出てからまだ半年ちょっとだったので「あれ!? 速い!?」とびっくりしたのですが、どうやら本当らしいです。
店舗特典の有無等は原作者にもまだわからないもので、ぜひ公式情報をお待ちください。
四十度レベルの酷暑が過ぎたかと思えば今度は線状降水帯の発生で、夏休みの時期とはいえ、今夏はなかなか気が休まらない方も多いかと思いますが……どうか皆様、ご安全に。