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122・……戦慄の魔獣を見たったら見た!(ヤケ)


 ――これは余談であるが、『レッサーパンダ』『威嚇いかく』というキーワードで画像検索をすると、世にも恐ろしい画像が大量に出てくる。

 恐ろしすぎて時間の経過を忘れるレベルであるが、猫さんとか犬さんの威嚇は割と普通に怖いというのに、より野性を残しているはずのレッパンさんの威嚇がアレなのはちょっとどうなのか。あざとすぎない?


 戦闘モードに入ると獰猛どうもうだし、人に甘えたりする可愛げもないのだが、しかしあの威嚇ポーズは人を狂わせる。なんならそのまま抱きついて腹に顔を埋めても法律には違反しないのではなかろうか(※危険です)


 さっきまでそんな威嚇ポーズを見せていた落星熊さん二匹は今、大人しくハチ公ばりのお座りをしていた。

 ……あざといな畜生。お前らのそのポーズがどんだけカワイイか、わかってんのかコラ――などと柄にもなく理不尽に荒ぶるルークさんであったが、そうは言っても体格はグリズリー越えの落星熊さん。


 この子達はまだ若い個体で身長も3メートルちょいだが、最終的には5メートルを越えることもある種であり、その重量感は半端ない。またシルエットがレッサーパンダなため、体格に比して頭がでかい。口もでかい。猫とか一口である。怖。


 山の皆様に御迷惑なため、まずはガイアキャットさんを元の位置に戻す。

 心持ち地形が変わってしまったような気もするが、まぁ良い。いや良くはない。良くはないが、必要経費?みたいなものである。


(さて、落星熊さん。私は、この付近にある『ダンジョン』を管理するために来ました。そのダンジョンから漏れ出る『瘴気』というヤバい成分が、近隣に疫病を流行らせたり、山の獣達を凶暴化させたりしている可能性がある――という話を聞き、これに対処するためです。つきましては、継続的な対応のために、その周辺を人が滞在できる場所にして、この山にも道を通したいと願っているのですが……今の時点では、ここは皆様の縄張りですし、皆様のご希望にも可能な範囲で寄り添いたいと思っています。とはいえダンジョンを放置するわけにもいかないので、できれば協力関係を築きたいのですが、どうでしょう?)


(だんじょん……)

(アレだろ、アレ。石でできてるホラ。なんかヤバそうなとこ)

(あ。近くに巣を作ると、だんだん性格変わっちゃうっていう……?)

(うちの母方の爺ちゃん、それですっかり凶暴になっちゃって、みんなすごい迷惑した……)


 落星熊さんは群れを作らず単独で動き回るらしいのだが、家族の縁とかはあるよーだ。あとキミら、威嚇し合ってた割に仲いいな? あれもしかして威嚇じゃなくて挨拶あいさつ? 「がおー。オレはこんなに元気やぞ! お前は?」の意?


(よくわかんないけど、亜神様は我々を食べに来たのですか?)

(ぜんぜん違います。さては話ちっとも聞いてなかったなキミ。まずは弱肉強食の思想から離れて。時代は動いているのです。今や人類は交渉と約束によって成り立つ契約社会。獣の皆さんにそれを強要する気は毛頭ないのですが、余計な争い事は避けたいのです)

(よくわかんない)


 社会性ー。

 価値観も生活感も違うがゆえに噛み合わない社会性ー。

 ……やはり、猟犬のセシルさん達はズバ抜けて優秀なのだと実感せざるを得ない。

 オレは対応をピタちゃんモードに切り替えた。


(えー。つまりですね。貴方達の縄張りを少し、我々に分けて欲しいのです。そして、これからこの地に来る人々を、なるべく襲わないで欲しいのです。もちろん皆様に手を出してくる連中がいたら返り討ちにしてくれていいんですが、無抵抗の、ただ移動するだけの相手とかは見逃していただけると助かります!)

(それだと……エサ食べられなくて死んじゃう?)

(……動物は今まで通りで大丈夫です! あくまで人間! これからこのあたりに来る人間相手の話だと思ってください!)


 割と人類のエゴむき出しな発言であるが、人類を無差別に襲われてしまうと俺も対処せざるを得ない。

 それにしても「誇り高き熊」はどこへ行った……?

「貴様の腹を裂き、はらわたを引きずり出す」っていうさっきのセリフとか、そこそこ高めの語彙力ごいりょくだったと思うんですけど?


(あとまぁ、共存できるようであれば、多少の農作物はこちらからご提供してもいいですし……ドラウダ山地は土が豊かなようなので、畑とか作りやすそうですし)


 野生動物の餌付けはよろしくないのだが、ダンジョンは放置できない。かといって彼らを力ずくで絶滅に追い込むのも、同じ獣仲間としてちょっと……

 今更、どうぶつ王国ルートに回帰する予定はないが、なんとか適切な距離を保った良き隣人という流れに落とし込みたいのだ。正直、そのカワイイ外見にキュンキュンきている事実も否定できない。


 ちなみに事前にお勉強した落星熊さんの生態であるが、「個体は強靭きょうじんだが繁殖力は低め」「メスが子熊を生むのは数年に一度で一匹ずつなため、爆発的に増えることはない」という感じで、これで乱獲される立場だったら絶滅危惧種待ったなしである。つよい子達でよかった。


(とにかくですね。私は皆さんと敵対したくないのですが、この地でやらなければならない仕事があるのです。皆さんの縄張りを荒らすことになってしまうので恐縮ですが……)

(縄張りって、強い獣が問答無用で得るモノでは?)


 ……心底から不思議そうに言われてしまった。

 野生の獣の感覚にはやはり馴染めぬ……ルークさんは所詮、怠惰で温厚な家畜なのだ……


(とりあえず、俺らはその場のノリで生きてるんで……あまり約束とかはよくわかんないです。じゃあね)

(ルーク様も俺らみたいに、好きにやったらいいんじゃないですかね? じゃ、ばいばーい)


 落星熊さん達は、それぞれ別の方向へのそのそと歩いていった。

 ……そうか……そういう感じの生き物か……


 空の上で、俺は腕組みをして考え込んでしまう。


「うーーーーーーん……話が通じないわけではないですし、敵対しそうな感じでもないんですけど……なんかこう、テキトーにスルーされた感じですねぇ」

「野生の獣なんてそんなもんですよ。危ないと思ったらそもそも近づいてこないでしょうし。とりあえず道とか砦を作った後で、『ここに近づいたら殺す』ぐらいに脅しておけばいいんじゃないですか?」


 アイシャさんもなかなか物騒であるが、この件に関しては、彼女の見識のほうが正しいかもしれない……あわよくば味方に引き入れたかったが、そういう感じではなさそうだ。


 ウィル君が首を傾げた。


「ルーク様は、落星熊を従わせようとしたのですか? それとも……」

「とりあえず事情を説明して、これから来る人間を襲わないよーにとお願いしました」

 

 ウィル君、ちょっと困ったよーなお顔である。かおがいい。


「……的外れな私見かもしれませんが……野生動物に、そういった難しい話は通じないのではないかと思います。そもそも彼らは、おそらく『人間』を見たことすらないのでは……?」


 ……あっ。


「人間を知らない獣に『人間を襲うな』と告げたところで、理解はできないでしょう。せめて我々が実際に姿を見せれば、もっと違った反応があるかもしれません」


 ド正論である……!


 俺は自分のアホさ加減に呆然とした。

 今まで俺が話してきた獣達は、猟犬のセシルさんや飼い猫のモーラーさん、エルフ達と仲の良かったピタちゃんなど、最初から人間社会に適応済みの獣達であった。

 しかし、ドラウダ山地の落星熊さん達はそうではない。


 人類側は落星熊の脅威を書物などに記し、知識として後世に語り継いでいるため、「人にとっては印象深い獣」だが――熊さん達に『記録』や『伝承』などという知識の継承手段があるはずもなく、個体単位での遭遇経験がなければ、当然、人間のことなど何も知らぬだろう。


 何度も転生している猟犬のセシルさんが異常に物知りだったせいで、俺もすっかり『それがふつう』と思い込んでしまっていたが、あの熊さん達には、たぶん『人間って何?』というそもそもの前提部分が欠けていた。

 それでもなんとか会話っぽくなったのは、『獣の王』の高性能翻訳機能のおかげか……

 実際にはもっと「何?」「なんの話?」「よくわかんないなコイツ」という心の声が大半を占めていたものと思われる。


 初手で間違えてしまったが、これは次に生かせる反省材料だ。失敗を引きずらないのはルークさんの長所である! 忘れっぽいだけかもしれぬ。


「では、気を取り直して……ダンジョンの位置を確認しましょう。今、落星熊さん達からもちょっと気になる情報を得ました。なんでもダンジョンの近くに巣を作ると、落星熊さんも凶暴になってしまうそうで……おそらく瘴気の影響だと思われます」


 リルフィ様がわずかに目を伏せる。


「……瘴気を長く浴びるほど、凶暴化が進むのなら……もっとダンジョンに近づくと、話の通じない魔獣も現れそうですね……ルークさん、気をつけてください……このあたりには、呪詛鷹カーズドホークという大型の鳥もいます……」

「危険性はともかく、その子もけっこうカワイイ感じだったりしますか……?」


 悪名高き落星熊さんがアレだった以上、その可能性は捨てきれぬ。でっかいシマエナガみたいなのが「呪詛鷹です♪」みたいに出てきたらたぶん俺は正気を保てない。あと鳥さんには「獣の王」が通じないため、襲われたら話し合いの余地もない。


「いえ、呪詛鷹は……かわいくはないですね。普通の鷹よりも顔つきが不気味というか、怖い印象です……」

「人相っていうか、鳥相悪いですよねぇ……頭付近の模様が傷っぽく見えるせいで、ならず者感がすごいんです。眼が赤いのが不気味、って言う人もいます。基本的には夜行性なので、昼のうちは大丈夫なはずなんですが……巣が襲われたりすると昼間でも襲いかかってきますし、木こりが気づかずに巣のある木を切っちゃって、よく被害に合うんですよ」


 ……道路整備中の伐採には要注意、ということか……

 さっきガイアキャットさんを出した時もギャアギャアと鳥さんの騒ぐ声が聞こえたが、たぶんあの中にも混ざっていたのであろう。

 我々は姿を消しているので攻撃されていないが、工事中は出会い頭の事故に気をつけたい。


 地図に起伏の書き込みをしながらゆっくりとルートの確認をして、数分後――我々は目的地に辿り着いた。

 眼下には濃いめの森しかなく、木々の枝葉に邪魔されて、迷宮の入り口は視認できない。

 降りる前に、また車座になる。


「道中、これといった難所はなさそうでしたね。馬車だときつそうな斜面は少しありましたが、崖とか滝とかがなかったのは助かりました」


 ブルトさんが頷く。


「そうですね。ただ、思った以上に森が深いです。適当な道を作ると、すぐに植物に侵蝕されそうで――それと、ルート上には少なかったんですが、遠くを見るとけっこう岩場があります。石切場にちょうど良さそうなんですが、あんまり開発する気はない感じですか?」

「いえ、使って問題なさそうなものは使う予定です。やりすぎると不審がられるので、最初に作る拠点は『遺跡』っぽく偽装して、『昔からありましたけど?』みたいな設計にする予定です。迷宮の周辺にも、将来的には村とか町とか必要ですよね?」

「そりゃ、可能ならあったほうがいいです。空からならあっという間でしたが、リーデルハイン領はやはり遠そうですし……この距離を移動して、そこからさらに迷宮へ挑戦、さらに帰路も歩くとなると、ベテランでも二の足を踏むと思います。平地にある『古楽の迷宮』のほうが便利なのは間違いないんで、よほどおいしい資源が見つからない限り、ほとんどの冒険者はあっちに流れるでしょう」


 次いでバーニィ君も口を開いた。


「あと、挑戦者の少ない迷宮は意外と敬遠されやすいです。財宝があるかも、っていう利点以上に、情報が少ない、他のパーティーとの連携がとれない、内部で足止めされた時に救援を期待できないっていう命がけのデメリットが大きいんで……冒険者の心得としては、『まず生きて帰る』ことが第一ですし、この迷宮もまともに冒険者が来るまでには、そこそこ期間が必要だと思います」


 ゴールドラッシュみたいに「やれ急げ!」と殺到するものではないらしい。

 実際、『古楽の迷宮』にも再構成という仕組みがあり、そのタイミングで財宝が一新されるわけだから……わざわざこっちに来なくても、利便性のいい迷宮で再構成直後を狙ったほうがリスク管理をしやすいのだろう。


 つまりここに冒険者を呼び込めるか否かは、これから構築する環境の快適性にも左右される。

 シィズさんも小さく手を挙げた。


「近くに水源が見当たらないのも気になります。ふもとのリーデルハイン領は池や川が多い印象でしたが、このあたりは渓流から遠そうなので――山で井戸を掘るとなると深くなって大変ですし、どこかで湧き水を確保したいですね」

「ルーク様の魔法で地形をいじれるなら、いっそ小川を作ってもいいかもしれませんよ。砦の周囲に堀を作れると、野生動物との境界線にもなります。山奥にそんなものがあったら不自然ですが、遺跡に偽装するなら開き直ってもいいかと思います」


 と、これはハズキさんのご意見。

 こういう変化の目立つ作業は、公式の調査隊が派遣される前に仕上げておく必要があるだろう。

 ライゼー様からトリウ伯爵へ送る報告書の内容も、これから整備される外観を踏まえたものになる。


 さて、いよいよ迷宮入り口の確認だ。

 サーチキャットで周囲を警戒しつつ、ウィンドキャットさん達を森の中へ降下させると――

 そこは昼でも暗く感じるほどの、鬱蒼うっそうたる空間であった。

 足元は悪い。大きめの岩がそこそこ多いのだが、その上に大量の木の根がヘビのように絡みつき、ここに倒木が加わってカオスなことになっている。

 平坦な場所が見当たらないほどごっちゃごちゃな上、そこかしこに生えた苔は明らかに滑りやすく、もう一目見ただけで「……近寄らんとこ……」となる外観。樹海感がさらにマシマシである。


 転生直後に俺が放り出された森の中は、ここに比べるとまだハイキングコース感があった。ここはもう道がどうこう以前の地形である。

 クラリス様やリルフィ様はすってんと転んでしまいそうだし、ちょっとウィンドキャットさんの背から降りる気になれない。


「……ビーラダー様は、どうしてまた、よりにもよってこんなところに迷宮を……」


 俺のそんな呟きに、ウィル君とリルフィ様が控えめに応じた。


「きっと、ビーラダー様が迷宮を作った後で森が広がったのでしょうね。なにせ四百年近くも昔の話ですから」

「それに……瘴気が溢れやすい場所に、その対策として迷宮を作ったそうですから……場所は選べなかったものと思います……」

「あー、それもそうですねぇ。それに、古楽の迷宮はちゃんと稼働してたわけですし、こっちは予備みたいな感覚だったのかもしれませんね」


 クラリス様がしきりに周囲を見回した。


「それで、肝心の入り口はどこにあるの? 見当たらないよ?」

「サーチキャットさんによると、もうちょっと先、あっちの木の裏側に、石碑と入り口があるそうです。足元が悪いので、このままウィンドキャットさんに乗っていきましょう」


 ふよふよと微速前進で二列に並び、ものの数秒で、我々は迷宮の入り口へと到達した。

 

 そこには鬱蒼たる木々に囲まれた、十畳間ほどの広さの「石の祭壇」があった。

 周囲より少しだけ高くなっているために「祭壇」と表現したが、中心部には石造りの蓋がされている。

 その蓋の下には、おそらく地下へと続く石段がある。脇には石碑もたっていたが、こちらは完全に苔むしてしまい、文字は読めない。


 ブルトさん達が、「おお」とどよめいた。


「本当にあった……まだ封印が解けていない、完全に新規発見の迷宮か……なぁ、シィズ。あっちの石碑に魔導師が魔力を注ぐと、そこの石扉が開くんだよな?」

「ええ、でも……今はまだ、やめておいたほうがいいわ。発見したばかりの迷宮は内部に魔物が多いはずだから、不用意に扉を開けると外に出てきやすいって、書物で読んだことがある」

「工事中に敵が出てきたら面倒ですよね。気にはなりますが、迷宮は逃げませんし、後回しにしましょう」


 と、これはブルトさんとシィズさん、ハズキさんからのご助言である。

 そういえば『古楽の迷宮』も、わざわざ入り口に立派な砦を建て、衛兵を常駐させた上で周囲を空堀で囲んでいた。

 基本的に、強い魔物は瘴気の濃い深い階層を好むため、上まで上がってくることはほとんどないらしいが……逆に言うと、弱い魔物はふらりと出てきてしまうこともある。

 冒険者が頻繁に入っていればそんなことは起きないのだろうが、ここは人跡未踏の地。ヘタに蓋を開けて、魔物が山野に解き放たれるよーな事態は避けたい。


 アイシャさんが周囲の木々をぐるりと見回し、軽く肩をすくめた。


「しっかし、これ……想像以上に森が深いですね。ルーク様、これ全部、伐採するんですか? けっこうな手間ですよ」

「んー……手間は大丈夫ですが、せっかくの木材ですし、有効活用したいところですよね。木材として使える木なんでしょうか」


 木の種類がよくわからぬので、木材に使えるかどーかがまず怪しい。とはいえたきぎにはなるだろうし、俺にとっては『コピーキャット』用の素材にもなる。

 ただ、おやつとして考えると――一生かかっても食いきれない量になりそうなので、ここはやはり木材としての活用に期待したい。

 ブルトさんが手近な木に触りながら、耳寄りな情報をくれた。


「ここらに多いのは、ツガの仲間みたいですね。割れやすいんで、薄い板材に加工するのはちょっと微妙なんですが……厚みを確保すれば家具にも使えますし、柱にする分にはそこそこ頑丈です。ただ、湿度が高いと腐りやすいんで……使う場所にはちょっと気をつけたいですね。特に、雨ざらしにするとあっという間に劣化します。あと……細かく砕けば紙の材料にもなりますんで、ペーパーパウチ? とやらにも流用できるかもしれませんよ」


 これは良いことを聞いてしまった。

 ペーパーパウチの根幹はテングサに似た水草なのだが、製造時には一般的な紙用のパルプも混ぜるため、確かに使えそうである。

 瘴気を浴びている木々なので、食品の風味を損なわないかという懸念はあるが……まぁ、不向きであれば建材としてのみ使えば問題なかろう。


 ともあれ、迷宮の入り口に到達した我々は、冒険者達にとって使いやすい拠点作りの第一歩として、まずは周辺の状況確認を始めたのであった。


(22/11/13追記)

コミックポルカ、ピッコマに続き、ニコニコ静画でも漫画版・猫魔導師の第七話前半が更新されました!

こちらは約一ヶ月の期間限定になりますので、お早めにーノシ


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― 新着の感想 ―
[気になる点] レッパン 威嚇 これで検索すると4番目くらいにこの回が出てくるのですが…(戦慄
[気になる点] 以前「森の熊さん達と合流して人類を討伐するルートにはいかなかったんですねぇ。」って、超越猫さんに言われてましたけど。 ここのレッパンと合力してそのルートに入るとか、相当人間側が非道しな…
[良い点] でっかいシマエナガみたいなのが「呪詛鳥です♪」みたいに出てきたらたぶん俺は正気を保てない。 あはははは。あはははは。
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