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二本松義国

 わしは畠山義国。二本松畠山の当主で、本来なら畠山家の宗家であったはずじゃ。

それが今では隆顕の、田村家の一配下の畠山家の当主か。


 我が畠山と田村は長年揉めておったはず。

家格も我が家が上なはず。

田村に従うなど屈辱なはず。

しかし何故じゃ。


 全く悔しくない。


 それもこれも、隆顕めのあの言葉のせいじゃ。

わしは、


 田村隆顕と言う男の言葉に心酔してしまった。

不思議な物じゃ。こうなると以前の悪感情など微塵も無く、あるのはただ田村の為にと言う思いだけ。


 よし、わしも腹を括ろう。

いつまでも名門意識に浸っていても仕方ない。

畠山の名を捨て、田村家の為この身を捧げよう。


 わしは二本松義国。これより二本松は隆顕様が槍じゃ。

 

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