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よくあるプロローグ(途中で放棄)
俺の名前は畠山義彦。日本史が好きな野球部の高校三年生。ベンチ入りもできないレベルの。
一応二本松畠山氏の末裔らしい。
畠山の末裔なんて言っても、現代で得する事なんてこれといってなく、強いて言うなら歴史の授業でご先祖様の名前が出た時に、先生が「義彦のご先祖様だぞ〜」なんて言って煽られて、そん時ちょっと「お─」ってなるだけ。
俺も含めてその後の展開知ってる奴らは微妙な空気になるけどね。
伊達政宗にやられました─。ち─ん。
政宗このやろう!
その後も少─し出てはくるけど、だいたいこれでご先祖様の出番終わり。
伊達の子孫がいなくて良かったぜ。
そんな感じでどこにでもいる普通の高校生として日々慎ましく生活して・・・
「義彦─! どうせ受験勉強もしてないんだからさっさと寝ないと、明日こそ起こさないからね─! 毎日寝坊ばっかりして─!」
いやちょっとお母さ─ん! 俺今めっちゃ一人語りしてんじゃん。
入り掴むの頑張ってんじゃん!
何で邪魔するかな─。まだとちゅ⋯⋯
もういいや寝よ。