神のライン(詩)
一緒に、草むらに横たわって
静かに瞳を眺めれば
そこに、神は存在している
太陽のひかりが、体を照りつくし、風は、優しく髪を撫でてゆく
閉ざされた心を開いて
大地の抱擁に身を委ねる
この場所には、悪魔は存在しない
弱点をさらけだして、
群衆からはなれたこの場所で
涙はもう流さない
善人と悪人の間に生まれて
人生の苦しみとサイクルに飲み込まれて
だれかに救って欲しくて
孤独感のなかに、笑顔を忘れてしまった
美しいその瞳のなかに、
神は、際限なく愛してくれる
神は、終わることなく想ってくれる。
神は、無限に尊厳を与えてくれる。
神は、深く底なしに守ってくれる。
その瞳の中に、それを見る